道路が爆発…コンクリート舗装の下に空気、猛暑で膨張か=山東

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  山東省臨沂市平邑県平邑鎮内で8日午後6時ごろ、コンクリート舗装の道路が「爆発」した。付近の民家で、水桶(みずおけ)が振動で台から落ちるなどした。道路には爆発の可能性があるガス管や下水道などは敷設されておらず、専門家は道路の下の空気が熱せられて爆発したとの見方を示した。大衆網が報じた。

  道路を舗装する厚さ約20センチメートルのコンクリートに亀裂が走り、長さ約20メートル、幅約30センチメートルのかたまりが轟音(ごうおん)とともに噴きあがってから落下した。「爆発」の威力が大きかったため、住民らは地殻変動の可能性があると考えて地震局に連絡した。

  現場に駆けつけた地震局の専門家は、道路の下で交錯する樹木の根の間に多くの隙間があることに着目。日中に路面の温度が極端に上昇し、舗装の下の空気が暖められて膨張。コンクリートの強度が圧力に耐えられなくなって「爆発」したとの見方を示した。

  同爆発によるけが人などは報告されていない。(編集担当:如月隼人)

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