2011年7月17日3時1分
福島県の畜産農家が放射性セシウムに汚染された稲わらを牛のえさに使っていた問題で、県は16日、新たに郡山市の2戸、喜多方市の2戸、相馬市の1戸の肉用牛農家でも汚染されたわらを与えていたことが分かった、と発表した。5戸からは計84頭が東京、埼玉、宮城、山形、福島各都県のと畜場に出荷され、市場に流通したという。
この問題をめぐっては、厚生労働省が福島県全域の肉用牛の出荷停止を検討するよう原子力災害対策本部(本部長・菅直人首相)に要請していた。対策本部は、19日にも福島県全域の肉用牛の出荷停止を同県知事に指示する方向で検討に入った。汚染されたわらを与えられた多数の牛の肉が流通している事態を重視。出荷を止めて検査態勢を改めて整えようと判断したとみられる。
福島県によると、5戸は東京電力福島第一原発事故の後、自分たちの水田から回収したわらを4月から一定期間、牛に与えていた。郡山市の1戸のわらからは、1キロあたり50万ベクレルのセシウムを検出。乾燥前の水を含んだ状態に換算すると11万3636ベクレルとなり、国の基準値(1キロあたり300ベクレル)の約380倍にあたる。これまで判明した汚染わらで最高値となる。喜多方市の1戸が出荷した牛の肉が売れずに返品されており、検査の結果、セシウムは基準値(1キロあたり500ベクレル)を下回る84ベクレルだった。
郡山市は原発から約60キロ、喜多方市は約100キロ離れている。
相馬市の農家は、宮城県内の業者が同県内で集めて販売したわらも使っていたが、このわらも基準値を超えていた。同県によると、この業者は3月11日以降に県内各地の水田からわらを収集。宮城、福島両県以外の東北、関東地方の農家にも販売していたといい、宮城県が販売先を調べている。
84頭の出荷先は、東京都に53頭、埼玉県川口市に8頭、仙台市、山形県に各2頭、福島県内に19頭。厚労省は各自治体に、流通状況を調べるとともに、保管されている肉があれば検査するよう要請した。(井上亮、稲石俊章、福島慎吾)
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