2011年07月17日

原発事故と福島県民の責任論


 原発事故と福島県民の責任論

 的外れな事をコメントする人に教えてあげたい事。


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  昨日の地元新聞社の社会面下に著名な人の死亡を知らせる「おくやみ情報」欄があり、そこに一人の人物の死亡記事が掲載されていました。

岩本 忠夫氏(いわもと・ただお=前双葉町長。双葉町議岩本久人氏の父)15日死去、82歳。自宅は双葉町前田字坂下71の4。告別式は17日午前11時から福島市宮町の福島斎場で。喪主は長男久人(ひさと)氏。

 たったこれだけの短い記事でしかなかったが、この方は福島第一原子力発電所がある地元双葉街の出身で双葉町議を1期、県議1期を経て1985年(昭和60年)から2005年まで5期20年間という長きに渡って双葉町長を務めた方です。

 昨日のエントリーのコメント欄で、まるでバカの一つ覚えのごとく、原発に協力した自民党と右翼の責任は免れないなどと書いている人がいましたが、協力したのは何も自民党だけではありません。右翼は直接政治に関わってこないので、何の関係もありませんが、少なくとも政党においては自民党だけが推進勢力ではなかった。

 現在起きている原発の事故に関しては民主党政権と東電の責任ですが、原発の立地と過去の政策までの責任問題を云々する人に取って、この岩本元町長のことを存じているのだろうか?この故岩本忠夫氏の存在を抜きに原発行政を語ることは出来ません。

 故岩本忠夫元双葉町長は福島県議時代は社会党の論客として、反原発運動の先頭に立ってきた人でした。しかし、その後原発との共存共栄という道を選択されて5期20年間という長い間双葉町の町長として原発行政に関わってこられた。

 反原発で左翼のジャーナリストであった鎌田慧の記録4(権力の素顔)の「福島原発三人の権力者」 岩波書店発行という本がありますが、その中で故岩本忠夫氏は裏切り者として糾弾されています。

 岩本忠夫町長はは双葉地方原発反対同盟の委員長、社会党の県会議員として原発を追求していた それから十数年たって彼は地元の町長に返り咲いていた この十年間に何があったか・・・・

 反対派から見れば金をつかまされたとか、利権に嵌まってしまったとか言いたいのでしょうが、それは全くの誤解であって地域住民のことを考えれば、いかに原発と共存して行くかに、自らの政治生命を賭けて戦ってきたということになると思います。

 この岩本町長は原発推進の指導的な役割を果たした人でもありました。

 20110406-1991

 1991年12月、福島県双葉郡双葉町の岩本忠夫町長らが、財源の悪化を理由に、福島県、資源エネルギー庁、東京電力、科学技術庁に、福島原発の増設を要請した事を報道した記事です。尚この新聞の切り抜きはこちらのサイトから引用紹介させてもらいました。

 よく原発利権で潤ってきた福島県の人間が・・・などと書いている人がいますが、そのような人間は原発がなかったら現在までの日本の産業界の繁栄が果たして可能であったかを考えるべきでしょう。原発で作られた電力を享受していながらの発言は許されません。

 更に福島の右翼云々に至っては笑い話にもなりません。何故ならばそのような立場になかったからです。つまり何らの影響力を行使できる立場になかったと断言できます。

 原発利権に手を染めてきたのは民主党の小沢一郎や国民新党の亀井静香であり、彼らこそ原発利権で潤っていた最大の権力者なのです。小沢は原発建設に関わったゼネコンやサブゼネコンと深い係わりがあって裏で多額の金を受け取っていました。

 亀井は一時東京地検が原発利権で捜査した重要参考人と深い関係があったことは、その筋では有名な話であり、この人物が逮捕されれば亀井も無傷ではいられなかったでしょう。

 原発利権を問題にするなら、それで一番恩恵を受けている人物がどのような人達なのかを先ずは正確に記すべきでしょう。福島県の畜産農家にも責任があるかのようなコメントが削除されるのはあたり前であって、それを臆面なく書いている自分に恥という概念がないことを反省すべきだと思う。

 岩本忠夫元双葉町町長のご冥福をお祈りします。

 どれほど心を痛めておられたか、原発事故の収束を誰よりも願っていたと思います。政府はようやくその見通しが立ったことを菅首相自らが、昨日福島県・郡山市を訪れ各避難地域の町村長を集めて報告されていたが、一日も早く原発事故が収まってくれるように我々福島県民も願っています。

 そして、同時に早く役立たずの菅直人には辞任してもらいたいことも最後に付け加えておきます。


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Posted by the_radical_right at 06:07│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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