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◆大相撲名古屋場所7日目 ○直江(はたき込み)千代嵐●(16日・愛知県体育館) 78年ぶりの早大出身の関取誕生へ夢がふくらんだ。早大から角界に入門した西幕下5枚目の直江(24)=尾車=が東同3枚目の千代嵐(20)=九重=をはたき込んで4連勝で勝ち越し、秋場所(9月11日初日・両国国技館)の新十両昇進を濃厚にした。早大出身の関取誕生は1933年1月に十両に昇進した元関脇・笠置山以来、78年ぶり。このまま白星を重ね夢の十両を確実にしたい。幕内は横綱・白鵬と大関・日馬富士が全勝。1敗で大関・把瑠都ら5人が追う。
無傷の4連勝を決めた直江の頭の中は真っ白になっていた。「何も考えていなかった。悔いを残したくなかったんで」。千代嵐を勢いよくはたき込み勝ち越し。早大出身力士としては1933年初場所の笠置山以来、78年ぶりとなる関取昇進をほぼ手中にした。
09年1月の入門当初から話題を集めた。早大出身では戦前の39年以来70年ぶりの力士として注目を浴びたが、春場所前の卒業試験で単位を落とし留年。文武両道を貫く現役早大生力士として話題になった。早大というブランドが常につきまとうが「プロになったからには一人の力士として頑張っていくだけです」と重圧は感じていない。
着実に力もつけてきた。10年九州では6勝1敗で幕下の優勝決定戦まで駒を進めたが敗退。あと一歩というところで涙をのんだ。「あの時の悔しさがいい経験となっている」と今場所は幕下上位で戦うため体を作り直した。「立ち合いの威力を増すために体重を増やした」とどんぶり1杯だったご飯を4杯まで増量。1か月で体重は5キロ増え、134キロまでアップ。おかげで当たり負けしない体となった。
師匠の尾車親方(元大関・琴風)も「前まではすぐに稽古で痛い痛いと言っていたが、今場所はそれもなく、稽古をしっかりやっている」と弟子の成長を感じている。十両昇進となれば名古屋後援会が化粧まわしを贈ることも決定している。親方は「色はワセダカラーのエンジになるのでは」と話した。「師匠からもチャンスはたくさん来るもんじゃないと言われている。自分の相撲を取りたい」と直江。早大出身者としてはプロ野球・日本ハムの斎藤佑樹投手が脚光を浴びている。今度は自分が関取に昇進し大歓声を受ける番だ。
◆東京六大学出身の力士 早大は直江で3人目。法大は現役の幕下・栃翼。明大は春日野親方(元関脇・栃乃和歌)ら5人と最も多い。東大、慶大、立大から角界への入門者はいない。
◆笠置山 勝一(かさぎやま・かついち、本名・仲村勘治)1911年1月7日生まれ。28年に出羽海部屋へ入門。早大専門部政治経済科在学中の32年2月場所に幕下付け出しで初土俵。37年1月、関脇に昇進。幕内在位22場所で134勝139敗10休。金星1。45年1月引退し、年寄・秀ノ山を襲名。71年8月11日、60歳で他界。
◆直江 俊司(なおえ・としじ)本名同じ。1986年9月23日、東京・調布市出身。24歳。尾車部屋。明大中野高から早大スポーツ科学部に進学。大学1年の全国学生選手権で個人ベスト32に進んだが、左肩などのけがで3年の秋に相撲部を退部。2009年初場所で初土俵。182センチ、134キロ。得意は突き、押し。
(2011年7月17日06時01分 スポーツ報知)
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