トピック35
横浜市議二名(市民の党)が国旗掲揚反対パフォーマンス

 5/29の時点では「ありがちな事」として無視するつもりだったのですが、6/5に「再犯」、最後は毛布で包まれて強制退場という、面白過ぎる結末を迎えたので、採り挙げます。

 5/29時点での記事

http://www.yomiuri.co.jp/00/20020529i404.htm

国旗を引き下ろそうともみ合い、2市議を退場…横浜市

3月に初当選した中田宏市長の初の施政方針演説が予定されていた29日の横浜市議会6月定例会で、本会議場での国旗掲揚に反対する市議2人が、議場正面に立てられた国旗を引き下ろそうとし、制止する市職員ともみ合いになった。市議2人は議長命令で退場となった。中田市長の演説目当ての多くの傍聴人が見守るなか、議場の市議や、傍聴席の県議などからヤジが飛び交い、一時騒然となった。

 本会議場での国旗掲揚は、同市議会の議会運営委員会で今月22日、自民、公明、民主などの賛成多数で決まったが、共産などは反対。国旗を引き下ろそうとした市議2人は、同委員会で発言権を持たない少数会派「市民の党」に属していた。

(5月29日11:54)
日の丸」掲揚でもみ合い/横浜市議場で議員と職員(神奈川新聞 5/29)

 開会中の横浜市の定例市議会で二十九日、井上さくら市議(37)=所属会派・市民の党=と与那原寛子市議(37)=同=の二人が、この日初めて議場に掲げられた「日の丸」を撤去しようとして市職員十数人ともみ合いになり、小林昭三郎議長(自民)に退場を命じられた。
 騒ぎがあったのは、午前十時に本会議が始まった直後。井上市議らが壇上に駆け上がり、議場内にいた市職員が「日の丸」を囲むようにして立ちふさがった。
 もみ合いは十分近く続き、ほかの市議や傍聴席から「(二人に)きちんと釈明させろ」「退場させろ」などと怒号が飛び交った。

 6/5の再犯

議場内の国旗掲賜に反対 市議2人議長席占拠(産經 6/6)

 横浜市議会本会議で五日、議場内の国旗掲揚に反対する会派「市民の党」(二人)が議長席と事務局長席を占拠し、議長が強制退場させるまで六時間近く議事を妨害した。

このため、予定された中田宏市長への初の代表質疑は延期となり、議会では懲罰特別委員会を設置。来週にも二人の処分内容を検討する。

 二人は同会派の井上さくら、与那原寛子両市議で、掲揚初日の先月二十九日にも国旗を引きずり降ろそうとして退場させられた。「民主主義をはき違えている」とする中田市長をはじめ、共産党を含む他の全会派が批判を強めている。

 同市議会は議会運営委員会で今回の六月定例会からようやく本会議場の国旗掲揚を決めた。二人は、少数会派のため発言権がない議運委での発言を拒否され、二十九日に最初の"乱行"に及んだ。その後、公開質問状を議長に送ったが回答がないとしてこの日、午前十時予定の開会前から二度目の強行手段に出た。退場命令にも従わないため、六時間近くたった午後三時四十五分ごろ、議長は立ったまま改めて命令を出し、事務局職員が毛布で包むようにして退去させた。

http://www.kanagawa-np.co.jp/news/nw02060631.html

横浜市会 2議員が議長席占拠(神奈川新聞 6/6)

