ランニング中、ケネディ(左)のジョークにずっこけポーズの小川=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで
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名古屋グランパスのFWジョシュア・ケネディ(28)が2年連続得点王に向け量産態勢に入る。13日の鹿島戦(豊田ス)で今季7点目を挙げ現在7得点で4位タイ。攻撃の連係面の充実を感じるストライカーは14日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで約1時間練習し、4位に浮上したチームとともに「もっと良くなるよ」とダブルタイトルを視界にとらえ、17日の山形戦(NDスタ)に向かう。
蒸し暑い真っ昼間でも、快勝の後のトレーニングは底抜けに明るい。4試合ぶりのゴールで2−1の逆転勝利を呼んだケネディがランニング中に、得意のジョークで和ませると、隣で小川がオーバーにずっこけて見せる。10試合無敗で4位に上がり、チームのムードはますます高まってきた。
鹿島戦でケネディは、同点ヘッドを決めただけでなく、決勝点に絡むなど幅広い動きで貢献。「前でキープしてくれるし、すごくやりやすかった」(磯村)というポストプレーヤーの手本を示すようにチームを引っ張った。上り調子の理由をケネディが語る。
「コンディションが上がってきた。でも何より、うまくコミュニケーションが取れているからだと思う」
CKから決めた同点ゴールの場面も、その1つ。開幕当初のグランパスは、CKでゴール手前に緩いボールを送り、味方が頭でワンクッションさせて狙うパターンにこだわってきた。しかしケネディは、キッカー役の小川や藤本と話し合い、高さを生かすためには速いボールの方が有効という意見で一致。「こうやって、小川が速いボールを入れてくれたからね」と身振りを入れながら、振り返る残像は、ゴール量産に向けたプラス材料にもなった。
昨年、得点王を分け合った磐田のFW前田らともに得点ランク4位。現在9得点でトップのアドリアーノはすでに中東へ移籍。8得点の同僚・玉田らと争う得点王レースも白熱してきた。
1試合で体重が3キロほど落ちるケネディは、真夏の体調管理に「食う、寝る、マッサージだね」。練習後には約1時間、入念に体をほぐして、山形戦へ動き出した。 (木本邦彦)
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