PerfectAlchemist |
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ハァハァ 一体どうなってやがる!! 俺がいったい何をした!!なぜあんな見たことも無いような奴らに追われなければならんのだ!! 「くっそお!ワケ分かんねえよ!誰か助けて HELP ME!!」俺の声はむなしくも俺と黒づくめの男たちだけの誰もいない街に響いた。 気が付けばもう夜明けだ。俺はこのワケ分かんねえ奴らと一晩中鬼ごっこをしていたことになる。昨日の昼にはまだたくさんの人がいたのに今となってはもう抜け殻のようになってしまった。それもこれもすべて奴らのせいだ。突然この街にやってきて、どちらさまでしょうか?というような内容の言葉を発した長の腕をひねり、こいつじゃないとか言って長を消してしまった。その後次々と街人達を消し、ついには俺だけになってしまったというわけだ。 おっと、自己紹介がまだだったな。 俺の名は 駆上 龍悟 (かけあがり りゅうご) 18歳の高校三年生。大して名の知れてない私立高校に通っている。その学校には俺の彼女や親友やライバル?と呼べる存在がいた。だが・・・どういう仕組みかさっきもいったように次々と消されてしまった。あいつらとの思い出はこの三年間で数え切れないほどあったというのに・・・しかしおれにも思い出している時間はない。この瞬間にも俺は武装した奴らに追われているのだから。 もうだいたい撒いたみたいだな。最初は20人くらいいた奴らも今では5,6人くらいだ。これくらいならもう大丈夫。スピードを上げて撒いちまおう。−ヒュンー「ヒョアアア!!」銃弾が俺の頬を撫でる。血が噴き出す。痛くはないが、熱い、しかし。かまってられるか。俺は傷口を拭いもう一度足り出す。横目に奴らを振り返る。「お おい待てそれは死ぬ やめろ!」 奴らはそれぞれ思い思いの武器を構えていた。 ピストルを構える男、どっから出てきたそれ?というようなこん棒を振り回すチビ。等々しかも、最悪だ。行き止まりだ・・・いや、生き止まりというべきかwww 笑ってる場合じゃねえよ 俺のアホ!! 俺はどうやら壁と背中合わせで死ぬ運命だったらしい。 俺はとっさに記憶をさかのぼるそこから聞こえてきたのは、まぎれもない死んだ親父の声だった。ー龍悟、お前には特別な力がある。先祖代々長男だけが受け継ぐ一子相伝の力だ。もし、死ぬほどピンチなときがきたら、力の限りその場にある何かを叩けいいか?説明するのは難しいから、その場で覚えろ。いいか?右手だぞ?わかったか?必ずお前の助けになる。− 今それを使ってみる時だよな親父、ん?右手?オイオイ待てよ奴らはその俺でさえ今思い出したその力とやらを知っていてそれを追いかけてきたってわけか… じゃあ、街の人々が消されたのも俺が原因ってことかよ・・・俺のせいで彼女やあいつらは消されったってのか? 「ちっくしょう!!!!」 俺は背中にあった壁を力の限り叩いた。 サァーーーーーーーーー 一瞬すごい光が俺を包んだ。 まぶしくて目を閉じてしまった。 次に目を開くとそこにはいつの間にかボコボコになっておびえている奴らとあの壁と同じ材質で作られたハンマーと同じく壁の材質で作られた鎧を身に着けていた。力の内容も分からないまま気にせずに攻撃を浴びせようとした瞬間だった。 ーパチパチパチパチー 拍手が聞こえた 第一章 あれから何もないいつもの生活が戻ってきた。人々は解放?されたし記憶もその時のもんだけないようだ。しかし、俺の生活はすべて今まで通りとはいかなくなっちまった。毎日毎日あるグループから勧誘が来るようになっちまった。誰からかって?あの時の奴らだよ。 そういえば皆あの後のこと知らなかったよな。よし、説明しよう。 ーパチパチパチパチ 「いやいや、素晴らしい戦いだったよ諸君」 と言いながら奴らの間を通り抜け(正確には奴らが道をあけた)現れた俺と同じくらいの若さの青年がこちらを見ながら付け足した。 「もっとも君は逃げている時間のほうが12時間ほど多かったが。」 ??12時間だと?今は朝の4時だぞ?? 奴らが来たのは昨日の午後2時30分だったよな。 んで、街の人々を消して俺を追いかけ始めたのが午後3時00分だったのだからずっと逃げ回って12時間ってことは1時間空白だったってことか?その1時間何があったんだ? 待てよ・・・俺が壁を叩いてからの記憶がないのはなぜだ? なぜ奴らはボロボロだったんだ?考えればすぐに答えが出る。俺がやったんだ。たぶん。奴らのおびえようはたぶん俺がそれほどに奴らをぶちのめしたってことだな。 「考えているところ悪いんだが、君、僕たちの仲間にならないか?」 ・・・ハァ? 今まで散々俺を追い回した奴らの仲間になれと? 「もちろん報酬はたんまりと出すが、君の力に相当する報酬なんて払えるのかは分からないが」 「え?なに?俺は金で街人を、仲間を、恋人を消した奴らの仲間になるとでも?見くびるなよ。俺はお前らなんかの仲間にはならない。」 