昨日紹介した「けん引充電」の補足を。これから一般的になるかもしれないので、知識として持っていたらいいと思う。まず道交法的に電欠になったリーフをけん引出来るか? という点だけれど、これは問題なし。ただし「けん引」のルールを守らなければならない。忘れている人のために紹介しておきます。
まず全長は引っ張る車両の先頭から引っ張られる車両の後端まで25m。さらに車両と車両の間隔は5mまでと定められている。市販のけん引ロープは全てこの規則に則っており問題なし(伸縮式になっているタイプなら運転も容易。なるべく太いモノを選ぶ)。またロープの途中に白い布を付けなければならない。
けん引速度は「引っ張る車両が引っ張られる車両の3倍以上の重さ」があれば40km/h。それ以下だと30km/hに定められている。原付の速度と同じだと思えばよろしい。昨日私が書いた50km/hは海外でのケース。日本では「安全のためにも低い速度で」と紹介させていただいた。行間を読んで下さい。
リーフに乗って遠くへ行きたいさんは、おそらく気分的に40〜50km/hだったんだろう。確かにけん引されていると速く感じます。きっと30km/hを守っていたハズ。ちなみに30km/hでもブレーキペダルに軽く足を載せてやれば回生量増える。これまた下り坂で少しブレーキ踏むのと同じこと。
けん引時のロープに張力を掛けるという意味からも悪くない方法だと思う。ただ自動車メーカーも実際に存在する長い坂以上のテストは行っていないかと。10km以上の区間をブレーキペダル踏みながらの回生充電は止めた方がいい。原付の巡航速度でペダルちょい踏みくらいでベスト回生充電か?
いずれにしろ近々テストコースでチェックしてみるつもり。ちなみにバッテリー残量がゼロになり、スタートボタンを押してもシステム立ち上がらない状況になったら何をしてもダメ。さくさくと救援を呼ぶしかありません。繰り返すが日産に問い合わせても「そんな使い方はするな。壊れても保証しない」と言われます。(国沢光宏)
2011年07月15日
けん引充電2
posted by polishfactory5 at 09:00| Comment(0)
| 電気自動車
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