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新子宮頸がんワクチン:接種補助での使用了承

 厚生労働省の予防接種部会は8日、子宮頸(けい)がんや性感染症の尖圭(せんけい)コンジローマなどの予防効果が期待でき、今月1日に国内で製造販売承認されたMSD社(東京都千代田区)のワクチン「ガーダシル」について、国が実施している子宮頸がんワクチンなどの接種補助事業で使用することを了承した。

 これまで、国内では子宮頸がんワクチンは英グラクソ・スミスクライン社の「サーバリックス」しか承認されておらず、選択肢が増える。厚労省はMSD社に十分な供給量が確保できるかなどを確認した上で、早ければ9月の導入を目指す。

 また同部会は、現在は任意接種の子宮頸がん、水痘、おたふく風邪、B型肝炎、ヒブ、肺炎球菌(小児、成人)の各ワクチンについて「医学的、科学的な観点からみると、接種を促進していくことが望ましい」とまとめた。

毎日新聞 2011年7月9日 東京朝刊

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