放送スケジュール

一歩だけ 前に… 3・11大震災 シリーズ8 
届け、祈りの歌声
   30分枠

放送 : 7月3日(日)
  24:50〜
ナレーター : 寺田はるひ
制作 : 日本テレビ
再放送 : 7月10日(日)11:00〜
    BS日テレ
  7月10日(日)18:30〜  
CS「日テレNEWS24」 

3月11日、宮城・石巻市民会館では、歌手クミコのコンサートが予定されていた。しかし、リハーサル中にあの大地震が襲った。コンサートのボランティアスタッフの女性…家を流されて2ヶ月は親戚宅を転々とし、最近になってようやく家族とアパート生活を始めた。シャンソン好きで“銀巴里”というスナックを営んできたママ…家は全壊、店も水没。埼玉の姉の元に身を寄せていたが、石巻に戻る事を考えていた。そして6月11日、地元有志が復興コンサートを企画した。クミコさんに石巻で歌って欲しい…。あの日、聴くはずだったクミコの歌声は、今の彼女達にどう響くのか。険しくとも一歩だけ前に向かって歩み始めた石巻の人々の姿を追う。

わたしたち 環境防災科 3・11大震災 シリーズ9
震災を語り継ぐ高校生
   30分枠

放送 : 7月10日(日)
  24:50〜
ナレーター : 川田裕美
制作 : 読売テレビ
再放送 : 7月17日(日)11:00〜
    BS日テレ
  7月17日(日)18:30〜  
CS「日テレNEWS24」 

16年前、神戸を襲った阪神淡路大震災。その教訓から「地域の防災のリーダーを」という想いで兵庫県立舞子高校環境防災科が設立された。全国唯一の学科だ。防災を専門に学んできた高校生たちが、東日本大震災を受け、宮城県へボランティア活動に向かった。彼らが被災地で出会ったのは、想像を超えた現実と多くの被災者たち。目の前の被害に驚き、被災者ひとりひとりの話が多感な高校生たちの胸に重く響く。「何か答えなければ…」と焦る高校生たち。教室で学んだ防災の知識は、言葉となって出てこない。「出来るのは目の前の作業を続けていくこと」先生のそんな言葉が生徒たちの背中を押す。ただ今の自分たちに出来ることを…。被災地の復興支援に向かった“高校生ボランティア”の姿を追った。

鉄条網とアメとムチ
苦悩する基地のまち   55分枠

放送 : 7月17日(日)
  24:50〜
ナレーター : 伊藤惣一
制作 : 日本テレビ/山口放送(2社 共同制作)
再放送 : 7月24日(日)11:00〜
    BS日テレ
  7月24日(日)18:00〜  
CS「日テレNEWS24」 

福島第一原発の事故が大変な厄災を及ぼしているが、これまでの基地政策は交付金漬けの原発推進政策と驚くほど構図が似ている。政府は震災の陰に隠れるように名護市辺野古に普天間の代替基地建設方針を固めた。今、普天間移設問題は大詰めを迎えている。震災後の状況下、一説には1兆円とも言われる代替基地建設費支出は本当に必要なのか。そして、莫大な国費(交付金や補助金)を梃子に民意をねじ伏せて来た「アメとムチ」と言われる政府の基地政策は、住民に何をもたらしたのか。町の83%を米軍基地が占め、膨大な補助金を獲得した嘉手納町と、普天間の代替基地受け入れを拒否して交付金の支給を断たれた名護市。そして、米空母の艦載機受け入れを巡って政府にムチを振るわれた山口県岩国市。米軍基地問題で苦悩する街をリポートする。

津波 てんでんこ 3・11大震災 シリーズ10 
三陸・奥尻からの教訓
   30分枠

放送 : 7月24日(日)
  24:50〜
制作 : 札幌テレビ、テレビ岩手
再放送 : 7月31日(日)11:00〜
    BS日テレ
  7月31日(日)18:30〜  
CS「日テレNEWS24」 

観測史上最高の40.5mの津波を確認した東日本大震災。だが、当初の津波警報は3m。これで油断したという住民も多い。気象庁は、18年前の北海道奥尻島の大津波で“警報発令が遅く犠牲者が多く出た”という苦い経験から、早めの予測を心がけていた。ところが、対策を講じても難問が立ちはだかる。明治、昭和と繰り返された三陸大津波を受け設置した防波堤は、破壊された。奥尻島の人工地盤も、今回のような大津波を防げるか疑問の声が上がる。死者・行方不明者1200人を超えた釜石市では、3000人近い小中学生のほとんどが無事避難した。命を救ったのは、三陸に古くから伝わる「津波てんでんこ」(自分の責任でとにかく早く高台に逃げろの意)の教えだった。札幌テレビとテレビ岩手の共同制作。

いつか村に還る日まで 3・11大震災 シリーズ11
飯舘村、別離する家族(仮)
   30分枠

放送 : 7月31日(日)
  24:50〜
制作 : 福島中央テレビ
再放送 : 8月7日(日)11:00〜
    BS日テレ
  8月7日(日)18:30〜  
CS「日テレNEWS24」 

原発事故の影響で計画的避難区域となった福島県飯舘村。村民全員が避難の対象になった。菅野哲男さん(54)は親から継いだ畜産で生計を立ててきた。しかし、生きる糧である牛を手放し、村を離れることに。阿武隈山地に位置する飯舘村は、かつては稲作中心だったが、度々冷害に襲われてきた。廃れる村の振興に農家が懸けたのが畜産だった。長年の努力で「飯舘牛」のブランドが認知され、軌道に乗り始めていた。しかし、原発から約40km離れた村に放射線物質が降り注ぎ、菅野さんたち畜産農家がようやく築いた生活は奪われた。牛は菅野さんにとって家族。愛情を注ぎ大切に育ててきた。息子が継ぐと言ってくれた畜産を自分の代で廃業する無念…。仕事のため家を離れる息子たちとも離れ離れになる。それでも、菅野さんは村を警らする見守り隊に志願した。いつか家族が、村の仲間が還る日のために。

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