政治【名言か迷言か】ついに死者!!菅首相の思いつきで続出する3次被害+(1/3ページ)(2011.7.16 18:00

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【名言か迷言か】
ついに死者!!菅首相の思いつきで続出する3次被害

2011.7.16 18:00 (1/3ページ)
記者会見する菅直人首相。質問を求めて挙手する産経新聞の阿比留記者(左端)に発言の機会は与えられなかった=13日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)

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記者会見する菅直人首相。質問を求めて挙手する産経新聞の阿比留記者(左端)に発言の機会は与えられなかった=13日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)

 政界でも「菅直人首相の思いつき」(現職閣僚)としか受け止められていない「脱原発」路線の影響で、ついに死者が出始めた。総務省消防庁が12日にまとめた調査(速報値)で、7月4日から10日までの1週間に熱中症で病院に搬送された人が前年同期の897人から5倍以上の4520人に達し、うち8人が死亡していることが分かったのだ。

 熱中症は屋外で起きるものと思われがちだが、実は建物内で発症するケースが多い。全国規模の節電ムードの中、今月に入って観測史上最大級の酷暑となった昨年を上回る暑さが直撃した。冷房の設定温度を上げたり、使用を極力自粛する傾向が強まったことが、こうした被害の拡大に拍車をかけた可能性がある。

 東日本大震災は地震や津波による未曾有の1次被害とともに、福島原発周辺住民の避難に代表される多くの2次被害を生んだ。過剰な節電意識から生じた熱中症は、さしずめ「3次被害」と言ったところだろう。しかも、1次や2次被害と違って民主党政権、とりわけ菅政権と密接不可分な、正真正銘の人災でもある。

 さすがに、こうした事態は浜岡原発の停止要請以来、心の片隅にあったのだろう。首相は13日の記者会見で熱中症患者の急増について「本当に申し訳ないといいましょうか、静養いただかなければならない問題だ」と謝罪した。後ろめたさを感じていたとみえる。

 だが、3次被害は何も熱中症に限らない。首都圏には児童や女性が見知らぬ男に声をかけられたり、付きまとわれる被害が急増している地域もある。所管の県警本部では「街灯の節電で、路上に不審者が出没しやすい暗い場所が増えたことが一因」と分析、警戒を強めている。電力不足を懸念する企業の海外移転に伴う景気低迷や雇用喪失は、中長期の課題という意味で、より深刻だ。

 一般国民だけではない。政府トップが関係省庁との事前調整もなく、エネルギー政策の大転換を打ち出した点では官僚も被害者。加えて選挙基盤の弱い民主党議員も、党代表に菅氏を選んだ責めは負うべきにせよ「脱原発」解散に翻弄(ほんろう)されている。

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記者会見する菅直人首相。質問を求めて挙手する産経新聞の阿比留記者(左端)に発言の機会は与えられなかった=13日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)
記者会見する菅直人首相=13日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)
記者会見に臨む菅直人首相=13日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)
記者会見する菅直人首相=13日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)
記者会見する菅直人首相=13日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)

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