2011年 7月行事
御霊神社の夏祭り
- 2011-7-14 宵宮祭(17:00 ~ 21:00 までお神楽奉納)
- 2011-7-15 奉幣祭、南堀江 行宮祭(17:00 ~ 21:00 までお神楽奉納)
2011-7-14 宵宮祭
江戸堀猿田彦講、西船場獅子講、靭太鼓講の六百名を超える行列が氏子区域中心に練り歩きます。
2011-7-15 奉幣祭、南堀江 行宮祭
船渡御
15:00~宮入17:00ごろ
鎌倉権五郎景政公
夏大祭の武者行列の様子
淀屋橋を出発する船渡御
150 年ぶりの復活!
御霊神社夏大祭・船渡御
御霊神社は、商人の町・北船場の中心にありながら、ご祭神のなかに武士の守り神である鎌倉権五郎景政公をも祭祀しています。御霊神社という名前は鎌倉権五郎の「ゴロウ」という音に、力強く荒ぶる御魂を示す「御霊」の文字を宛てたとも伝えられます。
そのため古くから商人のみならず武士の尊崇が厚く、豊臣政権の時代には多くの名のある武将が戦勝祈願に参詣しました。勝利の礼に、太刀や甲冑を奉納する武将もあり、戦災で失われるまでは少なからぬ数の鎧が残されておりました。
徳川時代に入って、天下の台所と呼ばれるほどの発展を示した大坂ですが、その賑わいは商人だけでなく諸藩の蔵屋敷に詰める武士たちの力もあって作り出されたものです。そのため、境内は町人のみならず多くの武士で賑わったと言います。弓道の技業を披露する御弓神事など武道の奉納も盛んに行われました。縁日には、長大な刀を抜いてみせる居合の大道芸もあって、人を集めたそうです。
なかでも夏祭りには甲冑武者を中心とした五百人の行列が出て、堂々たる威容を示しました。一行は、淀屋橋南詰めから二十艘の船に乗りこんで、南堀江の行宮まで渡ります。その盛大な行列は、大坂の夏の風物詩のひとつとされました。船渡御は、天満宮のみと思われていますが、ここ御霊神社でも安永九年(1780)から明治維新による中断まで、90年近く続いたご神事でした。
御弓神事は、現在も大阪ガス弓道部の皆様方に引き継がれ、連綿と続いておりますが、船渡御は明治に入って途絶え、武者行列もまた平成七年の阪神大震災の年を最後に途絶えたままです。
船場武者講を引き継ぐ私たちは、なんとかこの伝統行事を復活させたいと願い、関係者の皆様方に働きかけて参りました。お蔭を持ちまして、大阪城甲冑隊の皆様を始め多くの方々のご協力を賜り、いにしえの規模には及びませんが、本年の夏祭りに行列と船渡御を復活できる運びとなりました。
船渡御コース 案内
予想時刻表
- 15:00 御霊神社
- 15:40 淀屋橋港
- 15:50 中之島剣先
- 16:00 大江橋
- 16:20 中央卸売市場前
- 16:30 御霊神社堀江行宮前
- 16:45 湊町リバープレイス
- 17:00 日本橋
- 17:15 マイドーム大阪前
- 17:30 淀屋橋港
奉納イベント
(儀式殿、先着200名・無料)
◆日本舞踊 18:30~19:30
山村若照佳
浪華・華の会による日本舞踏
◆落語会 19:30~
桂文華
上方落語家
◆インド古典舞踊 20:00~
花の宮 祐三子
創作神聖舞踏