◆日の丸掲揚めぐり5時間余
 横浜市会第二回定例会の五日の本会議で、「市民の党」の与那原寛子、井上さくら両市議が議長席を五時間余にわたり占拠し強制退去させられる騒動があった。市会事務局によると「市会では前代未聞の実力行使」。同日、行われる予定だった中田宏市長と各会派との初論戦は翌六日に先送りされた。最大会派の自民党などの動議により十五年ぶりに懲罰委員会が設置される事態となった。
 開会予定時刻(午前十時)の直前から与那原市議が議長席、井上市議が隣の市会事務局長席に着席。五十分遅れで開会を宣言した小林昭三郎議長に退場を命じられたが拒否した。同議長は午後三時四十五分の再開直後、二人を壇上から強制退去させた。この際、傍聴席からやじを繰り返した「市民の党」の木内博県議も議長命令で退場させられた。
 「市民の党」は今回の定例会から実施された議場への日の丸掲揚に反対の立場。五月二十九日には与那原市議が小林議長に詰め寄り、井上市議が日の丸のポールに手を掛けたことから市会事務局職員ともみあいとなり、ともに議長命令で退場処分となった。
 「この際に井上議員が暴行を受け負傷した」などとして小林議長あてに質問状を提出。同議長が四日夕に行った「違法な行為はなかった」などとする口頭での回答に対し、あらためて文書での回答を要請していた。五日の本会議前の市会運営委員会でも関連発言を求めたが自民などの反対で退けられていた。

 又、TBSのページでは、毛布に包まれて数人がかりで強制退去させられるシーン動画がアップされています。

 http://news.tbs.co.jp/ram/news62701_2.ram

 

懲罰委員会

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=2897(朝日)

  市議2人が議場での日の丸掲揚に反対して議長席を占拠した横浜市議会は6日、本会議の開会前に市議2人に関する懲罰特別委員会を開いた。委員会が始まる前から、議場出入り口や議長席などを多くの市職員が取り囲んだ。本会議開会後は、目立った混乱はなかった。

  5日と先月29日に退場命令を受けた「市民の党」の井上さくら市議と与那原寛子市議はこの日朝、退場や懲罰動議への抗議と質問を書面で小林昭三郎議長に提出した。議場には、日の丸と「強制ヤメテ」という文字が入った布を上着の背中や胸につけて入った。
  懲罰特別委では懲罰の種類が委員に説明された。「2人に弁明の機会を与えるべきだ」「一番重い除名にあたる」などの意見が出た。所属会派に議論を持ち寄り、当初予定していた10日に本格的議論に入る。

 

主役達の横顔

 辞任してしまう前に保存。横浜市議会の名簿より。

  井上さくら(市民 市議2期)
〒230-0078 鶴見区岸谷2-17-11
tel (585)9160 事 (571)6950
e-mail:sakuraline@aol.com

 

与那原寛子(市民、市議2期)
〒222-0021
篠原北1-1-8 菊名ビル3F(事)
事(402)1443
e-mail:yonahar@peace.email.ne.jp

 

成り行きについて

 居酒屋の政治談義というページがあって、これは、横浜市在住の方でしょうか? 横浜の政治ウォッチングページです。そこに、神奈川新聞の記事が掲載されていました。

横浜市議会、日の丸めぐり波紋

国旗を引き下ろそうともみ合い、2市議を退場…横浜市

 二十九日の横浜市会本会議で、議場に「日の丸」が初めて掲揚されたことをめぐり、掲揚に反対する立場の会派が反発した。非交渉会派「市民の党」(二人)の所属議員が日の丸を撤去しようとして市職員ともみ合いになり、議長判断でそろって退場させられる一方、共産党(十人)が議案関連質疑の中で行った「掲揚反対」の意見表明は、掲揚に同意した三大会派の賛成多数により議事録から削除される見通しとなった。神奈川ネット横浜(十人)も「多数会派の横暴」などと問題視し議長へ抗議。共産も市会運営委員会の緊急招集を申し入れるなど波紋が広がった。

 「市民の党」は本会議前の議会運営委員会で発言を求めた。しかし掲揚を決めた自民、民主、公明の三大会派は「非交渉会派(四人以下)の発言は認められない」と要請を否決。このため同会派所属の両議員は掲揚反対の意見表明を求めて本会議場壇上の議長に詰め寄った。この際2、一人が議長壇上の横に三脚で市旗とともに初掲揚された日の丸を降ろそうとするなど、議会事務局員との間でもみ合いとなった。
 共産党は議案関連質疑の冒頭、「多数会派が数の力で押し切ったのは問題だ」として日の丸掲揚と少数会派の持ち時間が減った質問時間変更を批判した。これに対し最大会派の自民(三十三人)が「議案関連質疑を逸脱している」として議長職権による議事録からの削除を要求。三大会派の他の二会派(民主、公明=ともに十六人)も同意した。ネットは「市会運営委で議論すべき問題」などと提案したが採決されなかった。

