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最終更新:2011年7月15日(金) 21時4分

菅首相、原発輸出は継続の意向

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 13日に脱原発の方針を打ち出したばかりの菅総理がトルコの首相あてに、引き続き原発建設の受注を目指す意向を伝えていたことがわかりました。

 日本政府は今年初めごろから、トルコでの原発建設の受注を目指し、交渉してきましたが、福島第一原発の事故が発生して以降、交渉は一時中断しています。しかし、関係者によりますと、菅総理は14日、先月の総選挙で勝利したトルコのエルドアン首相に祝電を送り、その中に「原発建設に関して引き続き交渉を進める」といった内容が盛り込まれていることがわかりました。

 政府関係者は「原発輸出は外交の基本政策で、祝電はあくまでも外交的な儀礼」だとしていますが、菅総理は13日の会見で、国内で脱原発を目指す方針を打ち出したばかりで、原発の輸出政策を継続することとの整合性が問われそうです。(15日20:51)

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