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【プロ野球】

東野 3人斬り初セーブ 後輩・小野の初白星守った

2011年7月18日 紙面から

巨人−ヤクルト 東野(右)から笑顔でウイニングボールを受け取る小野=東京ドームで(七森祐也撮影)

写真

◆巨人3−2ヤクルト

 完璧すぎるプロ初セーブだった。巨人の新守護神・東野が1点リードの9回に登板し“3人斬り”した。ユウイチを左飛、青木を投ゴロに抑えると、最後の打者・田中にはあえて3球勝負。必殺のスライダーで見逃し三振に仕留めて、ヤクルト戦2連勝を飾った。

 「あまり緊張とかはしなかった」と試合後は淡々とした表情だった東野。最後のスライダーの切れ味は「まだまだですよ」としたが、先発で勝てなかったころのようなイライラした顔つきはなく、堂々としていた。

 抑えに転向した後、初めての本拠地・東京ドーム見参。闘志はいつも以上に燃え盛っていた。先発した小野は、1月のグアム自主トレの仲間だった。その後輩が初めて得た勝利投手の権利を消すわけにいかない。「(小野)淳平の勝ちがついてよかった」と東野は、守護神ならではの醍醐味(だいごみ)をかみしめた。

 今季の巨人は、アルバラデホやロメロらが日替わりに近い形で、守護神を務めてきた。しかし、東野の初セーブで“勝利の方程式”最後のピースが完全に固まった。原監督も「しっかり機能してくれれば、強い投手陣になる」と期待をかける。18日からの中日戦、落合竜にくらいついていく態勢が整いつつある。 (川越亮太)

 

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