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2011年7月15日14時13分

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パチンコ景品交換所の女性、スト突入 大阪府内の3労組

写真:賃上げを求め、シュプレヒコールを叫ぶパチンコの景品交換所で働く女性ら=15日午前11時2分、大阪府岸和田市、小林裕幸撮影拡大賃上げを求め、シュプレヒコールを叫ぶパチンコの景品交換所で働く女性ら=15日午前11時2分、大阪府岸和田市、小林裕幸撮影

 大阪府内のパチンコ景品交換所に勤務する女性たちでつくる三つの労働組合(組合員計約560人)が15日、初の24時間ストライキに入った。現在の時給1010円から同1100円への賃上げを求めている。妥結しなければ今後もストを打つ構えだ。

 女性たちは財団法人・大阪障害者母子寡婦福祉事業協会(大阪市中央区)に雇われている。多くがシングルマザーや寡婦、障害者だ。協会は寡婦らの雇用の場を作る目的で1961年に設立され、パチンコ業界でつくる大阪府遊技業協同組合から、府内にあるほぼ全店の景品買い取り業務を請け負っている。

 労組によると、2004年までは繁忙手当などを含めて正規職員で月22万円程度の収入があった。しかし、遊技業協同組合から福祉事業協会に支払われる手数料が引き下げられ、月収は18万円程度に。労組側は正規・パートの時給を90円上げるよう求めてきた。

 三つの労組の上部組織は連合、全労連、全労協に分かれているが、今回は一斉ストに。約300人が加盟する連合大阪地方ユニオン大阪地域合同労組の中山鶴津子・分会長は「仲間の多くが新聞配達や飲食店の仕事を掛け持ちし、体はぼろぼろ。ほかに仕事は探せないだろうと足元を見られている。黙って踏まれたままじゃ、すまさない」と話す。

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