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紛失?:えい光弾2発 保管箱に普通弾混入--海自呉 /広島

 防衛省は8日、海上自衛隊呉弾薬整備補給所(江田島市)で、小銃用の口径30えい光弾(直径7・62ミリ、長さ84・8ミリ)2発を紛失した可能性があると発表した。保管箱に粘着テープを使って長さを合わせた同径の7・62ミリ普通弾(長さ71・1ミリ)2発が混入していた。保管・使用状況などから93年5月以前に混入された可能性が高いといい、経緯を調べている。

 海自によると、3月11日にえい光弾の一部を廃棄処分にするため業者に引き渡したところ、米国メーカーが納入後未開封だった金属缶の中の1発が欠品だったことが発覚。ほかに2発の欠品と、開封後の紙箱への偽装弾2発の混入が判明した。紙箱については、箱上部から見える弾底部だけで点検していたため、異常に気づかなかったという。

 杉本正彦海上幕僚長は「国民の皆様に不安を抱かせ、おわび申し上げる。原因究明を徹底的に行い、再発防止に万全を期する」とのコメントを出した。【鈴木泰広】

毎日新聞 2011年7月9日 地方版

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