17日午後、東京・世田谷区を走る東急電鉄世田谷線のレールがゆがんでいるのが見つかり、世田谷線はレールの修復作業のため、およそ3時間にわたって一部区間で運転を見合わせました。東急電鉄は、レールは暑さによってゆがんだものとみています。
17日午後2時50分すぎ、東京・世田谷区の東急電鉄世田谷線の下高井戸駅で、電車の側面にこすったような跡があるのを運転士が見つけました。こうした跡は、ほかの4つの電車からも見つかったため、東急電鉄が調べたところ、上町駅の構内に、レールがゆがんでふだんより16ミリメートル、ホーム側に曲がっている箇所があるのが見つかりました。世田谷線は、レールを元に戻す作業のため、一部の区間でおよそ3時間にわたって運転を見合わせました。17日の東京は、練馬区で最高気温が37度5分まで上がるなど猛烈な暑さで、レールの温度は17日午後には50度を超えていたということです。このため東急電鉄は、暑さによってレールがゆがんだものとみて詳しい原因を調べています。