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第一章『【唯我独尊】と無謀の侍』
そうして男は愚行を犯す

 同盟暦二〇八八年 十月 二日 午前八時。

『ご、ごめんね。お母さんが倒れたって聞いて、今、ターミナルにいるの!!』

 地下のダンジョン受付。いくら待っても来ない雪にじれた浩一はPADの通信を用い、連絡をした。数度のコール音の後に出たウィンドウ越しに雪が慌てたように叫んでいる。
 通信ウィンドウの片隅には軍の管理アイコンと【弐百壱拾参號区画】の文字。雪の背後にはアーリデイズ近郊の研究都市【ウィングラン】直通の武装列車が映し出されていた。

「いや、気にするな。じゃあ実家に帰るのか? ん、ああ、おばさんについててやれよ。当分は適当に空いてる奴と組むからさ」
『ホントごめんね。浩一、あまり一緒に組んでくれる人いないのに……』
「かまわんさ。これも良い機会。他の連中と組んで新しいテクニックでも見せてもらうことにするよ」

 浩一の気遣いに雪は申し訳なさそうな顔を作ると小さく微笑む。東雲・ウィリア・雪が心の底から信頼している人間にしか見せない微笑だ。

『ありがとう』

 そうして、何度か会話の応酬の後、通話が切られる。浩一は溜め息を吐くと。

「そういやあの人も色属性の研究者だったか……」

 魔法治療は無理か、と、浩一は呟きながら受付に向かう。知り合いの中には直前でダンジョンに潜ってくれるような人間はいるにはいるが、ランクが高すぎて浩一とは釣り合わない。同等のランクの保有者もいるがいくらなんでも一日から二日の準備期間は必要だろう。それに、その場合は複数人集めなければならない。低ランクでは浩一や雪ぐらいなのだ。戦闘職たった二人でダンジョンにもぐろうなんて考えるのは。
 だけれど、一人で潜るのは流石に危険だ。

「キャンセル料金足りたかな。いや、特に買い物はしてないしな。足りるかねっと」

 ダンジョン実習は遊びではない。死んだり怪我をしても文句を言えないのが学生の側だ。だが、その中で学校側から圧力が掛かりながらも学生が文句を言い続け、それでも絶対に変更の加えられないのがダンジョン実習の罰則に関わる項目だった。
 ダンジョン実習は死亡する危険性や大怪我をする可能性を孕んでいるが、即座に単位が取れ、なおかつ実習という授業の一種ながらもアイテムや通貨などが手に入るために学生たちの中では特に人気のある科目。そして、基本的に予約制であり、一日の定員も限られている。
 浩一の学園や他の学園のダンジョン、学園都市の施設である有料ダンジョンなどは迷宮構造の変わる日を除いて連日利用する人間が絶えることがない。だからこそ、予約していながら来ない学生には厳しい処置をとる必要がある。
 連絡もなし、特別な事情もなしに当日来なかった学生については二ヶ月の全ダンジョン実習が禁止され、所持単位が3~5%ほど没収される。このダンジョン実習の禁止は明確な禁止ではないが、単純に受付が予約を最低でも二ヵ月後に入れてしまうために二ヶ月の禁止と学生たちには認識されていた。
 また、以後の実習時、報酬を数割削られるペナルティなども存在する。
 そして、これら一つ一つでも重い罰則を、遅刻時はほぼ同時に受けることになる。そのため、どんな理由があろうとも遅刻だけは防ごうとあらゆる学生が注意を怠らないようにしているのだ。
 この罰則で過去にはダンジョン実習の時間をうっかり忘れていた学生が留年になったという逸話は、学生が教師の笑い話にならない笑い話で必ず聞かされるものだった。だから、全ての学生が意識しているために、特殊な事態でもなければ一度決められた予約に空きが入ることはまずない。
 当然、事前連絡のあったものに対しても厳しい処置がある。が、即座にキャンセル料金を払えばそれほど厳しい罰を与えられることはなく、罰と考えられるものは、学園側から多少の信用を失い、今後予約をとるのに苦労するだけと、無断キャンセルと比べれば十分に軽い。
 それでも、今後の実習を考えるため、パーティーメンバーが来なかった程度なら潜っていく学生は多い。多いのだがダンジョン実習には加えて厳しい規則もある。
 それがダンジョン内規則七条【必ず前回潜った地点より二階以上のマイナスを出さぬこと】だ。
 つまり前回二十階に達した浩一は十八階まで単独で潜らなければならない。もちろん、規則であるから破れば罰則を食らう。単位の没収などの厳しい罰を。
 浩一自身は利用できる場所、腕を振るい研鑽する場所程度にしか感じていないが、国防を担い、人類を牽引する兵士を輩出する学園は、他の技術や常識を学ぶ一般人用の学園と比べ、所属しているだけでもエリートと呼ばれる、名門中の名門なのだった。




