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【プロ野球】長野4番弾 や〜っとヤ倒2011年7月17日 紙面から
◇巨人6−3ヤクルトこれぞ4番だ。巨人・長野のバットが“ツバメ恐怖症”を打ち砕いた。3回に第75代4番として初の一発となる11号2ランを左翼席に放つと、4回は2死一、三塁から中前適時打。守備でも4回に畠山のライナーをダイビングキャッチする八面六臂(ろっぴ)の活躍で、ヤクルト戦の連敗を8でストップさせた。 「本塁打は弾道が低かったので入るとは思わなかった。本当にたまたまですよ」。試合後の長野は謙遜(けんそん)しきりの表情をみせた。「ボクは本塁打を打てる打者じゃないんで…」と苦笑いもみせたが、4回の適時打には「あれはうれしかった」。確かな手応えを感じていた。 13日の阪神戦で右足に死球を受けたラミレスに代わって4番に座って3試合目。本拠地の東京ドームで重圧を感じてもいいところだが長野は動じない。巨人の4番の印象を「勝負強くて、本塁打も打てる人」と即答したが、これはまさに長野の持ち味。「来た球を思い切っていく」と考える自然体の姿勢が好結果につながっている。 そんな長野に、原監督は「見事ですね」と賛辞を惜しまない。自らが“聖域”と評した場所を守るに値する選手と思っているようで、会見でも「高いステージで動じずにいいプレーをしている」と大絶賛。「続けることです」とさらなるフル回転を期待した。 もちろん、長野も同じ気持ちでいる。「ラミちゃんみたいに勝負強くはないけれど、少しでも近づけるように頑張りたいです」。17日は前半戦最後のヤクルト戦。後半戦の進撃に弾みをつけるため、新4番は巨人の中心に立ち続けていく。 (川越亮太) PR情報
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