イオン 14店で肉の一部販売
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イオン 14店で肉の一部販売

7月16日 18時9分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

福島県浅川町の畜産農家から出荷された牛の肉から、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、大手スーパーの「イオン」は、これらの牛肉の一部を東京や石川、静岡などグループの14店舗で販売していたことを明らかにしました。

発表によりますと、販売されたのは、福島県浅川町の農家から出荷された42頭のうち5頭の牛の肉の一部です。石川、神奈川、千葉、東京にある「イオン」の4店舗と、グループの「イオンキミサワ」が静岡と神奈川で展開している10店舗の合わせて14の店で、ことし4月から6月にかけて、合わせて319キロを販売したということです。このうち、石川県白山市の「イオン松任店」では、テナントとして入っている食肉販売店が合わせて128キロの牛肉を販売したということです。これらの肉は、すべて消費者に販売済みだということで、イオンでは、消費者からの問い合わせに対応するとともに購入代金の返金にも応じるとしています。イオンでは、放射性セシウムが含まれている稲わらを与えていたことが、16日に新たに分かった84頭の牛についても、店で取り扱っていないかどうか確認作業を急ぐことにしています。記者会見した「イオンリテール」の村井正平社長は「消費者に心配をかけ、申し訳ない。安全を確保するため今後販売する牛肉の検査や管理の体制強化を徹底したい」と述べました。