上方落語の大名跡「桂文枝」の六代目を来年7月に襲名する落語家でタレントの桂三枝(68)が襲名披露興行をロンドン、ブラジルなどで開催する意向であることが16日、分かった。襲名披露の世界公演となれば、前代未聞。創作落語に象徴されるように、常に落語界に新風を吹き込んできた三枝らしく、テレビなどの仕事では襲名後も桂三枝の名前を使う構想もある。三枝は16日、都内で襲名会見を行い、「平成の文枝を作り上げたい」と決意表明。型破りな襲名ロードの第一歩を踏み出した。
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220作以上の創作落語を制作し、常に自らで新しい道を切り開いて進んできた三枝らしく、襲名の道のりも唯一無二のものとなる。
襲名披露は来年7月16日の大阪・なんばグランド花月からスタート。2〜3年かけて各地を巡業するが、日本のみならず海外での“襲名披露ツアー”も予定されている。
1971年から司会を務めるABCテレビ「新婚さんいらっしゃい!」は、海外でもビデオやDVDの形で現地邦人に高い人気を誇っており、その流れで、これまでも各地で海外公演を行ってきた。
「新婚さん‐」の影響で三枝の名が変わることは海外でも関心事となっており、襲名披露興行を海外でも開催しようとの機運が高まっているという。三枝がこれまで海外公演を行い、日系人も多く住むワシントン、ロサンゼルス、ロンドン、ブラジルが候補地として浮上している。
大物ゲストが多数出演し、高い格式が求められる襲名披露を海外で行うのはまさに異例中の異例だ。
記者会見では、名跡の大きさと、三枝という名前への愛着から妻にも相談できないほど悩んだことを告白。唯一相談したのが病気療養中の落語家・立川談志(75)だったことを明かした。
「昨年、病室で相談したら『せっかく三枝の名前を大きくしたんだからやめておけ』と言っていただきました」と反対されたが、「ずっと直系の弟子が継いできた文枝の名を、もし他の一門さんに継がれたら代々の文枝に申し訳が立たない」と2005年に死去した師匠の五代目桂文枝も名乗っていた文枝を継ぐ決断をしたという。
「談志師匠を裏切ることになって、本当に申し訳なく思っております」と話すと涙で目を真っ赤に。談志から送られた「三枝より文枝のほうがよくなったのか。ぢゃあ仕方がない。勝手にしろ。三枝のバカヤロウ」とのファクスを読み上げると、声を詰まらせた。
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