東京電力は来週のピーク時の電力需要について、多くの学校が夏休みに入り、子どもの在宅率が高まることなどから、冷房の使用が増えるとして、今週よりも270万キロワット多い4910万キロワットに増加するという見通しを発表しました。
発表によりますと、東京電力管内の来週のピーク時の電力需要は4910万キロワットになる見通しだということです。東京電力管内の電力需要は、15日のピーク時で、東日本大震災以降では最も高い4640万キロワットになりましたが、来週はこれをさらに270万キロワット上回るという見通しになっています。これは、来週から多くの学校で夏休みに入って子どもの在宅率が高まることや、暑い日が続き、家庭などの冷房の使用が増えることが予想されるためだということです。一方、東京電力は、ほかの電力会社からの供給が増えるめどが立ったとして、今月の供給力を50万キロワット上積みし、最大5730万キロワットを確保できる見通しになったと発表しました。しかし、都内の最高気温が35度を超えた去年の7月23日には、ピーク時の電力需要がおよそ6000万キロワットに達していることなどから、引き続き、節電への協力を呼びかけています。