2011年07月17日

明日は、いよいよ大阪セミナーです!

こんにちは。ホメオパシーの永松昌泰です。


明日、7月18日は、いよいよ大阪セミナーです。
http://nihon-homeopathy.net/semi-info/semi-sap-osk-nag_2011_07.htm


まず午前中は、原発問題や放射能に関するセミナーです。

原発に関心がいよいよ高まっていますが、
一般には知られていない衝撃的な映像も含め、
原発問題に対する基本認識や、
これからどうするべきか、

また、ホメオパシーで何ができるかを考える、
内容満載のセミナーです。


また、午後は、女性の健康についてのセミナーです。

特にオフィス街で働く女性の健康の損なわれ方は、
きわめて憂慮すべき問題です。

明日は、女性の健康問題の根本にある、
感情的問題からときおこして、
どのように根本的に解決ができるか、
ホメオパシーでは何ができるのかを考えていきましょう。


明日、お待ちしています!

エクスマセミナー in 大阪

こんにちは。 ホメオパシーの永松昌泰です。


13日の水曜日にエクスマセミナー in 大阪がありました。

その様子は、スコットのブログ にも書かれています。
http://ameblo.jp/ex-ma11091520sukotto/day-20110713.html

スコットの話、もちろん面白かったです。
2月に最初に話を聞いて以来、
私の中ではさまざまな変化が少しずつ起こっています。

その原点を改めて考えながら話を聞いていました。

そのことは、また書きましょう。


この日、また非常に良かったのが、二人のゲスト講師の話でした。


「わいわい」こと税理士の山本やすぞうさん のお話。
とても良かったです。

http://ameblo.jp/0689783123/entry-10952265480.html
http://ameblo.jp/0689783123/entry-10952881460.html

大阪のエクスマ塾でも、とてもお世話になりましたが、
今回のセミナーも素晴らしかったです。


人生のどん底にいた山本さんが、
エクスマと出会って、人生が一変したこと。

山本さんの「本来の人生」(またどこかで解説します)が始まり、
今は楽しくてしかたがないこと、などなど。


笑いあり、ほろっとする話あり。
また、すぐに役立つ良い話も満載でした。

素晴らしい!

終わった後、私の中では 「BRAVO !!!!」の拍手が
巻き起こっていました。

また、山本さんのホームページ は秀逸です。
http://www.kochikuro.com/

こんなホームページは見たことがありませんが、
素晴らしいユニークなホームページです。


***************************


また、もう一人のNLP講師の山本孝司さん 。
www.nlpi.jp

NLP については、ご存知の方も多いと思います。
神経言語プログラミングです。

私たちが無意識にしている言語的、非言語的表現を生かした
コミュニケーションスキルです。

声が本当に素敵な方です。 (お顔も素敵です・・・念のため)

NLPの基本的なお話をされながら、
最後は、素晴らしい朗読 をされました。

とてもとても素敵な朗読でした。
朗読は、実に深いものですが、
その素晴らしさはもともっと知られて良いものだと思います。

http://www.nlpi.jp/story/story.html


その後の飲み会で、少し体調不良を訴えられていましたので、
ごくごく簡単にレメディーを摂っていただきました。

快方に向かわれますように!


素晴らしい一日でした!

2011年07月12日

広告は芸術的であっても「芸術」になってはいけない!

おはようございます。 ホメオパシーの永松昌泰です。

先日のスコットのブログを読みました。

http://ameblo.jp/ex-ma11091520sukotto/entry-10947982691.html


分かりやすく伝えようとすると、ダサクなることがあるので、
デザイナーとエクスペリエンス・マーケティングとは、
しばしば相容れないことがある。

しかし、ダサくても伝わった方が良い、

伝わらないデザインは、どんなに美しくても、
どんなに格好良くても、意味がない。


なぜならば、デザインの最終的目的は「作品」ではなく、
クライアントの「利益」だから。


デザイナーは、どうしてもデザインにこだわる、
つまり、「芸術」にしようとします。

デザイナーは、それが自分の存在理由だ、
と勘違いしがちです。


思い出したのは、
辻調理師学校の創始者、辻静雄の言葉です。

彼をモデルにした小説「美味礼賛」は、
素晴らしく面白い小説です。

http://www.amazon.co.jp/%E7%BE%8E%E5%91%B3%E7%A4%BC%E8%AE%83-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B5%B7%E8%80%81%E6%B2%A2-%E6%B3%B0%E4%B9%85/dp/416741404X" target="_self


文章も非常に平易で、
誰でも読みやすい、伝わりやすい文章です。


その中にあった言葉です。

「料理は、『芸術的』でなければならないが、
「芸術」になってはならない。」


料理というものは、本当に底が知れません。

本来こうあるべき、ということを追求すると、
とんでもないことになります。


「美味礼賛」の中に、非常に印象的なシーンが出てきます。

辻静雄の授業のシーンです。

フォンドボーというフランス料理の基本中の基本があります。
それを、本来どうあらねばならないか、を追求していくと、
とてつもなく贅沢に材料を使わなければならない。

フォンドボーだけで、スプーン一杯50円(現在でいえば500円くらい)になり、
それを使ってチキン料理を作ると原価が4千円になる。

レストランは、材料費の3倍の料金を頂かないと
続けていかれないので、
料理の値段は1万2千円になる。

初任給が1万円余りの時代なので、
今の値段にすればチキン一皿だけで10万円以上になります。

信じられないくらい素晴らしい料理ですが、
君たちはこの料理をレストランで注文できるか?


誰もできない。


ではどうするか?