「そうか、残念だ君の返答しだいでは傷つけない方法もあったというのに」 「ハッ!何で俺が負ける前提なんだよ!かるーく勝つかも知んないぜ。お前みたいなやつにはな!!」 「どうあっても君は僕と戦うつもりらしいな」 「けっ 後で泣いたってしらねーぞ」 「剣を」 「ハッ」 奴らの一人が剣を差し出す。 俺は財布から小銭をあるだけ取り出す。 軽く小銭に力を込める、みるみる形が変化し日本刀になった。 ほう。思ったものができるのか、そいつあ楽でいいや。キレ味を確認するために俺はそこらにあった石を切ってみた。まるで豆腐のようにキレる。何てえキレ味だよ全く・・・ とにかくもう時間はくれないらしいいかにもゲームに出てきそうな構えで臨戦態勢に入っている。 俺も一応構えをとる、戦いには結構自信があるんだ。 ・・・不良じゃないよ 「来ないならこっちから仕掛けるよ?」 「いいから来いよ」 「じゃあ行くよ」 ・・・消えた いや速すぎて見えないの間違いか? その瞬間俺は腹に激痛を感じた、切られた! 何だ?全く見えなかったぞ?? ピストルで撃たれ、しかも一晩中走り続けた時とは違う痛い倒れそうだ。しかし倒れないぞ。倒れたらたぶん俺はつかまり。連れて行かれてここは死の街になるだろう。だから倒れない俺は負けない。奴を倒して街の人々を解放させる。そう心に誓った。 とりあえずせっかくだしこの刀を使おう。 「どうしたんだい?ついて来れないのかい?」 「けっ、ちょっと油断しただけさ。ほらもういっちょ来いよ」 正直避ける自信も無ければ勝自身も無い。 無謀だしかし、やってみるしかない。 ・・フッ また見えなくなった。 すべての感覚を視覚に注ぐ、???何だこれは?電磁波?そうか 俺には電磁波も見えるのかあいつは・・・ そこか!!! ドスッ 俺がとっさに剣を置いた場所にあいつが向かってきた。ん?おかしいな?電磁波じゃないのか?未来?未来か!!だからあいつがどこに来るかわかったんだ。どういう一族の末裔だよ俺はwww とりあえず俺は勝ったらしい。 奴らがあいつに近寄る 「白銀様大丈夫ですか?」 チビの手から緑の光が放たれる。 傷口が癒えていく。 どうなってんだよこの世界は。 誰だよ魔法なんてないとか言った奴は? どうやらあいつの名は白銀らしい。 傷は治ったようだ 「おい!白銀とやら!街の人々を解放しやがれ!」 「いいだろう。君は強い。だからこそ仲間になってほしいのだ。君のお父さんの頼みでもある」 「親父の頼み?」 「そう 我々の仲間がボスとするのは君のお父さん 駆上 龍巳 (かけあがり たつみ) なんだ だから君の力はお父さんと同じだろ?私は君の力もだが人間性にも大いなる期待を抱いている。君は金などでは動かないと信じていたよ」 「親父の頼みか・・・考えさせてくれ」 「そういうと思い猶予をもらっておいた3週間、君の返事を待つ」 「分かった、ありがとう」 「いい返事を待っているよ」 「あ そうだ 黒須 下の名は?」 「大虎 白銀 大虎(しろがね たいが)だ。それとこちらとしても働いているところを見せないといけないんでね、毎日君の所へ使いの者をだすよ」 「勝手にしろ。とにかく皆を解放してくれ。」 「オイお前たち街人の記憶を消して解放しろ。」 「了解です黒須様。」ー と、まあこんな感じだ 。 つーわけで今オレの周りには性質の悪い悪質な勧誘が来ている。 「おーい、龍悟ぉ!」 聞き覚えのある声、いやこれはまぎれもない彼女の声だ。 「やっと見つけたぁ。もう、この三週間どこ行ってたのよ?」 周りの奴らには目もくれず俺のところに走ってくる彼女の名は、 風見鳥 朱雀 (かざみどり すざく) 「それは、こいつらと鬼ごっこしてた。」 「何よソレェ!!」 「勧誘だよしつこい勧誘。」 「そうなの?」 「ああ」 「へぇなるほどねぇ。じゃあ眠っててもらおうよ。」 「・・・?」 俺が何が何だか分からないうちに彼女の長い脚が奴らの頭を一蹴した。 「さ、これで一緒に買い物に行けるね?」 彼女は半ば強引に俺の腕を引っ張って行った。 周りの目を気にしない彼女は、俺の自由を奪い新しくできたショッピングモールに入った。 中にはスポーツ用品売り場や食品売り場、雑貨や文房具など結構楽しそうな店がずらっと並んでいたのだが、彼女に腕をとられている今入りたいなんて言えない。彼女は迷わず俺が一番興味ない婦人服売り場へ直行した。 30分後 「ねぇ これなんてどうかしら?」 「うわあああ!」 「どうしたのよこれくらいの露出で」 へそを出しミニスカにジーンズと同じ素材でできたジャケットの下に白いTシャツだけの彼女は俺にはまだ刺激的すぎたが、なんとか 「すごく、似合ってる」 とだけ言えた。 それを聞いて彼女は 「これ下さい」 と言った。 値段を見るとなんと13000円もしやがる。 これを彼女にはらわせるなんて俺にはできなかった。 笑顔の彼女と空っぽの財布、笑えない、 「やっぱり高かった?ごめんね」 ここで言ったらアホだ 「いやいやそんなことないよ?」 「そう?」 「うん 大丈夫だって(笑)」 「あのさあ?」 「ん?なに?」 「もしよかったらだけどさあ?」 「なに?」 「今度の日曜 映画見にいこ?」 今度の日曜って返事出さなきゃいけない日じゃねえか!! 「いいよ」 俺のバカァ!!! まぁいいだろう、その日のうちに返事だしゃあいいだけだしな。 「やったあ!!実はもうチケット取ってるんだぁ」 断れないって知ってたな。 |