 三大会派側は「ルールを守らなければ議会制民主主義は成り立たない。無用の混乱を招くパフォーマンスはやめてほしい」などと掲揚に反対した勢力を批判。市民の党は「これだけ重要な問題なのに反対の意見表明もさせないというのは民主主義に照らしてもおかしい」とコメント。共産党も「掲揚と質問時間変更が正に実施される当日だからこそ、意見を主張した。発言削除は言論封殺だ」と反論した。ネットは「少数会派にも発言の機会を与えるべきだ。発言削除も問題」としている。

 で国旗掲揚が決められたのは、「議会運営委員会」とかいうところなのですが、これは一体何か? というのがポイントになります。横浜市のページには、「議会運営委員会」なるものは載っていませんが、「市会運営委員会」がそれに当たるのだと思われます。

http://www.city.yokohama.jp/me/sikai/shikumi33.html(横浜市HP)

■市会運営委員会

 市会運営委員会は,各会派の意見を調整する場として設けられ,各交渉会派(所属議員5人以上)の代表者によって市会運営上のさまざまな問題について話し合われています。 また,市会に関する条例などの議案や請願・陳情などの審査も行っています。定数は16人で,委員長1人,副委員長2人のほか,各交渉会派1人ずつの理事がいます。

 あと、居酒屋の政治談義 で出てきた地方自治法109条を読んでみましょう。

http://homepage1.nifty.com/greatforest/Jichi26.htm

第109条

  1. 普通地方公共団体の議会は、条例で常任委員会を置くことができる。
  2. 議員は、それぞれ一箇の常任委員となるものとし、常任委員は、会期の始めに議会において選任し、条例に特別の定がある場合を除く外、議員の任期中在任する。
  3. 常任委員会は、その部門に属する当該普通地方公共団体の事務に関する調査を行い、議案、陳情等を審査する。
  4. 常任委員会は、予算その他重要な議案、陳情等について公聴会を開き、真に利害関係を有する者又は学識経験を有する者等から意見を聴くことができる。
  5. 常任委員会は、当該普通地方公共団体の事務に関する調査又は審査のため必要があると認めるときは、参考人の出頭を求め、その意見を聴くことができる。
  6. 常任委員会は、議会の議決により付議された特定の事件については、閉会中も、なお、これを審査することができる。

第109条の2

  1. 普通地方公共団体の議会は、条例で議会運営委員会を置くことができる。
  2. 議会運営委員は、会期の始めに議会において選任し、条例に特別の定めがある場合を除くほか、議員の任期中在任する。
  3. 議会運営委員会は、次に掲げる事項に関する調査を行い、議案、陳情等を審査する。
    1.議会の運営に関する事項
    2.議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項
    3.議長の諮問に関する事項
  4. 前条第4項から第6項までの規定は、議会運営委員会について準用する。

 横浜市の条例も

http://www.city.yokohama.jp/me/reiki/honbun/g2020072041401011.html

(市会運営委員会の設置)
第4条 横浜市会に市会運営委員会を置く。
2 市会運営委員会の委員(以下「運営委員」という。)の定数は,16人とする。
3 前条の規定は,運営委員の任期について準用する。
 
(採決)
第11条 委員会の議事は出席委員の過半数でこれを決し,可否同数のときは,委員長の決するところによる。
2 前項の場合において,委員長は,委員として議決に加わることができない。
 
(傍聴の取扱い)
第13条 委員会は,議員のほか委員会の許可を得た者が傍聴することができる。ただし,委員会の議決により秘密会とすることができる。
2 委員長は,必要があると認めるときは,傍聴人の退場を命ずることができる。
第21条 委員会記録には,議事の記録及び出席者の氏名その他必要な事項を記載し,これに委員長が署名しなければならない。

(委員会記録等)
第21条 委員会記録には,議事の記録及び出席者の氏名その他必要な事項を記載し,これに委員長が署名しなければならない。
2 秘密会とした議事の記録は,公表しない。

