2010年広島国際アニメーションフェスティバルグランプリ
アヌシー国際映画祭審査員特別賞・観客賞受賞他
ジェンダー・DV・福祉・人権・アート・映像研究にふさわしい内容です
価格 42,000円
<消費税込・上映権付き(学校・団体など公共利用に限る)>
監督:アニータ・キリ
英題:Angry Man
父親から母親への暴力に見かねた子どもの実話に基づき、アニメーションの技術を駆使して二児の母でもあるノルウェーの女性監督が6年かけて完成!
家庭がいつも父親の機嫌でピリピリしていて、その原因が自分であると思い込み、じっと辛抱する子どもが、それを王様に話したことから、事態に変化がおきる・・・。
ひ とりで辛抱せず、誰かに話してもいい、責任は子どもにはないのだよ、と卓抜したアニメーション技術を駆使して、語りかけるように作られた本作は、まず話す ことが解決への第一歩であり、暴力を振るう当事者が変わる努力をすることが大切だ、というDV問題解決の本質を描き、高く評価されている。
アニータ・キリ監督より
「アニメーションは人の心情を理解する優れた方法です。同じ問題を抱える大人に見てもらい、広く活用してほしい」
撮影:Marit Skau
監督・脚本・撮影・原画・プロデューサー:アニータ・キリ
原作:Sinna Mann(日本発売書名「パパと怒り鬼」(ひさかたチャイルド社刊/著グロー・ダーレ/絵スヴァイン・ニーフース/ノルウェー文化省・教会賞の児童文学賞を受賞)
制作:Trollfilm AS
協力:ノルウェー王国大使館
オフィスアッシュ/トリウッド
2009年/ノルウェー/カラー/アニメーション/日本語字幕付き/20分
参考/監督紹介
お問合せ・注文先:パンドラ ℡ 03-3555-3987/info@pan-dora.co.jp お申し込み方法
原作が参考にした実話とは・・・
暴力を振るう父親のいる6人の子どもが、ノルウェー国王ハラルド五世(在位1991年~)に、自分たちの抱える問題に関心があるかと書いた手紙に、国王は 返事を書き、子どもたちを王宮に招いた。そして、子どもたちが泣きながら訴える事実に耳を傾け、子どもたちの行為が勇気あることだと言い、父親の暴力の責 任は子どもたちにはない、と諭した。