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パレスチナの国連加盟を支持

7月15日 10時49分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

アラブ連盟は中東のカタールで閣僚級の会合を開き、今年9月に独立国として国連への加盟を目指すとするパレスチナの方針を支持することを決めました。

21の国などからなるアラブ連盟は14日、カタールで開いた閣僚級の会合で、パレスチナ暫定自治政府がことし9月の国連総会で独立国として国連への加盟を目指すとしている方針について、対応を協議しました。このあと、記者会見をしたアラブ連盟のアラビ事務局長は「国連への加盟を求めるパレスチナを後押ししていく」と述べ、アラブ連盟としてこれを支持する考えを示しました。中東和平交渉は去年9月以降中断しており、事態打開のためにパレスチナ側は、交渉が再開されないならば、イスラエルが反対している国連への加盟申請を一方的に進める方針を決めています。国連加盟国のうち、すでにおよそ120の国がパレスチナを国家として承認していますが、国連への加盟には安全保障理事会の推薦が必要で、中東和平交渉の仲介役を務めるアメリカが拒否権を行使する姿勢を示していることから、加盟の実現は難しいとみられています。今回、アラブ連盟がパレスチナの国連加盟を支持する方針を打ち出した背景には、交渉再開に応じるようアメリカやイスラエルに圧力をかけるねらいがあるものとみられています。