そこで辻静雄はにっこり笑って「手抜き」をするのだ、
と言います。


牛肉20kgと骨を10kg使うところを、
牛肉5kgと骨を20kg使っても、
非常に素晴らしい味のフォンをひくことができるし、
骨だけにして、化学調味料を使っても、
それなりに素晴らしく美味しいフォンになる。

味と経費のバランスをどのように取るのか、
それがレストラン経営の秘訣であり、アートである、
というのです。


ただし、本来どうあるべきか、を知らなければ、
「正しい手抜き」の仕方が分からない。

学校では、本来どうあらねばならないか、
そして、それをどのようにこの世的に現実化していくか、
すなわち「手抜き」をしていくか、

それを勉強する、というシーンでした。


だから、料理は、「芸術」であってはならない。
「芸術的」でなければならないが、
決して自己目的化した「芸術」になってはならない。

誰も食べられないような「芸術」になってはならないのだ。


とても印象深い一節でした。


「手抜き」というと抵抗を感じるかもしれません。
しかし、「本来どうあらねばならないか」という基準から考えると、
私たちの日常生活は、すべて「手抜き」から成り立っています。

掃除ひとつとってみても、
掃除が自己目的化したら、どうなるでしょうか?

毎日一日中掃除をしていなければならないでしょう。
それでも足らないでしょう。
そもそも汚さないように、
だれも、使えないようになるでしょう。


料理も、こうあらねばならぬ、という材料を揃えるのであれば、
牛肉も100g数万円の肉が必要でしょう。
野菜も、完全なる有機栽培が必要であり、
材料費は、百倍以上に跳ね上がるでしょう。

そうすると、一食あたり材料費だけで10万円にもなるでしょう。

それ以外は、すべて「手抜き」。
そういう次元の意味での「手抜き」です。


もちろんこれとスコットの話とは、まったく同じではありません。

エクスペリエンス・マーケティングは、
どこまでいっても「手抜き」をすることとは違いますから。


ただし、一つだけ共通項があります。


それは、

自己目的化してはならない、

ということです。


デザイナーの自己満足のためにデザインがあるのではない。
すべてクライアントの最大利益のためにある、ということです。

医療も同じです。
医療従事者のために医療があるのではない。

クライアントの最大利益のために、医療が成されなければならない。

考えてみれば、すべて同じことです。

2011年07月10日

なでしこジャパン 世界チャンピオン ドイツに勝った!

お早うございます。 ホメオパシーの永松昌泰です。


原発について書いていた時、
女子サッカーのワールドカップの準々決勝で、
なんと世界選手権3連覇中、世界ナンバーワンのドイツに、
延長の末、1-0で勝ちました!

ワールドカップで、史上初のベスト4入り。
しかも、完全アウェイのドイツでの試合。

すごいです!


しかも、後半、明らかにアンフェアな審判の判定の連続の中、
よくぞやりました。

コーナーキックでドイツ選手がシュートミス。
日本選手はノータッチでも、判定はドイツボールで再びコーナーキック。

日本選手がラフに倒されてもノーホイッスル。
逆の場合にはファウル、あるいはイエローカード。

そういう判定の連続でした。


しかし、そういう逆風にもまったく動じず、腐らず、
黙々と目の前のプレイに集中し、
この歴史的快挙を成し遂げました。

まさに、「名誉ある不運」のように。
http://ameblo.jp/nagahahnemann/entry-10915937265.html

素晴らしい!

「脱原発」と管首相 (2)

お早うございます。ホメオパシーの永松昌泰です。


旧知の三木先生が、管首相について、
さすが! と思うことを書かれていました。

http://ameblo.jp/miki-masaaki/entry-10948234773.html


その通りですね。

三木先生が書かれているように、
経緯はともかく結果的には正しい選択、
なのでしょう。

よく言われるように、
アクセルを踏んだかと思うと、
急ブレーキを踏むような「運転」の連続ではありますし、
管首相の中心にあるのは、「一貫した政策」ではなく、
「首相の座にしがみつく」ことではあると思います。

しかしそれもある意味「神様の世界からの深い働きかけ」「御意志」
というものなのでしょう。

http://ameblo.jp/nagahahnemann/entry-10887156848.html


ともかく動機は何であれ、原発の再稼働の問題は、
極めて慎重かつ厳格に審議されるべきだと思います。


今や、命題は逆転しているのです。

昔のように、
「これだけ何重にも安全対策を講じてある原発が、
安全ではないことを証明せよ」ではなく、

「北日本大震災規模の大震災、大津波が起こっても、絶対大丈夫であることを証明せよ!」

これが、今の絶対的命題なのです。

2011年07月09日

「脱原発」と管首相 (1)

お早うございます。ホメオパシーの永松昌泰です。


前回、放射能について書きます、と予告しました。

今、何を書くべきかを考えていた時、
管首相の「ストレステスト」の問題が出てきました。

そして、そのことが、また多くの批判や疑念を生んでいます。
右往左往する指示が、
海江田大臣とも多くの軋轢が生まれています。


これは、本当に大変なことではありますが、
幸か不幸か、これは素晴らしい「教材」だ、とも思いました。


ホメオパシーに限らず、最も重要なことは
「何が中心なのか?」
「何から始まっているのか?」

です。


そして、その「中心」とは、
その人を終始一貫して貫いている何かです。
その「中心」から始まり、
その人のあらゆることを生み出している何かです。


管首相の今の「中心」とは何か?
それは、今や多くの方の目に露わになっています。

「できるだけ長い期間、首相の座に居続けること」

これが「中心」であることは、
今や異論は少ないでしょう。


その「中心」から派生して、あらゆることが始まっています。
ですので、管首相には特定の政策というのはありません。

「脱原発」が政策なのか、というと、
そうではありません。
浜岡原発の操業は止めましたが、
他の原発に関しては、
「安全が確認」されたら操業を認める、と言いました。

確かに浜岡原発はきわめて危険であり、
おそらくは最も危険ですが、
同様に危険な原発は他にも多くあります。

ですので、「脱原発」というエネルギー政策ではありません。
原発以外の方法でこれからの日本のエネルギー政策を行うのだ、
という意思を持っているわけではありません。

脱原発に賛成の方々の歓心は買いたいけれど、
原発やむなしの方々の反発を買うのが怖いのです。


「不信任案」の否決に向けての方策についても同様です。

あらゆることが、
「できるだけ長い期間、首相の座に居続けること」
という「中心」から派生して、全てを貫いている。


ですから、
肝心の政策は中心ではないので、いくらでもぶれますが、

「できるだけ長い期間、首相の座に居続けること」
という「中心」だけはぶれることがありません。


ホメオパシーでも最も重要なのは、
「何がその人の中心なのか?」

それをつかむことです。

なかなかそれを明確に教えてくれる「教材」はありませんが、
管首相は、それを誰の目にも明らかなほど、明確に教えてくれます。

その意味では、管首相は、
極めて貴重な「教材」です。


しかし!!!!!

