2011年7月18日 18時51分 更新:7月18日 19時12分
【ソウル西脇真一】韓国誌「月刊朝鮮」は18日発売の8月号で、北朝鮮による拉致被害者、田口八重子さん(行方不明時22歳)が最近、横田めぐみさん(同13歳)の夫だった韓国人拉致被害者らと共に平壌近郊の一地区に移住させられ、厳重な管理の下に置かれていると報じた。こうした情報は、日韓の当局にも通報しているという。また、田口さんは現在、病気で入院中だという。
韓国の拉致被害者家族団体の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表の話として伝えた。報道によると、それまで別々に暮らしていた田口さんらは、今年5月中旬に平安南道平原(ピョンアンナムドピョンウォン)郡の一地区に移住させられた。居住地は一般人の出入りが厳しく制限されている。また、元々体調の優れなかった田口さんが最近、北朝鮮の幹部用病院に入院したという。