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【大リーグ】

松井惜しかった…あと1mで 日米通算500号だったのに…

2011年7月18日 紙面から

エンゼルスとのダブルヘッダー第1試合の8回、右越え二塁打を放つ松井(共同)

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 【オークランド穐村賢】500号まであと1メートル−。日米通算500本塁打まであと1としているアスレチックスの松井秀喜外野手(37)は16日(日本時間17日)、エンゼルスとのダブルヘッダー第1試合の8回に、ビデオ判定にもつれ込む、柵越えまであと1メートルの右翼フェンス直撃の二塁打を放った。チームは2−4で敗れた。エンゼルスの高橋尚成投手(36)は松井が出場しなかった第2試合で2イニング2/3を無得点に抑えたが、チームは延長10回、3−4でサヨナラ負けした。

 気持ちいいほどの夏の日差しを浴びながら、松井が二塁塁上で体をクネクネ、右へ左へ動かしている。1分、2分、3分、やけにヒマそうだ…。55番の弾丸ライナーがメルビン監督代行の要請でビデオ判定となったのは、2−3の8回だった。1死走者なし、相手投手は左腕ダウンズ。カウント1ボール2ストライクからの4球目、真ん中やや低め88マイル(約141キロ)の直球を痛烈にたたいた。

 ついに日米500号誕生か−。そんな希望を乗せた弾丸ライナーが右翼方向へ一直線。ところが、スタンドより約1メートル下のスコアボードを直撃し、松井は悠々と二塁セーフ。直後にビデオ判定が始まったものの、二塁打と決まり、そのまま代走と代わってお役御免となった。

 昨季も2度ビデオ判定を経験した松井は「結果的に試合時間が延びただけ」と笑わせ、「どこに当たったかは見えなかった。ただ、ガチャンと得点板に当たった音がしたんで入ってないだろうなと思った」と納得した表情だ。6月16日に499号を放って以来、ちょうど1カ月。出場22試合連続ノーアーチにも「出ないときはなかなか出ない」と平然としていた。

 今季9度目となった外野守備でも3回、ウェルズのファウルライン際の打球を逆シングルでスライディングキャッチ。500号をすっきりと決め、前半戦の汚名を早く返上したい。

 

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