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【プロ野球】

多村が復帰即適時打 ソフトバンク逆転勝ち

2011年7月16日 紙面から

ロッテ−ソフトバンク 5回表2死二塁、左前に勝ち越し適時打を放つ多村=QVCマリンで

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◇ソフトバンク6−4ロッテ

 前夜までの貧打がうそのようだった。8日の対戦で完封された成瀬を打ち崩した逆転勝利。ソフトバンクの歓喜の中心にいたのは、約1カ月ぶりに戦列復帰した多村だった。「率直にうれしいですね」。敵地のヒーローインタビューで渋い低音を響かせた。

 初回に小久保の先制打で25イニングぶりの得点を成瀬から奪うと、多村が横浜高の後輩を打ち砕いた。同点とした直後の5回2死二塁で勝ち越しの左前適時打。7回1死二、三塁では直球を左前に運ぶ2点打でKOした。「ヒットはたまたまだし、成瀬も本調子じゃなかったと思う」。控えめな多村だが、昨季も成瀬には打率4割、3本塁打。5番・右翼で即スタメン起用した秋山監督も「いい状態で1軍に上がり、それを出してくれた」と大満足だ。

 6月8日の巨人との交流戦で左手小指に死球を受けて、翌9日に出場選手登録を抹消された。患部は「小指の付け根から第2関節まで、皮膚と組織をえぐり取られた」状態だったという。そこから懸命な治療とリハビリで、球宴前の復帰にこぎ着けた。

 「試合前の円陣で『お帰りなさい』と言ってくれた。この気持ちに応えられてうれしい」。昨季のチーム三冠王は感無量の表情だ。球宴前の9連戦は残り5試合。「こんな形で勝っていきたいですね」。頼もしい5番打者が宣言した。 (相島聡司)

 

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