東北の方々や北関東の方々の塗炭の苦しみは、
管首相の「中心」に利用される「素材」などではありません!


必要な措置がことごとく後回しにされ、
国会はつまらぬことで空転し、
本当に困難な状況にある方々には手が回りません。


本当に大変なことです。
しかし・・・これは、残念ながらもうしばらく続くでしょう。


つづく

2011年07月08日

放射能に対するレメディーについて

こんばんは。ホメオパシーの永松昌泰です。


放射能に対するレメディーについて、

明日書きます。


乞う ご期待!

2011年07月02日

お待たせしました!


こんにちは。ホメオパシーの永松昌泰です。


先週から、怒濤のような日々でした。

大阪での4日間続けてセミナーと授業。
神戸でのセッション。

そして、東京に帰ってから、
関定子先生が出演されたオペラ、ノルマ。
主役のノルマは、超絶的な役柄ですが、
関先生は、凄過ぎる!!!


そして、穂高養生園。
素晴らしい三日間でした。


この1週間、ネットに向かう時間がほとんどありませんでした。


一つ一つアップしていきますので、お待ちください。

2011年06月22日

明日、明後日のセミナー

こんにちは。 ホメオパシーの永松です。


英国出張から戻り、明日からまたしばらく出張生活です。

明日は、午前中はホメオパシーベイシックコースの、
実質上第一回目です。
(前回は番外篇でした!)

http://nihon-homeopathy.net/semi-info/basic1_osaka2011.html

ホメオパシーの根本原理、症状の意味など、
根本からものごとを考えるヒントにもなると思います。


夜は、ホメオパシーおまかせセミナーの第二回目。
http://nihon-homeopathy.net/semi-info/night_osaka2011.html

今回も、女性のレメディーです。
第一回目の続きともいえますが、
トピックは新しいので、初参加の方、どうぞいらっしゃってください。


そして、金曜日の夜は、「ものの道理を考えよう」セミナーです。

http://nihon-homeopathy.net/semi-info/semi-mononodouri.htm


参加されていらっしゃる方に応じて、
さまざまなトピックについてお話します。

とても楽しいセミナーになると思います。


ホメオパシーにご興味があってもなくても、とても役に立つセミナーだと思います。


ぜひいらっしゃってください!

大震災後に対応するホメオパシー (1)

こんにちは。 ホメオパシーの永松昌泰です。


いよいよ原発の行方は不透明で、
先行きの見通しは、良くありません。

以前から書いているように、
福島原発の場合、一番問題なのは、
瞬間の放射線量ではなく、
これからの慢性的累積線量です。

これは、なかなか解決が難しい問題で、
そう簡単に打つ手はありません。


今まで、この問題については、
以前に事故発生直後の急性的状態においての
ホメオパシーレメディーをアドバイスさせていただきました。

さて、これからは急性期だけではなく、
次第に慢性的状態に対するアプローチの重要性が高まってきます。

福島近郊だけではなく、
より広い範囲に広がっていることが明らかになってきている現在、
関東地方以北はもちろん、今まであまり関係ないと思っていた中部・関西にも、
次第に影響は大きくなりつつあります。

これからの日本の姿を考えるにおいて、
放射能の影響は、最大級の要素になりつつあります。


また、言うまでもなく、
大震災で家族、家、職場、財産、思い出・・・
全てを失った方々のショックの影響は、
むしろ今からです。


その状況に対応し、
新しい日本の再建をめざし力強く立ち上がっていくため、
今こそホメオパシーの力を、
最大限に活用していただきたいと思います。


これから、私たちは、
力強く日本の復興、私たちの未来を支えていくべく、
全力をあげていきます。


つづく

2011年06月21日

福岡セミナーの日程

こんにちは。 ホメオパシーの永松昌泰です。


申し訳ありません。

福岡セミナーの日程が、一日変更になります。


9月25日(日)ではなく、

9月24日(土)です!!!


よろしくお願いします。

クスリについて

こんばんは。ホメオパシーの永松です。


そろそろクスリについて、少し書きましょう。


コメントを途中で「非公開」としたことで、
「痛いところをつかれたから逃げたんだろう」などと、
びっくりするような見当違いのことを書かれていらっしゃる方もいるようです。


以前のコメントにも書きました。


***********************

http://www.hahnemann-academy.com/blog/2011/04/post_287.html#comments


私は、医師の投薬が常に適切であることを、本当に切望しています。

医師の言うことに従っていさえいれば、
それが患者さんの最大利益になる、
ということが本当に実現するならば、
こんな幸せなことはありません。
それが本来の医療のあるべき姿なのですから。

ただ、本来の医療のあり方と、
現実に起こってしまっていることとの乖離は、
残念ながら非常に大きいものがあると思っています。


***********************


非常に残念なことに、
専門家が首をかしげるような処方は、ちっとも珍しくありません。

それは、言うまでもなく、
たくさんの素晴らしい医師もいれば、
たくさんの素晴らしくない医師もいらっしゃるからです。

当たり前のことですが・・・

ちゃんと緊張感をもって、適切な処方をされる人もいれば、
緊張感を持たず、考えることもせず、
勉強せずに製薬会社のMR任せの処方に堕したり、
患者の状態を無視した単なるルーティン処方にずぶずぶと狎れきった人もいる。


