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【芸能・社会】

上川「誠心誠意演じたい」 ミステリー小説「火車」テレ朝系でドラマ化

2011年7月15日 紙面から

 人気作家、宮部みゆき氏のミステリー小説「火車」がテレビ朝日系でスペシャルドラマ化されることが14日、分かった。主演は俳優の上川隆也(46)。人気モデルで女優の佐々木希(23)、「相棒」シリーズの寺脇康文(49)ら、名作にふさわしい豪華キャストが集結する。

 「火車」はバブル崩壊直後の1992年を舞台に、消費者金融やカード破産など深刻な社会問題を盛り込んだ奥深い人間ドラマ。93年には山本周五郎賞を受賞。08年の「このミステリーがすごい!」誌でも過去20年間の中で“ベスト・オブ・ベスト”に選ばれ、総発行部数は数百万部に達する。

 上川が演じるのは失踪した女を追う休職中の刑事・本間俊介。同局系のドラマ「遺留捜査」で異色の刑事を演じて好評を博した上川が、今回は刑事の仕事に苦悩しながらも、事件を追いながら“刑事の顔”を取り戻していく主人公を熱演する。

 上川は「何と緻密で、何と面白く、そして何とも哀しい物語。脚本も原作も最後のページを閉じた時についたため息は、満足感とやり切れなさの入り交じった、しかし心地良いものでした。この思いを胸に、誠心誠意演じたい」と意気込む。

 「洋服や髪形が現代とは大きく違うことに衝撃を受けた」という佐々木は、謎の美女・新城喬子役。本格的なミステリードラマは今回が初挑戦。美しさの中にすさまじい“生”への執念をにじませる女を体当たりで演じ、これまでのピュアなイメージとは異なる“新境地”をみせる。

 主人公のよき理解者である刑事・碇貞夫役の寺脇は「上川さんとガッツリ共演するのは初めて。ドラマの良いカンフル剤になれれば」と話している。放送日は未定(今年度中)。

 

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