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【防衛利権 蜜月の構図】

守屋被告、便宜供与認める 先月の公判から一転

2008年6月16日

 前防衛次官汚職事件で、収賄などの罪に問われた前次官守屋武昌被告(63)ら3人の公判が16日、東京地裁(植村稔裁判長)で開かれた。守屋被告は弁護側の被告人質問で、贈賄罪などに問われている防衛専門商社「山田洋行」元専務宮崎元伸被告(69)側に有利になる発言をしたことなど便宜供与を図った事実を認めた。

 先月19日の公判の弁護側質問では「特定企業に関し、便宜供与をしたことはございません」と否定していたが、「言い過ぎだった」と一転して認めた。

 一方で「国民、自衛隊員のためを信念として仕事をしてきた。職務を曲げて、便宜供与をしたことはない」とも主張した。

 宮崎被告が連れてきたメーカー幹部と会い、同被告側を褒めたことについて、守屋被告は「メーカーとの商権を維持するのに役立ったと思う」と説明した。省内で、宮崎被告側を有利にする発言をしたことについては「それなりの重みがあった」と述べた。

 

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