素晴らしくない医師の処方を受けてしまい、
無用の苦しみを受けてしまう確率は、
遺憾ながら、相当のものがあると思っています。


これについては、コメントを入れてこられた医師の方も、
その方の専門の分野については、
素晴らしくない医師に対して非常に憤っておられます。
「医師免許返上しろっ!」 とまで。

http://ameblo.jp/aestheticsurgeon/entry-10915805394.html

これは、もちろん美容外科だけに限ったことではありません。

この方の場合には、最初からきちんと名乗られ、
ご自身のHPのリンクも貼られて登場されてこられました。

ご意見の相違はいろいろとありますし、
いろいろと申し上げたいことは山ほどありますが、
匿名の中に隠れていらっしゃるのではないことは、
大いに評価しています。

匿名性の中に隠れて批判をされる方が多い中、
そこは立派だと思っています。

(もちろん、匿名にも、ピンからキリまであります。
匿名の中にも素晴らしい方もいらっしゃいます。)


ただ、一つ言えることは、
自分の顔を晒す、ということは、
それなりの勇気を必要とすることは確かです。


近々、予防接種についても、少し書きましょう。

2011年06月20日

久しぶりの福岡セミナー 

お早うございます。 ホメオパシーの永松昌泰です。


9月24日(土)に、久しぶりに福岡でセミナーを行います。
(変更後です)


福岡という場所は、私にとって非常に思い出深い場所です。
私は山口県出身で、
以前に鉄鋼の仕事をしていた時には、
毎月のように福岡に出張していました。

福岡という場所は、とても気持ちの良い、
「きっぷの良い」ところです。

その時にたいへんお世話になった方とお会いしたのも
この福岡です。


今まで定期的にセミナーや講座を行なってきたのは、
東京、大阪、名古屋、鹿児島、札幌です。


福岡でも、単発のセミナーだけではなく、
シリーズで講座をしていきたいと思います。


会場と日時の詳細は、またお知らせします。


お楽しみに!

2011年06月19日

再び原発の行方 (1)

こんばんは。 ホメオパシーの永松昌泰です。


今日の授業の時に、最近はブログのトピックで、
原発についての話が取り上げられていない、
というコメントがいただきました。


確かにそうですね。

今の状態は、一言で言えば、
「ますます深刻な状況が、ますます慢性化している」、

ということだと思います。


以前に書きましたように、
少なくとも数年以内に好転する可能性は、
ほぼゼロだと思います。


理由はシンプル。

意味のある効果的な作業をできるほど、
近づくことはできない。
また持続的にすることはできない、ということです。

残念ながら・・・


今回の問題は、
短期的急性的な問題ではありません。

慢性的な状況としては、チェルノブイリを上回る、
前代未聞の危機的状況になることは、
おそらく間違いないと思います。


これからどうするべきか、
それをじっくりと考えていきたいと思います。


つづく

2011年06月18日

現代医療 (5)

こんにちは。 ホメオパシーの永松昌泰です。


私は昔からいろいろなことに興味を持ち、
20歳代までに、さまざまなことをやってきました。

哲学、物理学、数学、統計学、科学哲学、社会学、文学、心理学、音楽、武道、テニス、ゴルフ・・・
ただ、医学は専門的にやったことがありませんでした。


では、医学や医師に対してどのような印象を持っていたか、というと、
圧倒的な「尊敬」です。


それは、アメリカ留学中に、何度となく繰り返し読んだ本の影響です。
柳田邦男さんの「ガン回廊の朝」という本です。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AC%E3%83%B3%E5%9B%9E%E5%BB%8A%E3%81%AE%E6%9C%9D-%E4%B8%8A-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%84-2-2/dp/4061341413


この本は、ガンと戦ってきた医師たちの英雄的な物語でした。
ガンという最大級の難敵と戦い、
ある時には「勝利」し、
またある時には「敗北」を重ねながら、
何とかしてこの難敵を克服しようと獅子奮迅の努力をされている
素晴らしい医師たちの物語でした。

それは、正に英雄の物語でした。

今も思い返すと、胸が熱くなります。
なんて素晴らしい人たちなんだろう! と。


また、もう一册繰り返し読んだ本がありました。
アーサーヘイリーの「最後の診断」です。

http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E8%A8%BA%E6%96%AD-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%98-4-3-%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC/dp/4102145036

この本は、50年以上も前の本ですが、今も基本的には何一つ変わっていません。
素晴らしい本です。
この本は、いわゆる手放しの「英雄物語」ではまったくありません。

ここには、病院のさまざまな実情が描かれ、
そして、苦悩する医師の姿が描かれます。

その中で非常に印象的だったのは、
悪性の腫瘍と良性の腫瘍とは、非常に見分けが難しい場合が多く、
病理医によって真っ二つに意見が分かれる場合が多い、
ということでした。

これについては、また別の機会に譲りますが、
最近出版された立花隆さんの本の中でも、
まったく同じことが書かれていたのでびっくりしました。

立花さんは、ご自身がガンになり、
持ち前の超絶的勤勉さで、ガンについてNHKと一緒にものすごい取材をしました。

その冒頭に出てくるのが正に今のことでした。
「良性と悪性の腫瘍を見分けるのは、きわめて難しい。
良性も悪性も、姿はほとんど同じである。」
という第一級の医師の話を聞いて、
立花さんは非常に驚いていました。

一般的なイメージでは、
「私はガンでございます。」というように、
良性と悪性は、はっきりと見分けられるように思っていますが、
実際にはまったくそうではない、ということを、
第一級の医師は言います。
そして、世界中の名医師、名高い研究者に取材すればするほど、
ガンの不可解さ、そして根深さが浮かび上がってくる・・・・・

この話はまたにしますが、
1959年に書かれた小説に描かれている状態と、
未だに全く変わっていない、ということにも衝撃を受けました。


また、アーサーヘイリーには「ストロング・メディスン」という本もあります。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%B3%E3%80%88%E4%B8%8A%E3%80%89-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC-%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC/dp/4102145109


これは、製薬業界の内情を書いた本ですが、
非常に衝撃を受けました。

27年も経っていますが、今も製薬業界の状況は全く変わりません。
おそらく、私の製薬業界に対するイメージは、
この小説から作られたところが大きいと思います。

ただし、「製薬業界」一般とは対照的に、
薬剤師の方には良心的で、優れた素晴らしい方が多い(私の個人的印象)
ということは、申し上げる必要があるでしょう。


つづく

2011年06月17日

現代医療 (4)

こんにちは。 ホメオパシーの永松昌泰です。


その後数年してロンドンに住んでいた頃です。
たまたま私の症状の話になった時、
知人の中国人の方から、
中国鍼の名人という医師を紹介されました。
Dr. Lo という60歳代の医師でした。
ロンドンの鍼灸を教える大学院で20年間教鞭を取っていた後、
開業されたとのことでした。

症状について話すと、
ドクターは大きくうなずきました。

「私は、この症状については十分に経験があります。
15回くらい通ってこられたら、完全に治ります。」

と言われました。

治る? ホント?

