2010年07月29日

誕生日

/誕生日/ラミティエ@高田馬場/踊る大捜査線THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!/ケイコ・リーのライブ/

 誰にでも一年に一回だけ巡ってくる日、誕生日
 誰にも祝ってもらえないと言うならば、自分から「今日、誕生日ですから」と言えばいいと思うのですが。

 世の中には誕生日休暇などがある会社もあるかも知れませんが、ウチの会社は違います。
 たまたま運がいいことに私の誕生日は夏期休暇取得期間に入っているので、今日か、前後の日を毎年休んでいます。
 去年は京都と奈良へラーメンを食べに行きましたが、今年は大好きなアーティストのライブを友達と一緒に楽しむ予定です。

 上京してくる友達を品川駅で拾う予定なので、ちょっと早めに着いてコーヒーとか飲んだりして。
 無事に合流して改札を出ることなく高田馬場へ、改札を出ていなければ私は新宿−高田馬場間だけの料金で済みますし、友達は新幹線の区内で済みます。
 小雨の中を駅から歩いて五分でラミティエ@高田馬場食べログのページ)、ライブの予約は三ヶ月くらい前にしましたが、このお店は一ヶ月前に予約しました。
 以前の私はそんな先の予定は公私ともに全く立たないので絶対に予約しませんでしたが、どうしても無理なら直前になってキャンセルするつもり(ライブの方は先にお金を払っているのでアレですが)で予約する生き方に変えました。

 一生、同じ生き方を変えずに通すことが一番立派だと思いますが、私は立派な人間ではないし、人生に対して意地も誇りもないので、ちょくちょく生き方を変えてます。
 開店時間十分前に着いて店先をブラブラしていたら「どうぞ、ご予約のお客さんですか」と声を掛けられ、店内中央のテーブルに案内されました。
 店内は満席になっていないのに、予約しないで入ろうとした何組かのお客さんは断られています。
 この店の昼営業は十二時から十五時までなので、十二時か十三時半のどちらかスタートのお客さんだけかと思ったら、十二時半スタートとか十三時スタートとか、そういうお客さんもいるんですね。

 誕生日なので、先ずはシャンパーニュで乾杯。
 何種類かの銘柄があってもどうせ値段で選んでしまうので、一種類しかないととても助かります。 実際にはワインリストに載っていないワインやシャンパーニュを用意してあることでしょうけど、銘柄指定でお願いしてあればいいけど、無い時に次候補に困ってしまうからね。
 シャンパーニュもビールと同じで癖がある発泡酒だから、普段飲み慣れていないと美味しさも良さも分かりにくいのですが、今日のはとても美味しかったです。
 まあ、誕生日だから何でも美味しく感じるのでしょう。
 この店のランチは五種類ずつある前菜とメインを一品ずつ選んで千二百円、デザートと飲み物は別料金です。

 ツイッターでつぶやいたらお店のことを詳しい人がいて、以前は千円だったとのこと。
 今は千二百円ですが、味、ポーション、サービス、を考えると千五百円でもお客さんの誰一人として「高い」と言わないでしょう、私も言いません。
 前菜として私はローストポークのサラダ、友達はキッシュロレーヌ、計ったようにシャンパーニュを飲み終わった頃に運ばれてきました。
 サラダはさっぱりしたドレッシングが全体に掛かっていて、殆どがサニーレタスですが、炒めたズッキーニと冷製豚肉が何枚も敷き詰められています。
 近況報告とかこれからの予定とかをお喋りしながらナイフとフォークで食べたり、取り分けたりしている時間ってとっても楽しいですね。

 フレンチとかイタリアンってお喋りしながら食べるから一緒に食べる人によって味が凄く変わってしまいます、和食や中華は黙って食べることが多いから誰と食べてもあんまり印象は変わらないけどね。
 普段だったらシャンパーニュだけで終わるところを、今日は誕生日なのでグラスワインを、ワインも銘柄指定出来るほどの知識はないのでオススメの赤をいただきました。
 軽めのボディで酸味も程々、食中酒として料理の味を邪魔しないのでしょう。

 さて、メインディッシュ、私は「若鶏のロースト ラタトゥイェぞえ」、友達は「鴨のコンフィー、シュクルート添え」、食べログなどのネットで「信じられないほどのポーション」と見聞きしていましたが、実際に目の前に置かれると「大きいなぁ」と声が出るほど。
 ナイフもフォークも使わずにむしゃぶりついたらどんなに旨いだろうと妄想しつつフォークで切り分けて食べてみると、ああ、この店の常連さんはこの旨さにやられちゃうなんだな、と。
 私もやられちゃいました、友達が上京する時は必ずこの店でランチにすると固く心に誓いました。

