流通大手イオングループの傘下で、スーパーを展開するマックスバリュ西日本（兵庫県姫路市）は１６日、広島市への本社機能の移転を発表した。１８日に閉店する同グループの商業施設広島サティ（南区）の空きスペースに、１０月上旬をめどに本社を移す。

　広島サティの５階部分に本社を置く。現在の本社ビルが老朽化しており、「新本社を中心に中四国エリアを軸とした店舗網を強化する」としている。広島サティ閉店後の１階部分へは、マックスバリュの出店も予定する。

　同じイオングループで、スーパーなど運営のイオンリテール（千葉市）も１０月上旬、中四国カンパニーの事務所を現在の大阪市から広島サティ内へ移す。マックスバリュ西日本の移転と併せ、中四国の基盤を強化する。