しかし、その後に中国医学のことについて、
また一般に医療について、いろいろと話をすると、
とても話が合い、信頼することができました。


治療は、全身に数十カ所に鍼を刺して、
その後、鍼に電気を通す治療でした。
1時間くらい横になっていました。
かなりビリビリしましたが、電気が強すぎると調整してくれました。
そうするうちに、無事に治療が終わりました。


その後、どうなったのか・・・

実は、その後日本に帰国したので、
治療は2回しか受けられませんでした。

しかし、その後5〜6年間、まったく症状は出ませんでした。
まったくです。
必ず定期的に来た症状が、まったくありません。


そして、5〜6年経った後、
1年か2年に一回くらいは目の症状は出てきました。
しかし、痛みはまったく出ません。

それが私が中医学で経験したことです。


つづく

2011年06月16日

現代医療 (3)

こんにちは。 ホメオパシーの永松昌泰です。


続きです。


その後、今から20年近く前でしょうか・・・
60歳代の内科医の方とゴルフをしていました。

何かのきっかけで私の症状について話すと、


「ああ! 実はその症状については、つい最近分かったばかりなんだよ。
最近の医学論文に載っていてね。本当につい1ヶ月前だったかな。

実はね、そういう症状がある方は、
従来は脳腫瘍の疑いがあるとされていたんだよ。
だから、実はそういう症状を持っている方は、
すごく心配だったんだけれど、
結局はそうではなくて、
ちょっとした血管の収縮の問題だったことが分かった。

まあ簡単に言えば、正座すると足が痺れますよね。
あれと一緒で、何らか脳の血管が圧迫されて、
一時的に脳の血管が狭くなるとそういう症状が起こる。
それが分かったんだ。
脳腫瘍ではないんだよ。

だから良かったですね。」


と言われました。


「ありがとうございます!
そうすると、どうすれば良いのでしょうか?
どうすれば治るんでしょうか?」

と訊きました。


「うーん。それがね。今はようやく原因が分かっただけで、
治す方法というのは、なかなかないんだよ。
血管拡張剤という処方は、決して悪くないんだけれど、
まあしょせん対症療法だし、治すということは難しい。
血管拡張剤と鎮痛剤とは、もちろん違うんだけど、
どちらにしても一時しのぎで、治せないという意味では、
結果的にはあまり変わらないね。

だけど、脳腫瘍ではない、ということが分かっただけでも良かったじゃない。」


「そうですね。良かったです。有難うございました!」

という会話だったと記憶しています。

脳腫瘍が疑われる症状だったなんて、びっくりでしたが、
ともかく血管収縮という問題だ、ということで、
それなりには安心しました。


つづく

2011年06月15日

現代医療 (2)

こんばんは。ホメオパシーの永松昌泰です。


実り豊かだった英国出張から昨夜遅く帰りました。
その話はまたしましょう。
(この原稿を書き始めたのは15日ですが、
英国から帰り原稿を完成させたのは17日です。)


さて、前回の続きです。

その後、私の症状にはしばらく何の変化もありませんでした。
医師が処方した薬をとらなくなって、4~5年過ぎたころでしょうか。
友人に、定期的にくる症状について話をすると、
鎮痛剤はとってる? と聞きました。

信じられない方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は、私は「鎮痛剤」というものが世の中にあって、
薬局に売っていることを
20歳過ぎまで知りませんでした!

友人が勧めてくれたバファリンを摂ると、
30分もすれば、痛みも和らぎ、ゆっくりと眠ることができました。
そして、目に異常をきたした時にすぐに薬をとると、
次第に全身の気怠い感覚とともに、痛みがくる前に眠ることができました。

やった!
これでもう怖くはないぞ! と私は驚喜しました。

薬って、何て有難いものなんだろう!
バファリン有難う!
鎮痛剤 ありがとう!


私は本当に薬に感謝しました!
もう「バファリンさま」には足を向けては眠れない!

という思いでした。


つづく

現代医療 (1)

お早うございます。永松昌泰です。


少し前の記事について、「断薬」に関するコメントがいくつかありました。

実際には、その記事の主題は断薬ではまったくないのですが、
そのせいもあって、
薬についての記述に多少舌足らずのところもあり、
引っかかったのでしょう。


どんな話題であっても、
後でブログを読み直した時に舌足らずだと感じる部分は、
いつも後で加筆修正しています。

ただし、予断をもって曲解をしなければ、
意図は誤解なく十分に通じると思いますが、
多少舌足らずのところはあっただろうと思います。


ちょうど良い機会ですので、
私の現代医療についてのお付き合いや考えを、
少し、シリーズで書いていきたいと思います。

そして、医師から処方された薬について、
どのように考えているのかにも、シリーズの中で触れましょう。


私は小さい時から病気らしい病気というものを、
あまりしたことはありませんでした。

ただ、13歳くらいからでしょうか、
ちょっと不思議な不調が定期的に起こりました。

突然、眼の焦点のところが
ぼやっとし始めて、
次第に広がっていきます。
右側か左側かどちらかに広がり、
やがて視野の半分近くが
大正や明治時代のガラスのように歪んでしまいます。

30分くらい経つと、
視野は次第に正常に戻っていくのですが、
今度は猛烈な頭痛が起こり始めます。
視野の異状が起こる側とは反対側です。

この痛みは、眠ると治るのですが、
当然ながら痛むので寝られません。
七転八倒して、半日後にようやく眠り、回復しました。

そういうことが1年に5~10回程度起こりました。


そのうち、田舎を出て東京の高校(正確には横浜ですが)に行くようになり、
高校2年生の時に、高校の保証人になっていただいていた
慶應の教授の紹介状をもって、
信濃町の慶應病院に行きました。