 居酒屋の政治談義で述べられている中で、私がおかしいな? というより、ディテールを尊重して欲しいと感じた点を挙げます。

  1. 「ここで審議してその結果を本会議に報告し、採決する手順となります。だから議運だけで何かを決定する事はできません」とありますが、条例や法律のどこを読んでも、そのような事は書いてありません。確かに議案を委員会で採決してしまっては問題でしょうが、「市議会の国旗掲揚」は議案でも何でもないので、これが委員会だけで決められても、法令上は何ら問題無いと思われます。逆に、法的拘束力がないのも確かですが。
     
  2. 「会派間の『非公式』な交渉の場でもあるため、議事録は公開されていませんし、市民は傍聴できません」とありますが、条例に定められている立派な「公式」の場です。又、傍聴は委員会による許可制ですが、市会議事堂のモニタテレビで見る事が出来ます(ソース)。又、条例によれば議事録は原則公開で、非公開なのは「委員会の議決により秘密会」とした場合のみです。国旗掲揚の決定については、秘密会だったのでしょうか?確かにネットで市会運営委員会の議事録が非公開なのは確かで、その閉鎖性をよく表していると思いますが。
 

 あと、少数派の締出しといいますが、共産党などは市会運営委員会には出席していて、発言出来ていた訳で、ただ人数が足りなかったから、国旗掲揚が決定されてしまっただけの話ではないでしょうか? 確かに人数の比率上は、共産党が一名なのは気の毒ですが、ネットやみらいは比率的には問題ありません。「市民の党」が0名なのが問題とされていますが、これは支持を集めて五名を突破させるしかない。でなければ、逆に市民の党だけ0.5というとんでもない比率になってしまいます。ちなみに「五名以上」の根拠は、92名/16名=5.7を切り捨てた数値であり、妥当と考えます。

 

議員数

委員数

委員÷議員

自民党

33名

6名

0.18

民主党

16名

3名

0.19

公明党

16名

3名

0.19

共産党

10名

1名

0.1

神奈川ネット

10名

2名

0.2

横浜みらい

5名

1名

0.2

市民の党

2名

0名

0

合計

92名

16名

1

 「今後持ち時間が短くなる」という問題については、詳細な情報がないので、ここで述べる事は出来ません。

 

 市民の党とは?

 どのような戦術をとろうと、法令に違反しない限りは自由だとは思います。今回の乱行は、共産党にさえ非難されるのだから、「彼女達にセンスがなかった」というだけの事。ただ、共産党は委員会に出席して発言出来ている事と、市民の党が共産党を嫌っている事は割り引いて考える必要はあるでしょう。

 実は、市民の党は新左翼に源流を持ちます。共産党が大嫌いで、今回のようなパフォーマンスが大好きなのは、新左翼系市民の行動パターンです。以下、様々なHPの情報をまとめると、市民の党は以下のような生い立ちを持つようです。

 まず、某サイトのこのページ、見知らぬ左翼団体でも、系列の分類をしていてくれているので、大変に便利です。それによると、

 「市民の党は」共産同系である

 との事です。以下に、もう少し詳しい年表を以下に掲げます(マル共連HPより)。

http://marukyo.cosm.co.jp/BBS/OLD-LOG21/7554.html

1974年  法政、上智、京都、同志社大などのノンセクトグループが日本学生戦線結成。

1979年  日学線及びOB組織「三里塚を支援する労働者の会」を母体に「マルクス-レーニン主義・毛沢東思想に立脚した新党」結成を掲げ、立志社結成。以後、北方領土返還運動、ポルポト派支援運動を推進。成田から撤退、市民運動路線へ。

1983年5月 田英夫、横路孝弘、八代英太らを呼び掛け人にMPD(平和と民主運動)結成。

1990年9月 大衆党結成。

機関紙 「新生」、指導者(事務局長) 斉藤まさし

90年以後の流れは調べてないので分かりませんが、地方議会に若干の議員を抱え、「ミニ政党」として一定程度、定着しているようです。

 代表者である「斎藤まさし」は、共産同系の「日本マルクスレーニン同盟(ML同盟)」の解体後、マルクス主義青年同盟(マル青同)の結成委員会に参加し、その後、法政、上智、京都、同志社大などのノンセクト系を集めて、新たなセクト「日本学生戦線(日学戦)」を立ち上げました。この頃の機関紙は「アカハタ」だったとどこかに書いてありました。

