東京中日スポーツ 55周年企画
55周年イヤーの記念事業や紙面企画をご紹介します
トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事
【プロ野球】救援陣アシストで佑3勝目 次は9回を投げきりたい2011年7月18日 紙面から ◆日本ハム1−0西武鉄壁救援陣のアシストを受け、遠かった3勝目をつかみ取った。左脇腹痛から復帰して2連敗中だった日本ハムの斎藤が5イニングを4安打無失点で4月24日の楽天戦(ほっともっと神戸)以来84日ぶりの復活星をマーク。チームは30年ぶりとなる西武戦8連勝で、貯金は今季最多の22となり、5月16日以来の単独首位に浮上した。 斎藤はホッとした表情だった。「ケガで離れていたので、この1勝をすごくうれしく思う。(リハビリ中は)もう一度戻れるのかという思いもあったが、必ずここで勝利を挙げるという気持ちを強く持っていた」。1回いきなり1死満塁のピンチ。その後も毎回のようにランナーを背負ったが無失点。プロで最速の145キロを記録し、リーグ本塁打トップの中村から空振り三振を奪うなど、成長の跡も見せた。 だが梨田監督の評価は決して高くはなかった。「試合はつくってくれたけど、四球もあったし内容はいまひとつ。代え時だった」。97球で交代を告げられ、先発として課題は残った。 プロ初の中5日で臨んだ一戦。武田勝から「前日に自分のボールの状態を見た方が良い」とアドバイスを受け、2日前のブルペン入りを繰り上げてチェック。また、プライベートタイムではお笑い番組「人志松本のすべらない話」を見てリフレッシュ。心身ともに万全の調整で復活白星に結び付けた。 プラスワン枠でのオールスター出場が決まり、札幌ドームのファンに対しては御礼のピッチングにもなった。梨田監督は過密な日程も考慮して18日に登録を抹消する方針。 再登録は28日のソフトバンク戦以降で、球宴明け初戦は8月4日のロッテ戦(札幌ドーム)が最有力。「自分で抑えて勝ちたい気持ちがある。今度はしっかり9回を投げきりたい」と斎藤。“自力V”が後半戦の宿題となる。 (臼杵秀之) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|