一日いろいろな検査をした末、
診断名は「点輝性○○○」(覚えているのは点輝性というところだけです)で、
原因は不明だが、血管拡張剤が有効、ということでした。

薬を処方されました。

その薬を処方通りとりましたが、
全身の倦怠感や気分が落ち込むなど、すぐに調子が悪くなりました。
また、症状が起こる頻度も変わりません。


それで、医師に相談すると、
これは原因が不明で、治癒は難しい。
これからはその症状が起こった時にだけ薬をとってください、
ということになりました。

そうしました。
すると、確かに「効果」はありました。

それまでは5~6時間は眠れなかったのですが、
3時間くらいで眠れるようになりました。
ただ、痛みはそのままで、
他に変化はありませんでした。


それで、何となく病院からは足が遠のき、
そのままになりました。


つづく

2011年06月11日

英国に来ています。

お早うございます。ホメオパシーの永松昌泰です。


ちょっと1日2日空いてしまいました。
木曜日の早朝に成田を立ち、英国に出張しています。

ちょっとハードスケジュールで、
何人もの方々と会って旧交を暖めたり、
大切な話をしたり、
セミナーを聞いたり、いろいろと大事な出張です。


着いた日は、
David Mundy 先生と、Deniseさんと夕食を共にしました。

ロンドンにあるギリシャレストラン レモニア
本当に感動的に美味しいレストランで、
ロンドンに住んでいる時から愛用しています。

ギリシャのギリシャ料理より美味しいかも・・・
お店の雰囲気はとても友好的で楽しい。
しかも、安い!

と言うことなし!


そして、翌日は英国ホメオパシー協会の重鎮で、
長年の親交のあるFrancis Treuherz 先生と、
久しぶりに会い、
数万冊もある蔵書や貴重な歴史的文献を見せていただきました。

そして、今回の最も重要な用件についても、
すぐに快諾いただき、本当に嬉しく思っています。

この件については、またお知らせします。


そして、今は Janet Snowdon 先生の家に泊まっています。

Janet 先生は、一昨年の国際セミナーに初来日され、
素晴らしくエネルギッシュで深い授業に
皆圧倒されました。

それ以来の再会です。

Bath というエレガントな街にお住まいで、
手入れの行き届いた素敵な庭と、
趣味の良さがうかがえる気持ちが良いお部屋。
本当に素晴らしいですね。

昨日はあいにくの雨でしたが、
今日は快晴。
今からマーケットに行く予定です。


そして、今晩はMisha Norland 先生の家に滞在します。
楽しみです。

Misha 先生は、今年の国際セミナーに来ていただきます。
実に5回目の来日になります。

とても深い知性と柔らかい人間性。
素晴らしい先生です。

2011年06月08日

英国人気質について

お早うございます。 ホメオパシーの永松昌泰です。


昨日、「名誉ある不運」について書きました。

この話は、私が最も好きな、感銘を受けた話の一つです。
コメントしていただいたり、メールを下さった方々、
有難うございました。


19世紀の中頃から、欧米の列強は東アジアを侵略し始めました。
アメリカ、イギリス、フランス、ロシア・・・次々と。


その中で、興味深い記述があります。

今、正確には思い出せないのですが、
英国公使が本国に送った、
「日本に対してどのような政策をとるべきか」
という報告書の中だったように記憶します。
(間違っていたらご指摘お願いします)


その中で日本人の特性について高く評価し、
とりわけ「武士道」をヨーロッパの「騎士道」に並ぶ、
非常に高い倫理であると評価し、
武士を高邁な倫理に裏打ちされた人間と断じています。

なので、他のアジアの国々に対する政策とは異なり、
征服して植民地化することを目指すべきではなく、
友好的な関係を取り結ぶべきである、
という主旨の報告書です。


植民地化うんぬんについては、ここではおいておきます。
当時の価値観や政策だからです。


ここで重要なのは、
英国人が日本をどう見ていたのか、ということです。

そして、それが明治時代の「日英同盟」に繋がってもいくのです。
日英同盟には、もちろん打算も含まれますが、
英国は打算だけでは同盟はしない国です。

日本に対しては、特別な何かを感じていた。

そう思います。


私がとても大好きな本の一節をご紹介します。

量子力学を創った20世紀の物理学の巨人たちとの交流を綴った
「部分と全体」ハイゼンベルグ著の一節で、
ニールズ・ボーアの言ったことです。


「おわかりのように、ここでも私は、
イギリスの姿勢の方がプロシアのそれよりも数段すぐれていることを、
はっきりと感じます。

イギリスではうまく負かされることが最高の美徳に属しているのです。

プロシアの場合には負けることは恥であります。

彼らの場合には、
まず第一に敗者に対して寛大であるような勝者を尊びます。

そのことははなはだ結構なことです。


しかしイギリスでは勝者に対して毅然とした敗者、
つまり敗北を認め、いかなる不平ももたないような敗者を尊びます。


このことはおそらく勝者が寛大であることよりも、
もっとむずかしいことでしょう。

この姿勢で耐え抜いた敗者は、
そのことによってすでにほとんど勝者の位置まで立ち上がっているのです。」


うーーーん と考えさせられた一節でした。

2011年06月07日

名誉ある不運

お早うございます。 ホメオパシーの永松昌泰です。


全仏オープンテニスは、女子はアジア人初優勝、
男子は、惜しくもフェデラーは敗退し、ナダルが6度目の優勝!