 この日学戦、えらく中国がお気に入りだそうで、以後の行動も中国中心です。79年以降、「三里塚を支援する労働者の会」と合流し、機関紙は「新生」という名に。熱烈なポルポトの支援運動をしますが、これは中国がポルポトを支持していたからでしょう。その後虐殺が起こりますが、彼らはポルポトを悪者には出来ませんから、「ソ連の陰謀」だと言い出して、北方領土返還運動を展開します。これが82年。

 北方領土返還運動など、他セクトには許容できませんから、日学戦は目を付けられてしまいました。どうしようもなくなったので、大衆市民運動路線に転換し、「平和と民主運動(MPD)」を83年に設立。田英夫とか、横路孝弘などのおなじみのメンツが発起人で、「新生」という機関紙名を引継ぎます。

 しかし87年頃より、カンボジア武力紛争の停止気運が高まり、MPDは何故か姿を消してしまいました。その後、90年に「大衆党」を立ち上げ。多摩地区に、地方議員をどんどん送り込みます。武蔵野市に山本あつし・ひとみ夫妻が大衆党候補として突如現れた様子は、以下のページが詳しいです。

  http://www.jca.apc.org/~altmedka/loc-6.html

 94年頃、社会党は村山総理を輩出しましたが、「方針転換」をしてしまい、それに怒った様々なメンツが社会党を離脱していきます。田英夫もその一人で、「新党・護憲リベラル」を発足させます(この経緯は、このページが詳しい)。で、大衆党は、この「護憲リベラル」と合流します。山本ひとみ氏も、平成7年(95年頃?)は、護憲リベラルから出ています。

 護憲リベラルはその後すぎに「平和・市民」と変えます(95年か?)。以下のJRCLのページに、「平和・市民」が選挙で敗北したときの事を詳しく述べています。

 http://www.jrcl.net/web/frame06d.html

 この選挙の敗北で「ダメだこりゃ」という事になり、「平和・市民」はあっという間に解散。田英夫は社民党に復帰。旧大衆党は「市民の党」となり、今に至ります。

 市民の党は東京近郊で地方議員を何人か出しています。

 自らの選挙以外でも、さまざまな選挙で実働部隊として活躍しているそうです。例えば、立川の川田さんとか、千葉の堂本さんなど。

 現在の市民の党については、以下を参照。

http://www.koganei.com/cgi-bin/wwwforum/

私も、あの大量の違反ポスターを、まさか貼ったままにしておくとは思いませんでした。「**の党」にいたっては、公示用のポスターとほとんど同じものを貼ったままにしていますね。これはヒドイ。

あれを貼っている家は普通の民家だと思うのですが、自分が選挙違反に荷担していると思っていないんでしょうか。

それとも、「支持政党のためには、違反してもかまわない」と思っているのかな。新住民さん、すみません、市議会は**だけど、小金井はいいところですよ。


またまた隣接市から乱入です。

「**の党」のポスターが告示後も貼られている件ですが、あれは公選法上完全に違反です。ただ彼らは確信犯で、ここ数年選挙の度に、繰り返し各所管の選管や警察から警告されていますが、一切撤去に応じていません。ちなみに、摘発権限は警察にありますから、小金井警察署刑事部捜査2係の怠慢ということになります。

市*の党は選管からもらっているはずの演説場所の旗もなしに武蔵小金井南口で演説しているが、あれも問題ないのだろうか。


「新住民」さん。市民の党のことですよね。実態はこれ新左翼だって話よ。連中なら実刑にならない違反なんて戦略のうち。手間暇掛けてポスターをはがすなんてやるものですか。

一方の雄?日本共産党は現職が落選。狭い町内なんだから、ちゃんと家主に断ってポスターを貼り、告示前にお礼を言って剥がすのは、常識以前の人の道。市民の党の冠に「非常識な」とつけたらよい。