「足りてません。潜って下さい」

 受付の強化ガラス越しに、赤髪翠眼の少女、イレン・ヤンスフィードの言葉が浩一に深く突き刺さった。

「待て、足りてないって」
「一〇〇Gです。規定金額に足りてません」

 形の良い唇を歪め、にやにや嗤っている。わざわざ旧式の電子手帳を扱うための機械をこれ見よがしに見せ付けながら「あー、重いわねえ」なんてイレンは宣っている。

(な、なんでだ。確かキャンセル料金には十分な金があったはずだが)

 にやにや笑いの少女から顔を背け、自身のPADから財布と貯金残高を確かめる。少ない。最後に残高を見たときには十分にあったはずの金がなくなっている。武具購入用に隔離している口座を開いてみるがそちらに変化はない。

(―――??? なんでだ? 金が。きっちり五万なくなって。五万? あ、ああ、そうか。家賃か)

 そういえばこの三日で月が替わっていた。住んでいるアパートは二十五日ではなく月初めに家賃を引き落とす形式だったのをすっかり忘れていたので、浩一は最後に見た金額がそっくりあるものだと思っていたのだ。

「なんとかならんか」
「そんな情けない声で言ってもなりません。ご自分でなんとかして下さい」

 なんとかと言われ、浩一の眉が歪んだ。ここは名門学園のダンジョン受付であり、当然、金を持った学生が多く訪れる。つまり付属の施設として多数の商店が小規模ながらも店を出しているのだ。そして、ここは人の世、今現在の浩一のような境遇の人間が必ず発生し、それを狙った金貸しも存在する。主に、浩一の背後で手招きしている額に大きな刀傷を作ったムキムキの黒服が経営する店とか。受付に隣接した老舗のショップでにやにや嗤っている婆さんとかのことだ。もちろんそれだけでは場所がもったいないのでアイテムショップの副業もしていた。金貸しではなくアイテムショップが副業という時点で間違っている気がしないでもないが自分のような人間が多いのだろうと浩一は諦めている。

「なんともできねぇよな」

 常ならば借りる。問答無用で借りる。金利が高かろうが暴利だろうがなんだろうが借りていた。だが、今回は具合が悪い。なにしろパートナーが実家に帰っているのだ。母親の見舞いのためだろうが病状が悪ければ何週間は帰って来ないに違いない。そうなれば借金は増え続ける。故あって親兄弟も親類もいない浩一は自分で稼ぐ意外に収入が存在していない。
 唯一のアルバイトすら二束三文の子供の駄賃程度の収入なので浩一はダンジョンで稼ぐしかないのだ。それに今は貯金も零に近い。武具購入用の隔離口座もあるが、あれには、飢餓病気怪我の三重苦が迫る最悪以下の状況になろうとも武具購入以外で手をつける気にはなれなかった。

(質屋に探索道具を入れれば最悪、キャンセル料金は払える。が、だ。今後の生活がまずいな。今の状況じゃ飯も食えねぇ)

 となればだ。金欠で餓死しないためにもダンジョンに潜るしかない。雪が帰ってくるのは当分後になるのだから金欠栄養失調心労の三段苦のバッドステータスで潜るより携帯食料や保存食などが残っている今の好状態で潜るほうが吉だ。
 うむ、と目を瞑って考え込む浩一を見ながらイレンは手続きを行っていた。なんだかんだと付き合いは長い。結果は分かっている。

「決定。潜ろう。なんとかなるだろうし、な」
「なんとかできるんですか。ま、知ってましたけど」
「なんか言ったか?」
「べっつにー。ただあなたらしいと思っただけですよー」
「はぁ? よくわからんが手続きのほうはできてるのか?」

 ふんっ、と相も変わらず鈍い浩一にイレンは怒ったふりをしながらもPADを放る。

「とっくに済んでます」

 イレンが徐々に知り、雪は既に知っていたことだが、基本的には浩一は自力の人だった。
 借りを作ることを良しとしない気風の持ち主であるから金を借りるなどもっての他だと考えている。状況が状況なら躊躇なく借りる生き汚さを持っていることをイレンは知らなかったが。今回程度ならどうにか切り抜けられると考えていた。それに、金欠で潜るのは浩一も初めてではない。十年も学園都市にいればさまざまな状況を経験せざるを得ないのだ。

「お、できてるな。そういえば嫌に静かだが、ザインは」

 浩一は、PADが正常にダンジョン実習の準備モードに移行したのを確認すると、イレンの仕事の早さに感嘆の表情を向けながら問う。
 いつもなら二言三言は何か文句を言うはずの少年が出てこないことへの疑問。

