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【プロ野球】

ダル 12勝 昨季勝ち星にもう並んだ

2011年7月14日 紙面から

オリックス−日本ハム 4回裏2死、斉藤を遊ゴロに打ち取り、指さすダルビッシュ。8イニングを1失点に抑え、12勝目を挙げた=京セラドーム大阪で(岡本沙樹撮影)

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◆日本ハム4−1オリックス

 トレードマークの雄たけびは一度もなし。笑顔を交え、悠々と勝利を手にした。日本ハムのダルビッシュが8イニング1失点で両リーグトップの12勝目(2敗)。最速154キロの直球を軸に5安打7奪三振。1人で貯金10の荒稼ぎで、球宴前に早くも昨季の勝ち数に並んだ。

 「勝ってはいるけど、嫌な打たれ方をしていて他のチームより気疲れする」というオリックス相手に盤石の投球を見せた。先制点こそ許したものの、時折横手から投げたり、ボールを持つ時間を変えたりとフォームも変幻自在。交流戦終盤から不調を訴えていたが「体の調子も良くなって、今年一番良かったころに近づいてきた」と絶好調宣言も飛び出した。

 昨季はリーグ1位の防御率1・78をマークしながら、白星は12にとどまった。それが今季は登板14試合であっという間の12勝。ダルビッシュは「あまりにも運が良すぎて、怖いので気にしないようにしている」。梨田監督も「去年は本当に運が悪かったけど今年はちょっとずつ援護できている」と満足顔の大活躍だ。

 これで交流戦明けから負けなしの4連勝。暑さでコンディション調整が難しくなる中、天才右腕が心掛けているのは食事量の維持だ。鍛え上げた筋肉をキープするため1日6〜7食の“荒行”を続ける。どこまでもストイックなエースの奮闘でソフトバンクに1ゲーム差。首位追撃へ、これ以上頼もしい存在はない。 (臼杵秀之)

 

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