小次郎さんご指摘のとおり「市民の党」は新左翼です。ブント系ノンセクト大同団結路線の「日本学生戦線」の分派で、「MPD・平和と民主運動」という名前で長い間活動していましたが、1991年頃から「大衆党」「新党護憲リベラル」「平和・市民」「市民の党」と頻繁に名称変更を繰り返しています。旧カンボジア救援センターと密接な関係があり、ポル・ポト派を日本から支援していました。資金源は中国共産党と言われています。なお現在の機関紙「新生」の前身は「アカハタ」と言います。また代表の斉藤まさしは社民党田英夫の女婿です。

http://piza.2ch.net/giin/kako/985/985624066.html(2ちゃんねる)

8 名前: 共産趣味者 投稿日: 2001/03/28(水) 22:02

 党首は斎藤まさし(本名ではないらしい)。なかなかのカリスマ。
 神奈川を中心に数十人の市議・区議を擁する。神奈川には県議も一人。

 2000年総選挙では保坂展人を社民党から引き抜こうとするが、失敗。
 堂本選挙では、堂本と犬猿の仲である社民党の田(「平和・市民」での朋友)と決裂。
 世田谷都議選では保坂の元秘書をオルグして立候補を決意させ、社民党と全面対決。

 まぁ、「市民派」のヘルメットを被った仁義無き選挙闘争集団ですな。

9 名前: 無党派さん 投稿日: 2001/03/28(水) 23:18
 
「元市議による議事妨害」に当事者会派を除く"全会派一致"の怒りの「抗議文」を送付。
9月8日の本会議で市民の党議員の一般質問に対し市長が答弁をしている最中にその答弁内容について、 傍聴していたむさしの市民の党代表の山本あつし元市議が突然怒鳴り出し、 議長の再三の注意・警告や退場命令も無視して数十分間にわたって議事進行を妨害するという 前代未聞の暴挙を起こした事件について、議会運営委員会では議会制民主主義を 踏みにじる彼の行為に当事者である当事者会派以外の全会派から怒りの声が続出、 同会派を除く全会派賛同による『抗議文』を送付致しました。
ところがその後、市民の党は機関誌で私たちの抗議への反論文を街頭で配布、 その内容は議会を「野球の相手チームへの野次」や「相撲の枡席からの座布団投げ」 と同列に見立て"野次ぐらいで抗議とはあきれた市議会"とのたまう非常識ぶりを発揮し顰蹙を買いました。

 

 

  今回の騒動に対し、彼らはどう考えているのか? 長谷川くみ子氏のページより。

http://homepage2.nifty.com/hasekumi/katudo.htm

横浜市議会で議場に「日の丸」を掲揚、多数派会派で一方的に決めたため、「市民の党」の2人の議員が掲揚をやめさせようと行動したことが新聞に掲載されていた。「国家国旗法」が出来て以来、政府の官房記者会見場や神奈川県議会など様々な場に日の丸の掲揚が強引に行われている。「押し付け」はしないという当初の国会答弁とは程遠くこれらのほとんどが、議会では反対派の意志を多数の「力」で封じこめて、無理矢理に実行されている。横浜市議会では議会運営委員会で2人会派の「市民の党」議員は発言も許されなかったと報道されている。このどこが「民主的な手続き」なのだろうか?発言の場も与えられず、抗議の意思表示が一切できないままいきなり議場に日の丸を掲揚されたら、到底許せないことに対し行動でもって掲揚を止めさせる以外に方法は無かったのだろうと推察する。同じことが私に強制されたらやはり何らかの行動で示すしかないだろうと思う。市民とともに。議場は市民から選択された議員にとっては仕事の場であり、間接民主主議を実践する言論の場である。ここになぜ、国論を2分したまま無理に通された法律である国家国旗法を持ち込んで、嫌がる人々に対し強制するように「日の丸」を壇上に飾る必要があるのか?こんな押し付け自体が議会の形骸化と弱体化につながっていくのに!

 

この続きは

  横浜市議会事件続報・・・市議二名ついに除名処分

 でどうぞ。



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