cuisine naturelle Les BRINDES

cuisine naturelle Les BRINDES

                                               キュイジーヌ ナチュレル レ・ブランド

閉店のお知らせ

東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 オープン以来9年間、皆様のご愛顧、応援をいただき、オーガニックレストランとして営業を続けてまいりましたが、今月、5月いっぱいをもちまして通常営業を終了(ランチ営業は5月28日土曜日まで)させていただくことになりました。 レ・ブランドは国が安全という残留農薬や化学肥料などの問題点を指摘し、完全無農薬有機・自然・栽培の契約農家とともに『美味しく食べて健康になる食事』をみなさんに提案してまいりました。しかしながら、震災にともなう原発事故の影響で東京の空気や土、水もあっさりと汚染されてしまいました。この間、契約農家の野菜も出荷停止となったり、本来健全であった魚や肉類にも放射能の影響が出てくるようになりました。私はそのような状況下で、レストランにとって最低限の必要条件=『安全な食事』をみなさんに提供するのを不可能と考え、また、今後短期間に事態の収束が見込めないため、閉店の決断をいたしました。30年来、反対をし続けて来た原発の、それも最悪の事故の影響で、皮肉にも閉店するとは夢にも思っていなかっただけに残念でなりません。いままで原発を容認して来た方も、東電もこの事態に直面し、反省をしていることと思います。もっともっと、レ・ブランドを発信基地としてオーガニックやノンケミカルの重要性をアピールしたかったと言うのが本音です。これまでのご愛顧、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

みなさんもご存知のように放射能の毒性は計り知れないものがあります。同時にひとりひとりが受ける影響もときとして大きな差があります。この個人差により、たとえわずかな量でも大きな健康被害を受けることがあります。乱暴な例ですが、広島の原爆投下の際、爆心地近くで被爆しても長期生存されている方もいらっしゃいますし、原爆投下から一週間後ご家族を捜しに行き被曝して短期間に亡くなられた方もいらっしゃいます。ただ、前者の方はかなり稀な例で、多くの方は短期間に亡くなられています。そのようにひとりひとり、放射能に対する感受性が異なり、わずかな量でも死に至る場合があります。今回の原発事故と原爆とを単純に比較することはできませんが、低線量でも中長期にわたり放射能にさらされれば被曝は進み、重篤な健康被害をもたらし、死につながる場合があります。

福島の原発事故により放出された放射能の量はチェルノブイリの10分の1と言われていますが、日本の国土はロシアの約45分の1です。単位面積当りではチェルノブイリの4.5倍の汚染と言うことになります。さらに人口密度を勘案すれば潜在的汚染状況は悲惨なものがありますし、その被曝者は相当数になると予想されます。そして、現在も福島原発は放射能を撒き散らしています。今なお炉心溶融を始め、状況は決して好転してはおりません。相変わらず綱渡り状態の連続で、いつ事態が急変してもおかしくありません。一度暴走を始めたらコントロールできない、それが原発です。自分で消せない火を作ってはいけないのです。そればかりか放射性物質は目に見えない最強の毒性を持っています。こうしている間も野山を海を汚染し続けています。人間はもちろん、植物や動物、あらゆる生き物を苦しめています。事故以来、風は殆ど西風から南風であったにもかかわらず、これだけ汚染が拡散しています。秋以降、北風が吹くようになったら、、、東京を含む福島以南がより広範囲に、より濃密に汚染されます。それまでに事態は収まるとは考えられません。先日、神奈川県や静岡県のお茶からも放射性物質が検出されました。原発事故以来、政府や自治体発表の、神奈川・静岡両県の雨や環境下における放射能の量をトレースしてみましたが、私が調べた限りゼロでした。にもかかわらず茶葉から基準値を超える570ベクレルもの放射性物質が検出されています。有り得ないことです。 本当に政府や自治体発表の数値を信用して良いのでしょうか、、、。

浜岡原発の運転停止は高く評価します。浜岡は東海地震の予想震源域のど真ん中にあります。つまり浜岡原発の直下で大規模な地震が起きる可能性が高いのです。仮に津波がなかったとしても直下で大地震が起きればいかに堅牢な原発と言えども持ちこたえるのは無理だと思います。もし浜岡原発が福島のような事態に陥ったら、東京は終わります。風向きがあまりにも悪いからです。1000万都民をどこに避難させることができるでしょうか。多くの犠牲者とともに経済も破壊され日本人が国際難民になることも有り得ます。

もう、すべての原発を停めましょう。原発を停めても基本的に停電は起きません。どの原発もバックアップに水力・火力発電などの電源を持っています。それがなければ原発は運転できません。万一、どこかの原発が緊急停止すれば、その電力供給先一帯は大停電になります。でも、日本ではそのような停電は起きません。何故ならば、原発が停止したときのために、それを補うバックアップ電力は水力・火力発電などにより確保されているからです。東京の計画停電は、原発の『ありがたみ』をアピールするための東電のパフォーマンスと地震の影響で水力・火力発電にトラブルが生じたからです。なので直ぐに復旧しました。
原発の経済性は大ウソです。使用済み核燃料が無毒化するのに10万年を要します。それまで、気の遠くなるような世代に渡り、その施設を管理しなければなりません。その積算費用はいったい、いくらになるのでしょう。天文学的な数字になります。そして、福島のように大規模な事故が起きれば、多くの犠牲者とともにこれまた天文学的な損害賠償が生じます。目先の経済的利益に騙されてはいけません。原発の経済性は最悪です。

これは杞憂に終わって欲しいのですが、もし、原発がテロの標的になったら、、、。福島原発に右翼の街宣車が乗り込みました。あの原発の警備はあの程度のものです。もしそれが右翼ではなく、爆弾テロの実行グループだったら、、、背筋が寒くなります。今もその程度の警備で原発は運転されているのです。

日本海は原発銀座、最悪の毒性をもったプルトニウムを地球を何個も破壊できるほどたっぷり貯えた、プルサーマル『もんじゅ』をはじめ沢山の原発が居並ぶ日本海。どこかの国が日本を攻撃しようと思えば、核兵器など要りません。射程距離が1000kmはゆうにある巡航ミサイルで十分です。数メートルの誤差しかない巡航ミサイルが、どこからか、或いはぽっかり浮かんだ(浮かばなくても可)潜水艦から原発に向けて発射されれば、これを防ぐ手だては残念ながら有りません。日本の防衛力はこの程度です。ミサイルでなくとも世界のどこかで起きている訓練された武装グループによる爆弾テロが仮に原発に向けられたら、今の原発の警備はそうした武装グループの攻撃に耐えられるのでしょうか。日本海を筆頭に日本のどこかに原発が有る限り枕を高くして眠れません。

参考までにhttp://www.youtube.com/watch?v=mXMUTaSortI&NR=1このアドレスにアクセスするとチェルノブイリの実態のごく一部ですがユーチューブで見ることが出来ます。

もう原子力に頼るのは止めましょう。日本はこれまで原子力の恐ろしさについてどの国よりも多くのことを学んできました。今まさに脱原子力の政策を立ち上げ、世界の先駆となり、そのリーダーシップを発揮するときです。現在、未来に、犠牲者と、不安と、負の遺産を残さないために、すべての英知を結集し、原子力に頼ることのないエネルギー政策を実現し、日本本来の美しい野山、奇麗な海を取り戻しましょう。