東京中日スポーツ 55周年企画
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【ゴルフ】野村敏京がトップ並ぶ2011年7月17日 紙面から ◇スタンレーレディス<第2日>16日、静岡・東名CC(6500ヤード、パー72)▽晴れ、気温32・3度、風速4・4メートル▽賞金総額9000万円、優勝1620万円▽107選手(うちアマ5人)▽観衆4032人 5月の中京テレビ・ブリヂストンレディスでプロデビュー戦Vをやってのけた野村敏京(18)が1イーグル、5バーディーのベストスコア65をマーク。通算10アンダーまで伸ばして、有村智恵(23)=日本ヒューレット・パッカード=と並ぶトップに立った。日韓ハーフの野村、今まさに伸び盛り。宮里藍を抜く「最年少ツアー2勝目」がかかっている。 初出場を果たした前週の全米女子オープンでは、予選通過したものの下から5番目の64位フィニッシュに終わった野村。かなりへこんでの帰国かと思いきや、この18歳、まったくくじけちゃいない。「世界ランク1位」を目標に掲げる大物新人。早くもプロ2勝目へ王手だ。 全米での不調から立ち直った秘密は「私のロールモデル(手本)」というロリー・マキロイのスイング写真。「どうして飛ぶのかとか、なんで曲がらないボールを打てるのかって考えながら、ず〜っと見てた」という。そのイメージを描いてクラブを振るうちに「全部左に行っていたショットが直りました」とか。 この日は序盤からビタビタとショットをピンに絡め、7番までに4バーディー奪取。前日有村がアルバトロスを記録した8番・503ヤードのパー5では、ティーショットを残り154ヤードまでかっ飛ばし、7番アイアンでピンそば90センチに。楽々イーグルを奪ったが「心の中では『あ、これ入ったな』と思ったんですよ。だから『もったいな〜い!』って言っちゃった」 1年前は片言だった日本語も、今はペラペラ。「疲れがたまってたのか昨日の朝まで体調がおかしかったけど、2日間でスポーツドリンク5リットル飲んで治りました。今は元気。まだ若いから」と笑わせると、インタビュールームの出口で「明日も会えるように」と報道陣に笑顔をふりまいた。 最終日が18歳234日目。勝てば宮里藍以来ツアー史上2人目の『18歳で2勝目達成』、その18歳262日を抜く『最年少2勝目』記録となる。 (月橋文美) PR情報
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