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速水けんたろう、脇見運転で女性はねる

 速水けんたろうが事故を起こした交差点=埼玉県川越市内
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 速水けんたろうが事故を起こした交差点=埼玉県川越市内

 ヒット曲「だんご3兄弟」で知られる歌手・速水けんたろう(本名・谷本敦雄)(49)が16日午後1時15分ごろ、埼玉県川越市内で乗用車を運転中、横断歩道を渡っていた女性をはねた。女性は17日、搬送先の病院で死亡が確認された。埼玉県警川越署は自動車運転過失致死容疑で速水から任意で事情を聴き、書類送検する方針。目撃者によると速水は事故直後、女性の患部を冷やすために近くのコンビニ店へ氷を買いに求め、動揺した様子で携帯電話を手に「大変なことになった」と連絡していたという。

  ◇  ◇

 「歌のお兄さん」として親しまれた速水が取り返しのつかない事故を起こしてしまった。

 川越署によると、速水は川越市内の信号機のある交差点で乗用車を運転し、右折しようと低速で進入したところ、横断歩道を歩いていた無職の大久保幸子さん(78)をはねた。大久保さんは右手首を骨折し、病院に搬送されたが、約12時間後の17日午前0時50分ごろ、胸部外傷出血性ショックで死亡が確認された。転倒した際に胸を強く打ったとみられる。

 目撃者の話によると、事故直後、速水は交差点に隣接しているコンビニエンスストアに急ぎ、大久保さんの患部を冷やすために氷を購入。かなり動揺した様子で、携帯電話を手に「大変なことになった」と話していたという。

 大久保さんはあお向けに倒れたものの意識ははっきりしており、両手で胸を押さえて「痛い、痛い」と訴えていたという。通りかかった男子高校生約7人が歩道に運び、救急車で搬送された。

 速水は仕事のためさいたま市内に向かう途中で、同署の調べに対し「助手席の荷物に気を取られ脇見をしていた」と話している。

 当初、速水は自らの職業を「自営業」と話し、署員も芸能人だと分からなかったという。芸能人に詳しい署員が「速水けんたろうではないか」と気づき、確認したところ、今度は「自由業」と供述。署員がさらに質問を重ねると「実は芸能人なんです」と認めたという。

 速水は93年から99年まで、NHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」で歌のお兄さんとして活躍。99年に茂森あゆみ(39)と歌った「だんご3兄弟」が大ヒット。一躍有名になり、同年の紅白歌合戦への出場を果たした。歌手活動以外では声優やミュージカル俳優としても活躍している。

 同署は自動車運転過失致死容疑で今後も任意で事情を聴く方針。

(2011年7月18日)

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