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　腸閉そくと肺炎を併発し治療中の俳優・原田芳雄（７１）が主演した映画「大鹿村騒動記」の初日あいさつが１６日、都内で行われ、出席予定だった原田が急きょ出演を取りやめた。

　配給会社の説明によると、原田は主治医に出演の許可を得ていたが、会場に階段が多く人力で車いすをステージに上げることに難があるため、開演１時間前に出演中止を決めたという。

　１１日に行われた試写会では、激やせした姿で登壇し話すこともできなかったが、今回登壇した際には自力で話すことを考えていたという。

　原田と親交の深い阪本順治監督（５２）は「本人はいたって元気なので、ヒットの折には（原田が）ごあいさつしたいと思います」と近くの再登場を約束、「彼にはやりたい企画があって、２月の誕生日には、トム・ウェイツのようにライブをやりたいと言っていた」と原田の意欲を伝えていた。