アンケートものの作為性
あたしが使っているドコモの携帯であるが、プレミアアンケートなるものがある。アンケートに答えるとちょびっとだけポイントがもらえるのでヒマつぶしに回答しているのだが。
今回のお題は節電。で、アンケート項目の中で、「以下のうち、やってみようと思う節電はどれじゃ?」という質問があった。選択肢はほんの数個であり、どれもつまらんものばかりで、やる気はさらさらない。したがって、選択なしで次の質問に進もうとすると、「1個もえらんどりゃせんがや、このアホ!」と表示が出て、差し戻しになってしまい、泣く泣く不本意なものを選ぶこと数度。
しかし、これが集計されると、全体の何%がこういうことを考えているんですよ~、ってな記事になってしまうのだ。いろんなアンケート記事は、どんな質問がどんな形態でされたかを見た上で、結果を精査しなければならんのだなぁと実感した。
そういえば、今朝、NHKのまちかど情報局かなんかで、犬の下に敷いておくと体温が下がるというアルミシートがあるそうで、座った直後と座って30分後のサーモグラフィが表示され、ほら、こんなに体温下がるんですよってな紹介がされておった。アホな愛犬家は一本釣りなんだろうなぁ。だって、30分おりこうに座っていたら、体温も下がろう。本来であれば、シートを使用した時の30分後、使用しない時の30分後を比較して検討しなければなるまい。ここらへん、視聴者をだましている。いや、このシートの性能は比較検討できないので、だましているわけではないか。しかし、この提示方法だとアルミシートの性能を正しく比較できないと考えられないNHKの担当者の理系的センスのなさを情けなく思う。
最近のコメント