官房長官 全肉牛の検査実施へ
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官房長官 全肉牛の検査実施へ

7月11日 18時38分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

枝野官房長官は記者会見で、福島県南相馬市から出荷された肉牛から、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題について、4月上旬に、水田にあった稲わらを牛に与えていたとしたうえで、地域を特定して、すべての肉牛を対象とした検査を検討していることを明らかにしました。

この中で枝野官房長官は「餌などを管理された形で牛に与えていれば、こうしたことはないと認識しているが、4月上旬に、水田にあった稲わらを集めて牛に与えていたことがあったようだ。国民に対して大変心配をかけている状況だ」と述べました。そのうえで枝野長官は「全頭検査について、実際にどういうことが可能か、より安全性と安心感を高めるために、関係省庁で検討してもらっている」と述べ、地域を特定して、すべての肉牛を対象に、放射性物質が国の基準を下回っているかどうかの検査を検討していることを明らかにしました。また、枝野長官は、牛以外に対する調査について「しっかり整理したうえで、すべての食品を調査するのかどうかを含め、関係省庁で調整してもらう」と述べました。