「今日はちょっと三十階層辺りで大捕り物がありますから。そのサポートでちょっと出てます。ああ、入れるとは思いませんけど、三十階層から下は今回は立ち入り禁止ですから、気をつけてくださいね」
「入れないって、はっきり言うなぁお前も。だが、ま、忠告は聞いた」

 そうして真っ直ぐにイレンを見ながら。

「ありがとな」
「う、うん―――っ、じゃ、じゃなくてッ」

 真っ直ぐすぎる好意。特に微笑んでいるわけでも、美形顔というわけでもない。浩一の顔の造形は男性平均の少し上程度だからだ。
 だけれど、好意の篭もった言葉。しかも真っ直ぐすぎるそれを正面から聞き、イレンは少しだけ顔を背け、それでも、と思い直し。

「はい。そちらも気をつけて。実習、頑張ってくださいな」
「おぅ」

 そうして浩一は一人でダンジョンへと潜るための準備を行なうために売店へと歩いていく。
 ちなみに、浩一が金を借りないことを察した商人たちは舌打ちをしながらも笑顔で回復アイテムを買いにきた浩一に接していた。

(そういう素敵な根性も大好きだがな。守銭奴共ッ!!)

 当然、浩一は笑顔で値切りを敢行した。



 ダンジョンの構造は週に一度更新が行われる。ちなみに週は七日で一週間、曜日は七曜を用いた大崩壊以前に日本と呼ばれた国の方式を採用している。これはアーリデイズの人工知能群の基礎情報に日本のものが多かったことから自然と執られたものだ。
 ダンジョンは当然、壁や階段の配置、出現モンスターの配置を変えるために半日から一日程度閉鎖される。
 変換後の構造はイベントの重要地点以外はランダムのため、前日までのマップデータは役に立たなくなる。そのためマッピングは潜るたびに行わなくてはならない。また、夜間や朝方、誰も潜っていないエリアなどでは小規模な改装を常に行っているため、この大規模改装がなくても以前のマップはあまり役に立たないことが多い。
 大規模改装の時間帯でも潜っている学生もいるが、彼らは巻き込まれない様にダンジョンの階段脇にある安全地帯に逃げ込むように事前通達されている。PADにも警告が出る。それでも気づかない馬鹿学生のためにダンジョン全体が赤色に光るようになってもいる。それでも巻き込まれた人間は運がない以前に生きる価値がないと判断されていた。
 そうして、先日と多少なりと構造を変えたアリアスレウズの十一階層にて浩一は新たに手に入れた毒刀、雲霞緑青を振るっていた。
 毒刀の効果は凄まじく、出会い、切り結んだコボルトやオーク、ホブゴブリンは一度斬り付けただけで動かなくなった。
 光に変わらなかったことから死んだわけではない。それはわかる。だが、死んだも同然だった。
 浩一のすることは簡単だ。そのまま刀を突き刺し、止めを刺すだけ。ただの作業だった。

「これは、危険だな」

 毒刀を見ながら呟く。これは、刀の力だ。浩一の技量ではない。複雑な気分ながらもいつも以上に力に余裕がある。普段ならここで戦闘の疲れをとるために休憩するぐらいだ。だが、そんな気分ではないし、疲れ自体がない。戦闘であまり動いていないからだ。敵の懐に潜り込み、斬り付けて止めを刺す。それだけ。

(ドイルめ。何が目的で俺にこんなものを)

 実戦なら命を失わないために扱える。が、これでは刀の実力に己の力がついていかない。つまり。

(俺の鍛錬にならない。つまりは趣味じゃないってことだが。まぁ、いいさ。今日は一人だしな)

 むしろ一人で良かったと浩一は雪を思い出す。彼女がいれば戦闘はもっと楽になる。特殊な能力のある刀と魔法使いの援護。両方が揃ってしまっては自分は楽をしすぎてしまう。一切鍛錬にならない。
 だから今日は、目的の二十階層に辿り着いたら即座に帰還しよう。浩一は一人心中で頷いた。



  雲霞緑青が昏い光を放ちながら抜き放たれた。二十階層、以前と同じ階層で以前と同じ敵、ミノタウロスと切り結んだ浩一。飛燕で何度斬り付けても倒れなかった牛頭の亜人は、数度斬り結んだだけで年月を感じさせる複合材製の床へと身体を崩していた。

「危険だ。やっぱり」

 ミノタウロスはぴくりとも動かない。神経毒は確実に四肢の機能を破壊していた。緑青系列の刀を軍人ですら愛用しているのは当然だった。この刀なら、刀の力を使うだけで本来倒せないはずのモンスターすら倒すことができるはずだ。
 それは道具を扱う軍人という点でなら正解だが、浩一のような、身体を強化できず、鍛錬のみで強さを向上していく人間に許される考え方ではない。浩一はドイルが貸してくれたこの力が今の自分を損なうものだとこの時点で確信できた。

(この、ためか。俺の技能が向上した時に慢心しないように、貸してくれたのか? それとも、単純にもっと深い階層に行けという事なのか?)