stijil p3163-ipbf706aobadori.miyagi.ocn.ne.jp 2011年07月09日(土)22時14分 公開 ■この作品の著作権はstijilさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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2011年07月18日(月)19時10分 | stijil | 作者レス | p3163-ipbf706aobadori.miyagi.ocn.ne.jp | |||
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チュー学生さん 絵文字めんどくさいから省略 あなた以前にも何か書きましたか? 私は見ていないのですが・・・ それにmasterさんも消した覚えはありませんしそもそも消せるものなのですか? つーかさああんたワケ分かんねえ言いがかり付けてんじゃねえよ! オイコラ!あぁ!てめえ調子こきやがっててめえ何か書いてんのか? ハゲこの野郎おい! 自作自演ってなんだよおい 俺にもfighterさんにも謝れよオイ!!!!!! それに見たらお前どこにも書いてねえじゃねえかよ ハゲ なめた口ききやがってなぁ? そうやって人を気分悪くさせるのは楽しいか?じゃあオレも楽しんでやるよ |
2011年07月18日(月)16時53分 | チュー(゚3゚)学生 aVHtjNq00Y | -30点 | wb67proxy07.ezweb.ne.jp | |||
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masterさん(第一人格)と私の書き込みは消されたんですね。 fighterさん(第二人格)が残っているのは、評価をマイナスにしたくないからですか? 他人を装い(作者と感想者が同一IPで自演バレバレ)、自分で自分に「楽しんで読めました頑張って」とか書いて楽しいですか。自尊心は満たされましたか。 |
2011年07月13日(水)08時43分 | fighter | +50点 | p3117-ipad301aobadori.miyagi.ocn.ne.jp | |||
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主人公の思いや考えがこちらにも伝わってくるような描写ですごく楽しんで読めました。 課題点も多いですが、これからも頑張って作品を仕上げてやってください バトルシーンがもうちょっと書ければいい出来になると思います
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2011年07月09日(土)22時54分 | スナドリ 4.XylJx6cE | -20点 | zaqd378a8fb.zaq.ne.jp | |||
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スナドリです。 正直いまして、最後まで読んでません。というのも小説は適当に文章を書き連ねればいいものではなく、ちゃんと文章作法を守らなければなりません。すべて指摘していたらきりがないのですが、ひとつだけ。文章の冒頭は一マスあけるのが決まりです。これは小学校で習うことかと思います。 それ以外はこのサイトの第二研究所をみてください。 先ほど最後まで読んでいないといいましたが、その理由はもうひとつあります。それはこの小説には読者を楽しませようとして書かれた痕跡が全くないからです。 作者が頭に思い描いたことをそのまま書いた時点で、読者は理解できませんし、進んで理解しようというお人よしはそうそういません。作者だけが読んで楽しい小説になっています。 せっかく書いた小説ならば、多くの人を楽しませるようがいいではありませんか。にもかかわらず、この小説は「作者のためだけの小説」です。stijilさんがそれでいいのであれば仕方ありませんが、もし「読者を楽しませる小説」を書きたいのであれば、読者に伝えるとはどういうことかを念頭においてこれからもがんばってください。 以上スナドリでした。
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合計 | 4人 | 10点 |
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