6回の優勝は、あのビヨン・ボルグと並んだということです。


そのビヨン・ボルグ。

80年だったか81年だったか、
ウィンブルドンのマッケンローとの死闘は
凄まじかったですね・・・

ちょっと話が古くなりました。


**************************

昨日のブログの最後に、
スポーツも人生の縮図というようなことを書きました。


スポーツと言えば、
ゴルフもまた、非常に興味深いスポーツです。

昔、かなりやっていたゴルフですが、
この15年、ほとんどやっていません。


昔のゴルフには、「名誉ある不運」という言葉がありました。


ゴルフ場には、バンカーと呼ばれる砂場が設けてあります。
砂なので、ミスショットをしやすく、
ハザード(障害)になっています。

今でこそ、バンカーで打った後では、
他の方のために、
打った跡や靴の跡をきれいに修復するのがマナーになっていますが、
古来のルールでは、
バンカーは絶対に修復してはいけなかったのです。


昔のゴルフは、全てマッチプレーといって、
目の前の相手だけが直接の相手だったのですが、
現在は、ストロークプレイといって、
出場者全員が相手の試合が中心なので、
全員を「公平」にする必要があります。

それに伴って、ルールが変わったのです。


それはそれで良いのですが、
失われた貴重なものもあります。

「名誉ある不運」もその一つです。


バンカーに入って打つと、当然ながら打った跡は凹み、
また靴を深く砂に入れるので、
靴跡は深く抉れます。

修復してはいけないので、
後からのプレイヤーがバンカーの中に打ち込んでしまうと
凹んでいるだけ、ボールがその中に入りやすくなります。

跡に入ると、非常に打ちにくいので、
ほぼ確実に1打、場合によっては2打3打失います。


その時の反応の仕方はいろいろでしょう。
くそ! なんてこった!
なぜ自分にこんなことが起こるんだ!

というのが正直な感想でしょう。


しかし、このルールを作った英国人というのは、
非常に興味深い人です。


この状態を甘受し、平然として次打を打つのが
そういう場合の「正しい態度」なのです。

それを、「名誉ある不運」と呼び、
通常のナイスショットよりも尊んだ
と言われています。


それが、英国が経済力を失ってからも、
未だに世界の中心的存在であり続ける
「秘密」なのかもしれません。

2011年06月06日

全仏オープンテニス

こんばんは。ホメオパシーの永松昌泰です。


男子テニスの全仏オープン決勝。
フェレラーとナダルの試合、
非常にエキサイティングで、
考えさせられることの多い試合をしています。


ここしばらく不調だった、元王者フェデラーが目覚しく復調し、
全仏王者5回というナダルの決勝戦。

4大大会、最多優勝回数16回を誇るフェデラー。
対してフェデラーには滅法強い世界ランキング1位のナダル。


第一セットは、最初は一方的にフェデラーのペース。
しかし、判定をめぐり、明らかに気を落としたフェデラー。
終盤急に調子を落として、第一セットを失いました。

第二セットに入っても、フェデラーは自滅気味。
つまらないミスを繰り返し、
早くも一方的な試合に・・・


急速に興味を失っていきましたが、
ちょっとしたことから、
フェデラーは急に元気を取り戻しました。
そして、ついにタイブレークに。

・・・しかし、結局タイブレークを落としてセットを連取されました。


現在、そういう状況なのですが、
ちょっとしたことで、
急にミスが重なったり、
急に調子を取り戻したり、
人生の縮図を見ているようです。


勉強になりました(まだ終わっていませんが)(笑)

2011年06月05日

驚いたこと!

こんにちは。ホメオパシーの永松昌泰です。


昨日、コメントについて書きました。

その後、私の中に驚くべきことが起こりました。

自分でもあまりにも意外で、本当にびっくりしています。


ことの始まりは、ある方がコメントの中で
「私の姿勢が由井寅子さんと同じである」
と書いてきたことからでした。

その方の書いてきた主旨は、意味がないので、
公開していませんし、割愛します。


最初は、何と理解力のない人だろうか、
とびっくりしました。

ある特定の価値観に縛られていて、
それ以外の価値観を認めないので、
自分の縛られている価値観以外の範疇の人は全て同じだ、
という論理構造です。


由井寅子さんについて、
昨年のビタミンK2事件の件だけではなく、
それ以前のさまざまなこともあり、
私は由井寅子さんとは、
ホメオパシーレメディーを使っている、ということ以外、
ほとんど交わるところはない、と思っていました。


しかし、昨日のブログを書いているうちに、
全く思いもかけない感覚が湧き上がってきました。


「こういう方と比べると、由井寅子さんの方が遥かに立派だ。」


この感覚は、私を本当に驚かせました。
まったく思いもかけないことでした。

しかし、奇妙なことに、何というか・・・
「愉快」な感覚でした。


その時に思い出したのが、以前授業で何度も使ったTV番組です。

「プロフェッショナル 仕事の流儀」の中で、
上山博康さんという外科医の方が登場していました。

http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2010020503SA000/
http://www.youtube.com/watch?v=OZKzLc0qnQg


上山さんには、人生を左右する大きな言葉があったそうです。
尊敬する先輩医師から言われた言葉です。

「上山、お前はぜったいに批判する人間にはなるなよ!
お前は人に批判される人間になれ!」

「えっ 人に批判されるなんて嫌ですよ! 私は絶賛されたいです。」
と答えると、その先輩医師はこう言いました。

「人に批判されるということは、何かをしている、ということだ。
上山! お前は批判する人間にはなるな。人に批判される人間になれ!」

この言葉は、ずっと記憶に残っていたのですが、
ブログを書いている間、思いがけない形で、蘇ってきたのです。


由井さんの言動には、
賛成できないところが多々あります。

ですから、一緒にされてはたまらない!
と思っていました。


しかし!
昨日以来、私の感覚は急速に変わりつつあります。


由井寅子さんにはいろいろあるし、このままでは絶対にいけないけれど、
あの人たちと比べるならば、紛れもない「仲間」だ!
という感覚です。


この驚くべき「突然変異」・・・・・
(「治癒」と呼ぶべきかもしれません)は、

紛れもなく、そのコメントによって呼び起こされたものです。


その意味では、感謝しなければならないでしょう。

人生、本当に何が起こるかわかりません!

