「ドラゴンゲート」(17日、神戸ワールド記念ホール)
地元神戸での年に一度のビッグイベントで、望月成晃がオープン・ザ・ドリームゲート王座の3度目の防衛に成功。超満員の観衆9400人の前で王者の意地を見せつけた。「あいつは華麗な蹴りが得意。ちょっとマネをしたら、体力を使って後半はきつかった」。あえて、ハルクの得意技にこだわった。最後は挑戦者の顔面へ三角蹴りから、片エビ固めで勝負を決めた。
ドラゴンゲート最大の大会でメーンを張るのは05年以来、6年ぶり。「独特の雰囲気がある。普段はプレッシャーを感じないが、きょうは違った」。キックと関節技の消耗戦を克服できたのは、そんな気合だった。
次戦を勝てば、タイトル最多防衛記録に並ぶ。「4回では並ぶだけ。先を考えている」。今年で41歳になる望月は「防衛して来年の後厄を迎えられるように、中年の意地で頑張る」と、王者君臨を“厄よけ”とする。
ソーシャルブックマーク・RSS・twitter・Facebook