2011年07月15日

やっと入手した19型TV

remocon

 恐らく国民の大半は望んでいないのに、来週にはアナログ放送が停止になり地デジしかテレビが映らなくなる。
そのためにTVを買い換えるのはバカらしいと思っている人も多いだろう。
ところが、嫌味なことにテレビ画面の左下に数字が表示され、それがじゃまになって見づらいのだ。
あと何日でこのアナログテレビは映らなくなるという表示をし、「親切」に知らせてくれているらしい。
いらぬお世話だ!

 ところが90歳前の母が「アナログってなんだ? 地デジってなんのことだ? 年寄りにはわかりゃせん」と毎日しつこく説明を求めてくる。
リビングのテレビは地デジ対応だから見られるが、キッチンのテレビはあと○日で見られなくなる、と説明しても、「どうしてだ」ということになる。
そこでチューナーが4000円前後なので、チューナーを買い、地デジ化以降もキッチンのテレビを使うことにした。

 ヤマダ電機に行くと19型TVが2万円台半ばで売られていた。
この金額なら買い換えてもいいかと、店員を呼び注文。
「済みません。予約待ちです」
じゃあ、チューナーは? と尋ねると「済みません。チューナーも在庫切れです」。
それなら少し落ち着いてから買っても同じだと思い、予約せずに帰った。

 2日後、ホームセンターのチラシに「19型TV19,800円」と出ていた。
どうせこれも在庫なしだろうと思いつつ、津山市の「ナンバ」に。
案の定、在庫なし。早くて3日後、遅くても4日後の月曜日にはお渡しできるという。
しかし、日曜日には福岡に帰っているので間に合わない。

 そう言うと、同メーカー、同型で少し高いTVをどうですかと勧められたが、人間不思議なもので一度安い価格を目にすると、わずか4、5000円高くても高いという感覚になってしまう。
すると「そういうご事情なら、このTVを19,800円にします。これなら在庫がありますから」と言われ、即決。

 帰宅後、早速TVを設置。
そしてあることに気付いた。
主電源スイッチがないのだ。
リモコンでオンオフはできるが、主電源を切ることができない。
つまり待機電力のカットが出来ないのだ。
この省エネ時代に珍しいと思ったが、生産コストカットのために主電源装置をカットしているわけだ。
やむなくコンセントを抜くことで対応。

 ところが翌日、母がリモコン操作がうまくいかないと言い出した。
よく見るとリモコンの上下を反対に持って操作し、赤いボタンを押しているのだ。
写真左のリモコンはパナソニックTV用。
右側のリモコンが今度買った無名メーカー製の物。
電源ボタンの色がパナソニックは赤、無名メーカーは青になっている。
当然、赤色の方が見やすいし目立つ。
だから母は赤いボタンがスイッチだと思い、何度も押していたのだ。

 この程度の違いは若者にはなんということはない問題だ。
ところが年寄りには大問題で、見にくい色と見やすい色があるのだ。
TVのように幅広い年齢層の人が操作するものは、色の問題を含めユニバーサルデザインにもっと関心を払うべきだ。
例え3流メーカーであれ。


kurino30 at 21:24│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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