放射性物質の農産物への影響調査について（第２９報）

　埼玉県は、国の協力を得て、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う放射性物質の農産物への影響調査を実施しました。二番茶の荒茶及び飲用茶については7月１３～１４日に８検体、麦については６月２９日～７月７日に産地の集荷施設等から９検体を採取し分析を行ったところ、下記のとおり、全ての検体で暫定規制値を下回っていました。　埼玉県では、放射性物質の農産物への影響を引き続き調査してまいります。

 １　調査地域

　（１）荒茶・飲用茶　

　　　　　入間市、所沢市、狭山市

　（２）麦

　　　　　さいたま市、川越市、熊谷市、行田市、秩父市、飯能市、狭山市、鴻巣市、

　　　　深谷市、桶川市、富士見市、坂戸市、日高市、越生町、横瀬町、長瀞町

 ２　調査対象

　　　荒茶　　　　　　　　　　　　　４検体

　　　飲用茶　　　　　　　 　　　　４検体

　　　小麦　　　　　　　　　　　　　５検体

　　　はだか麦　　　　　　　　　　２検体

　　　二条大麦（ビール大麦）　 １検体

　　　六条大麦（小粒大麦）　　  １検体

　　　合　計　　　　　　　　　　　１７検体

３　採取日

　　　平成２３年７月１４日（荒茶）

　　　平成２３年７月１３日（飲用茶）

　　　平成２３年６月２９日～７月７日（麦）

４　結果判明日　　平成２３年７月１５日   

５　調査結果

　（１）茶

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　分析機関：国立保健医療科学院

※「検出せず」とは、検査機器で測定できる検出下限値未満であることを示す。

　　　検出下限値：放射性ヨウ素 0.7～1.4Bq/kg、放射性セシウム 0.7～1.8Bq/kg

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　分析機関：県衛生研究所

（参考）飲料水の暫定規制値：放射性ヨウ素　　300Bq/kg

　　　　　　　　　　　　　　放射性セシウム　200Bq/kg

※「検出せず」とは、検査機器で測定できる検出下限値未満であることを示す。

　　　検出下限値：放射性ヨウ素　0.46～0.55Bq/kg、放射性セシウム　0.58～0.75Bq/kg

（２）麦

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　分析機関：財団法人　日本食品分析センター多摩研究所　

※「川越市他」とは、川越市、飯能市、狭山市、富士見市、坂戸市、日高市、越生町を示す。

※「検出せず」とは、検査機器で測定できる定量下限値未満であることを示す。

　　　定量下限値：放射性ヨウ素 20Bq/kg、放射性セシウム2.2～3.6Bq/kg

 ※検体は農協等集荷業者ごとに採取した。（市町村名欄には調査検体が生産された市町村名を記載）

 （茶については）

　　農林部　生産振興課

　　花き・果樹・特産担当　山田・吉田

　　直通　048-830-4146

　　内線　4146

　　E-mail: a4130@pref.saitama.lg.jp

 （麦については）

　　農林部　生産振興課

　　主穀担当　片貝

　　直通 048-830-4145

　　内線 4145

　　E-mail: a4130@pref.saitama.lg.jp