佑も球宴　巨人沢村とともに「最後の１人」に

　プラスワン枠で初のオールスター出場を決めた日本ハムの斎藤はこの日、「驚きはあるが、感謝とうれしい気持ちでいっぱい。１年目なので先輩方を見て、全ての面で勉強したい」と喜びを語った。

　ルーキーイヤーの今季、デビューから２連勝と順調なスタートを切った斎藤は５月初旬に左脇腹を故障。約２カ月間戦列を離れたが、ファンの支持で最後の１人に滑り込んだ。２勝２敗、防御率３・７２での選出にも「（複雑な気持ちは）ありますが、出てほしいと思ってくれている方がいるのも事実」とキッパリ。「オールスターは小さいころからの憧れ。プロフェッショナルが集まる歴史のある舞台なので、それに恥じないプレーをしたい」と力を込めた。

　Ｋスタ宮城で行われる第３戦での登板も内定し「どこで投げてもファンに対しての気持ちは変わらないが、（東日本大震災の）被災者の方も見に来ていただけると思うし、１００％の力で投げる」と斎藤。感謝の気持ちを胸に、杜（もり）の都で球宴デビューを果たす。

　　（臼杵秀之）