2011年06月04日

ブログのコメントについて

こんにちは。 ホメオパシーの永松昌泰です。


ブログをやっていると、時々コメントをいただくことがあります。

応援のコメントもあれば、
質問のコメントもあれば、
批判のコメントもあります。

コメントについて、スコットが、こんなことを書いていました。
http://ameblo.jp/ex-ma11091520sukotto/entry-10900297144.html


それは、その通りだと思います。

自分の話を興味を持って共感してくれる人のためにブログはあるのですから。
そうでない人の話を聞く必要はないわけです。

確かにそうではありますが、
私にはまた別の思いもあり、今まで必ずコメントに答えていました。


・・・もっとも今思い返してみると、

批判的な内容のコメントに対しては、
必ずすぐにお答えしてきましたが、
応援のコメントをいただいた方の中には、
何もお返事をしていない方がいることに気がつきました。
ごめんなさい。
また、改めてコメントをお返ししますので、
少しお待ちください。


コメントについて、少し書いておこうと思います。


私は大学の時に、ずっとDebateをやり、
Debateは、私にとって人生の中でも非常に大きな存在です。

Debateは、表面的には「戦い」です。
議論の肯定側、否定側の両方を徹底的に勉強し、
試合直前にどちらに立つかが決まり、徹底的に戦います。

しかし、Debateの本来の目的は、相手を負かすことではありません。
肯定と否定の両方に身を置いて、
肯定、否定の議論を徹底的に尽くし、
自分の中にある偏見を徹底的に洗い尽くすこと、
焼き尽くすこと、
そうして「ありのまま」に近づいていくことです。


Debateには、質疑応答があります。
そこで、よくやってしまう質問の方法があります。

相手に、YESかNOを迫るという方法です。
ものごとを単純化し、
あたかも、答えはYESかNOのどちらかしかないかのように、
強く迫るという方法です。

これは、Debateの初心者的方法ですが、
議論に慣れていない人にはそれなりに効果があるようです。

しかしまったく意味がない方法です。
すべての背景を無視して、
状況を単純化して、
自分の都合の良い方向に答えさせようという方法だからです。


数年前に、トヨタの若い社長が、
アメリカの公聴会で喚問され、
「トヨタ車の欠陥について、
知っていたのか、知らなかったのか?」
(確かそんな質問だったと思います)

それをYESかNOで答えろ、と迫られて、
そんな単純な話ではないので、説明しようとしたら、
YES、NOのどちらかで答えろ、と迫られて、
まるで誤魔化そうとでもしているかのように、晒し者にされ、
その後で、悔し涙を従業員の前で流した、あれです。


後日談ですが、結局トヨタはシロでした。
まったくの。
単なる運転ミスだということが、
数年間かかって、ようやくそのことが証明されました。
だから、「欠陥を知っていたのか、知らなかったのか?」
という質問には、何の意味もなかったのです。


こういう類の質問には、答える必要を感じません。
本当の真実に迫っていこうとする姿勢がないからです。
時間とエネルギーの無駄です。


古来、「正しい質問には、初めから答えが含まれている」
と申します。

「正しい質問」には、シンプルにお答えできます。
十分に煮詰められた末での質問だからです。

しかし、「正しくない質問」には、シンプルにはお答えできません。
考えが煮詰められていないからです。
そういう「正しくない質問」にお答えするには、
その質問の背景から始め、
何が本当の問題なのかを煮詰めていき、明らかにしなければなりません。

「正しくない質問」には、
質問者が気づいていない「隠れた前提」があり、
そこから始めないと意味がありません。
そこに気がついてもらうために、
背景から始めなければならないからです。


そういう「正しくない質問」をされる方の多くは(全てではありません)、
本当に真摯で謙虚な意図からではありません。
だから、質問自体が未熟な「正しくない質問」になってしまうのです。

こう言わせて、こう言ってやろう、
という意図が見え見えです。

本当に真摯な態度からの質問ではないので、
その議論の背景には興味がなく、
意味がない表面的なところだけの議論をしようとします。

そういう議論には、意味はありません。
本当の現実とは遊離しているからです。


その背景をまず理解してください、と書いても、
まったく理解できないようで、
早くYES、NOを答えろ、というような
意味のないことを書かれる方もいらっしゃいます。


質問者が、真摯な意図から質問されていると感じる場合には、
これからも真剣に丁寧にお答えすると思いますが、
そうではない場合には、
コメント欄において丁寧にお答えする意義を、
まったく感じなくなりました。

その代わり、本文で、そのことについて書く事もあるでしょう。
ゆっくりと。


コメント欄に書くことには、大きな問題があります。
それは、その相手に対して議論をしなければならないことです。


私は、もちろん未熟な人間です。
議論になると、徹底的に勝とうとしてしまう癖が未だ残っています。

Debateの目的は議論に勝つことではないと言いながら、
議論を挑まれて、本当にスイッチが入ってしまうと、
徹底的にやっつけてやる、という本能が働いてしまいかねません。

そして、相手が気がついていない、
「隠れた前提」を徹底的に暴き出し、引きずり出し、
相手の無意識の「欠陥」まで
徹底的に攻撃してしまうことになりかねません。

そんなことは間違っていますし、無意味で不毛です。


ですので、スコットに倣い、
これからは、
批判的なコメントにはすぐ返事をしなければ、
という強迫観念的悪癖をやめます。

返事をする必要がある方には返事をし、
コメントではなく、時間がある時に本文で書くべきことは、
ゆっくりと本文で書く、ということにします。


ですので、これからは、
せっかくコメントをいただいても、
公開せずに「スルー」するコメントも出てくるでしょうし、
今まで公開していても、
その方を「晒し者」にするようなことは無意味で不適切だと考えて、
削除する場合もあると思います。


あしからず。

プロフィール

1958年生まれ。山口県出身。ハーネマンアカデミー学長。慶應義塾大学工学部卒 業後、コロンビア大学、パリ大学で哲学、文学、物理学専攻。家業の鉄鋼業を経 営するうち、金属の変容・変態と人間の変容との類似に気づく。英国にわたり、 ホメオパシーと出会う。1997年、ハーネマンアカデミー設立。日本ホメオパシー 振興会主宰。

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