霧島連山の新燃岳に近い宮崎県都城市は、台風6号に伴う大雨で土石流が発生するおそれがあるとして、460世帯900人に避難勧告を出しました。
台風6号の接近を受けて、宮崎県都城市は18日午後3時から災害対策本部会議を開きました。その結果、新燃岳の噴火で大量の火山灰が降り積もった地域で土石流が発生するおそれがあり、夜、暗くなってから住民に避難を呼びかけるのは危険だとして、午後6時に吉之元町と御池町のすべての世帯と、高野町の一部の世帯の合わせて460世帯900人に避難勧告を出しました。都城市は▽旧夏尾保育児童館、▽吉之元小学校、▽それに西岳地区体育館の3か所に避難所を開設し、住民に速やかに避難するよう呼びかけています。都城市の長峯誠市長は「台風の勢力が強く、雨足が強まるのが真夜中という予想が出ている。暗くなってからの避難は危険なため、早めに避難勧告の判断をした。台風の速度が遅いため、避難勧告の解除はあす判断したい」と話しています。