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電力需要、緊迫の「7・20」 夏休み入りで冷房使用増 昨年は18%急増
2011.7.18 08:16
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全国各地で原子力発電所が停止し電力不足が深刻化するなか、例年、大半の学校が夏休みに入り、電力需要が一気に跳ね上がる7月20日を迎える。家庭やレジャー施設などの冷房需要が増えるためで、昨年の東京電力管内では最大電力使用量が前日の19日から約18%も急増し、関西電力管内では約22%増に達した。政府や電力各社は、改めて節電への協力を呼びかけると同時に、熱中症への注意も喚起し、“緊迫の夏”を乗り切りたい考えだ。
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供給超す恐れも
「例年より梅雨開けが早く、すでに使用量はじわじわと増えている。節電効果を考慮する必要もあり、どこまで最大電力が増加するのか読み切れない」
経済産業省資源エネルギー庁の担当者は、“Xデー”を前に神経をとがらせている。
記録的な猛暑となった昨年、関東地方は7月17日に梅雨明けし、東電管内の20日の最大電力は5726万キロワットと、前日の4870万キロワットから856万キロワットも急増。23日には昨夏の最高記録である5999万キロワットに達した。
今年の関東の梅雨明けは平年より12日も早い9日。1日から大口需要家に15%の節電を義務づける使用制限令が発動されたが、気温に合わせ最大電力もグングン上昇し、15日に4627万キロワットを記録。17日は休日にもかかわらず、4290万キロワットに上った。
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