 思考しながら浩一はミノタウロスに止めを刺した。ドイルの意図はわからない。だが、浩一の中では雲霞緑青を使うことは以後の実習では許されないと確信できていた。
 ドイルの思惑も。今の状況から考えれば、深い階層へはまだまだ道のりは遠く。そうした理由から、ドイルの好意は自身の推測の前者だと判断できた。

(しかし、これじゃ鍛錬にはならない、か)

 浩一は未熟な己のうちにこの刀に会えたことを感謝すると、今日の探索は切り上げることにする。
 腕前が上がってから手に持ったら似非最強と愚かにも称していたかもしれないぐらいに魅力的な刀を鞘に収めると、未熟な内に出会えたことをドイルに感謝しておく。そうしてからPADを取り出し、そういえばと考えが浮かぶ。金がないのだった。

(もう少しこの階層で稼いでから戻るか)

 雪が帰ってくるのがいつごろになるかわからない今は、できるだけ生活費を稼いでおく必要があった。思えばもう直ぐ光熱費や水道代にPADの通信料金も払わなければならなかった。
 しかし、一人という不安がある。この階層程度なら複数匹との戦闘でも深い傷は負わないだろう。以前のような大蛇と狐鬼の二グループが襲ってくるという事態でもこの刀があればなんとかできる。それでも何かあった場合。浩一だけだと対処が難しいだろう。
 また、下の階層へ行かないのは雪への配慮だ。少なくともパートナーに無断で下の階層にいくのは浩一自身の気分が悪い。また、自身の知らない領域に軽々しく足を突っ込むほど愚かにはなれない。

 その選択は今後の生活を考えるならば妥当だ。しかし、今の浩一を考えると最良ではなかった。否、つまりは――――――。

 浩一は現在の自分の執り得る中で必要な選択をしたと確信していた。この階層程度、雲霞緑青さえあれば無傷で斬り抜けられると確信していた。そして今後の生活のためにも生活費は稼ぐべきだとも。
 しかし、それは傲慢。無自覚の慢心。自分で思考し決着をつけていたはずだった。雲霞緑青は。自分に過ぎた品だと、腕前を勘違いするものだと。自分にはもったいないぐらいの刀だと。だから、つまり、浩一は気づかない。気づけない。賢しらに自身を把握させようとした結果。慢心を生み出してしまう。剣士の直感に頼ればよかったものに理屈をつけてしまう。つけてしまえは後はそれを自制させようという思考が働き、自制したと勘違いした思考は欲とつながってしまう。
 欲は、自制の方向を簡単に捻じ曲げる。浩一の剣士としての本能の答えを軽く捻じ曲げる。
 全ての前提は雲霞緑青。それがあればこそ。逆に考えればこの刀がなければ浩一の実力程度では通用しないのだと。自身の頭でさえも納得できたはずだった。

(金は必要、か。まったく、もう少し楽に暮らせればいいもんだが。いや、出資してくれる人間がいないんならこんなものか……)

 毒刀の柄を苦笑しながら浩一は撫でる。この刀は悪いものではない。もう少し付き合ってくれよ、と浩一は柄をやさしく撫でる。
 道具の良さを引き出せるのは所有者であり、この優秀な道具に性能外まで求めてはならない。あくまでも振るう人間は浩一だからだ。そして、浩一はこの刀の本質を見抜いていた。これはあくまで、敵を殺すための刀だと。

「いい子だ」

 雲霞緑青は多くの軍人や学生に愛用されている刀。大多数が愛用している刀。
 しかし、大多数の扱う武器は、少数派には使わることがない。しかし、少数派というのはこの都市では一体どういった人物なのか。どうして彼らは扱わないのか。
 その理由を浩一は知らされることになる。
 浩一にとって必要な行為は最良ではなかった。浩一にとっての最良とは。最善とは。行わなければならなかったこととは。
 決まっていた。自分の実力を愚かにも思い出しておいたのなら即座にこの階層から立ち去るべきだったのだ。自分で実力を勘違いする刀だと。石ころにメッキを施すようなものだと確信できていたはずだった。この時代の武器は、折れず曲がらず砕けない、そういうように作られている。そう大多数も浩一も確信している。
 しかし、その前提、折れないはずの剣が折れ、曲がらないはずの槍が曲がり、砕けないはずの盾が砕ける。それを少数派は理解している。既知している。
 少数派がなぜ、そんな便利な品を使わないのか。その理由が明らかになる。
 浩一が必要な判断だと思っていたもの。

 それは最悪最低の愚の骨頂、死への一本道だった。


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