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'11/7/17

地デジ移行控えテレビが品薄


 24日の地上デジタル放送への完全移行を前に、広島市内の家電量販店で薄型テレビが品薄となっている。店頭は駆け込みの客でにぎわい、32型などの中小型を中心に品切れ。24日までにテレビが届かないケースもあり、未対応の人からは諦めの声も聞かれる。

 「何店かに電話で問い合わせてみたが、希望のテレビはどこも品切れ」。ヤマダ電機テックランド広島八木店(広島市安佐南区)で、安佐北区の公務員男性(56)は諦め顔だ。「最悪の場合、しばらくはテレビを見られなくても仕方ない」と漏らす。

 同店では今月に入り、テレビの販売が前年同月の2・5〜3倍のペース。最も人気のある32型の品切れが目立ち、26型以下も品薄。山本誠二店長は「入荷まで待っていただくか、大きめのテレビを紹介している」と話す。

 デオデオ本店(中区)でも32型など一部が品薄で、24日までに手元に届かない商品が出ている。目当ての商品を諦め、別のテレビを選ぶ人も増えている。対応テレビでなくても地デジが視聴できるチューナーも「品薄でいつ入荷するか分からない」と同店。

 8日に開業したばかりのベスト電器B・B広島店(南区)。「オープンに合わせて在庫を十分に用意したが、小型テレビが品薄」と説明する。渡辺和彦店長は「移行ぎりぎりまで駆け込み需要が続きそう」と在庫の確保を急ぐ。

【写真説明】中小型を中心に薄型テレビが品薄となっている家電量販店=広島市安佐南区(撮影・井上貴博)




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