 よく、皮がパリッと柔らかく、肉がじゅわっとジューシー、と表現されていますが、そんなことを感じる余裕は私にはありません。
 友達も鴨のモモ肉の大きさに驚き、肉質の旨さと調理の上手さに言葉を失っています、なんだフレンチでも黙って食べることがあるんだ。
 半分ほど食べたところで言葉が戻ってきて、「すんげえ旨いから、食べて」と取り分け合いました。
 食事の後には必ず頼むデザートが食べられないと、だろうなあと思ったけど。
 それでも私はエスプレッソ、友達はコーヒーでクールダウン。
 予約は十二時から十三時十分でしたが、十三時頃にお店を出ました。

 続けて映画、映画の時間まで一時間ほどあるので映画館のある新宿をぶらつきます。
 雨が降っていなければ街中を散策できるのですが、今日はウィンドショッピングですかね。
 で、時間になったので「踊る大捜査線THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」、封切られて少し経ちますがやっと観られます。
 1、2と友達と映画館で観たので、今回も観ることにしましたが、ちょっと期待しすぎた感がありました。
 充分に面白かったけど色々と詰め込みすぎ、やっぱなんだな、和久さんがいないとなあ。

 映画終わってライブ会場へ、ネットで場所は調べましたけど実際に確認しようと会場へ向かうと既に開場していました。
 Blues Alley Japan@目黒はライブハウスには違いありませんが、料理や飲み物がかなりしっかりしているので、どこかで食べて来るより会場で食べるお客さんも多いのでしょう。

 こういうお店はモノもいいけど値段もいいと相場が決まっていて、もし一人で来たのならお店では最低限のドリンクだけにするところですが、今日は誕生日ですから。
 まだ開演まで四十五分あって、入ってみるとポツリぽつりとお客さんがいます。
 先ずは生ビールとジンジャエールで乾杯し、料理が来るのを待ちます。
 ホタテ貝とキノコの温製サラダ千六百八十円(たっかいなぁ)、食べてみるとホタテとキノコがサニーレタス以上に入っていて、サラダと言うより「ホタテ貝とキノコのオリーブ炒め」ですな。

 こんなにポーションがあるならこれだけで良かったなと後悔しても先に立たず、BLTサンド千五百七十五円は友達はお腹いっぱいで食べられず、自分がゆっくり食べました。
 さて、定刻より少し遅れてケイコ・リーのライブ、理由は分からないけど必ずスタートが遅れるのがライブ、そんなことなら初めっから「19時開演」と言わずに「19時15分開演」と言えばいいのに。
 知る人ぞ知るジャスシンガーなので若いお客さんはいませんけど、「すっごくイイから聞きに行こうよ」と連れてこられてつまんない顔をしているお客さんはチラホラ。

 ライブは聴くんじゃなくて楽しむんだよ、楽しむにはどっかと椅子に深く腰掛けているんじゃなくて、前のめりに浅く座って手拍子しないと。
 CDを買って予習も大切だよ、せっかく六千円も出すんだから「つまんなかった」じゃもったいなさ過ぎます。
 英語というか何というか彼女ボーカルを口ずさむことは出来ないけど、身体全身で受け止めて、魂をそっとなでられて、非現実の中に陶酔していきます。
 四十五分くらい演奏して、休憩、前回はこの休憩が三十分もあって「なんだか待たされるなぁ」と思ったけど、今回は「彼女のライブはそういうスタイルなんだ」と思えばなんてことありません。

 休憩時間に帰るお客さんもチラホラ、色々と事情もあるでしょうけど、夜九時から何の用事があるのかなぁ。
 ビールのお代わりにバランタインのロックをお願いし、一口づつ飲みながら第二部を楽しみました。
 名古屋でライブを楽しんだ時は途中からずっと手拍子しっぱなしでしたが、東京のお客さんはスカした人が多くて、最後のアンコールになってやっと手拍子。
 うーん、地域地域によって楽しみ方はまちまちだな。
 アンコールを二曲演奏して終了、終了してものんびり飲み食いしているお客さんもチラホラいましたが、地上への階段を登りました。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
流石にブログだとお肉写真に迫力がありますっ!

うわ・・・。
美味そう><b
Posted by ジン at 2010年07月30日 23:41
ジンさん

 このお店は撮影に関してあまり積極的ではないので、訪問の際にはコッソリとお願いします。
Posted by ふらわ at 2010年07月31日 18:07
寂しいのは映画よりもこのブログですよね、攻撃的なコメントが全くなくなっちゃいましたから…。
私も毎日コメントしてますが全く相手にしてもらえませんしね。
Posted by 牛タン at 2010年08月02日 11:09
牛タンさん

 色々と大変ですね。
Posted by ふらわ at 2010年08月03日 12:56
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