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【サッカー】

メッシ本領、2アシストで勝利貢献 アルゼンチン、準々決勝進出

2011年7月13日 紙面から

◇南米選手権

 【コルドバ(アルゼンチン)工藤拓】南米選手権第10日は11日、当地で1次リーグA組最終戦の1試合を行い、開催国・アルゼンチンがFWアグエロ(アトレチコ・マドリード)の2ゴールなどで3−0とコスタリカを圧倒した。アルゼンチンは1勝2分け(勝ち点5)で、コロンビアに続く同組2位で8強による決勝トーナメント進出を決めた。

 アルゼンチンは前半終了間際に、MFガゴ(レアル・マドリード)のミドルシュートを相手GKがはじいたところにアグエロが詰めて先制。後半には、エースFWメッシ(バルセロナ)の好アシストからアグエロとMFディマリア(レアル・マドリード)が加点した。

 開催国が3戦目にして輝きを見せ、8強入りを果たした。原動力となったのは調子が上がらず、戦犯扱いされてきたメッシ。ドロー以下だと同国にとって史上初となる1次リーグ敗退の危機にさらされるところだったが、2アシストでマン・オブ・ザ・マッチに選出される活躍を見せ、チームをよみがえらせた。

 まずは1−0で折り返して迎えた後半8分、相手DFラインの手前でパスを受けると、フリーで待ち受けるアグエロに素早くつなぎ、追加点をアシスト。同19分にはゴール前に上がったディマリアに絶妙なスルーパスを通し、ダメ押しの3点目を生み出した。地元サポーターはやっと訪れた快勝劇に大喜び。スタンドではユニホームの色を表す水色と白の紙吹雪がいつまでも舞った。

 「メッシ、俺たちは君を信じている」と書かれた大きな横断幕が登場したこの日。エースはようやく本領を発揮し、期待に応えた。

 試合後、珍しく自らすすんでマイクを握った背番号10は「サポートしてくれた人々に感謝の言葉を贈りたい。チームの状況(が良くなかったこと)もあり、これまでは今日のような愛情を感じることができなかった。今から新たな大会が始まった。僕らは誰よりも強くアルゼンチンの成功を願っている」と感謝の言葉を述べた。吹っ切れたメッシがいよいよ大会の主役に躍り出る。

 

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