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俺たちに翼はないんだ…って思ってたけど、それは自分だけに限ったことではなく、みんなそれぞれ悩みを抱えてるし、色々な可能性も持っていて、そんなことはなかったよって気付く話。だから、本当の物語はまだまだ続くけど、引きこもりヨージ君の多重人格問題に関しては一区切り。そして、実は、ヨージ君を見守っていた視聴者達も、ヨージ君の人格の一部―ISH(Inner Self Helper)だったんですよ、と。多重人格を引き起こしたルーツを探るために帰郷した前半は、怒濤の真相究明編。旦那の浮気でノイローゼに陥っていたヨージの母は、自分の息子を主人に見立て、同居していた弟の娘=小鳩を浮気相手の女と思い込み、虐待していた。小鳩を守るために、カルラと言う人格によって母親を刺してしまったヨージは、自分の罪の重さから自らに奈落の刑を処して引きこもり、小鳩を守るためのタカシという完璧超人人格を生み出した。だけど、タカシには欠陥があり、鷲介、隼人と言う人格が生まれた…。しかし、今や守られてるだけではない大鳩(笑)へと成長した小鳩は、そんなヨージの全てを受入れて、奈落から救い出す。世界が平和でありますように。奈落からの解放シーンは、ちょっと感動させられてしまったよ。こうして帰還を果たしたヨージは、全ての人格と統合・共生する道を選んだと。後半は、そんな自分の秘密をカミングアウトして回り、それぞれのヒロインに狙われる第1話の冒頭へと繋がる疑似ハーレムエンドへ。尺の都合上仕方ないんだろうけど、仮統合ぱね田とヒロインズのやり取りや、肝心のバラすシーンはちゃんと見たかったなあ。体は1人の人間だけど、それぞれ別の人格に惚れていて、統合ヨージ君を拐かそうとしてるのは、自分が惚れた人格を引っ張り出そうという打算的な目論見があるので、主人公が相手を一人に決められない優柔不断が原因のなんちゃってハーレムでは無く、ある意味本当のハーレムエンドかもしれないな。カルラ登場あたりから俄然面白くなったけど、やはり前半のお色気釣りと空回りギャグで損した感じ。真相を知ってから見直せば、色々と伏線の発見があって良いんだろうけどね。
ぬ
2011/06/23 00:58
原作はやってないのですが、なかなか面白かったです。五話での小鳩の事後っぽいシーンは、結局「誰」とナニしていたんでしょうか?よろしければお教えください。
ぬ
2011/06/23 01:04
すみません。五話の感想のコメント欄を読んで大体把握しました。別に事後ではなかったんですね(笑)ちょっと感想を読み違えました。
いよいよロケット花火の打ち上げを翌日に控えたところで、過去のトラウマと向かい合うため、あの日の再現をする。最終回目前で、めんまが成仏するかどうかと言うところなんですが、肝心のじんたんは、ここにきて、めんまに消えて欲しくない、ずっとここにいろと言ってしまい、立ち止まっている。それ故に、今回は完全に、ゆきあつ、あなる、つるこ3人の失恋ドラマ仕立てになっていました。本来なら力を入れてみせるべき、じんたんのやり直し告白シーンを飛ばしたことからしても、意図は明確。ゆきあつの変態的行動に関しては今さらなのでともかく、あなるとつるこの機微の表現が素晴らしかった。流されやすく態度に表れやすいあなると、クールを装って達観しているつるこでは、確かに表面上は真逆だけど、実らないとわかっていても、想いに一途で譲らない部分では似たもの同士なんだなあと。嫉妬と独占欲でゆきあつの女装癖暴露しちゃったり、失恋で髪を切ったりと、ベタベタなつるこさんの株が爆上げ。じんたんがめんまを独占してるのが気に入らなくて、成仏させようと必死で見苦しいゆきあつとは雲泥の差だ(笑)。それにしても、女の子3人いるのに、男の方の気持ちは、みんなめんまにしか向いて無さそうなのがなんともはや。ぽっぽは、どうやら昔は見てるだけで何も出来なかったことを後悔し続けてるようで。そして、じんたんの葛藤むなしく打ち上がる花火。だけど、めんまは消えてなかった…。ゆきあつとつるこが覚えてた、めんま呼び出しの理由が判明してない時点で、この結果は予定調和だけどね。じんたんに隠してみんなを集めようとしてたんだから、やっぱりめんまのお願い=じんたん母の願いなのかなあ?あと、生まれ変わりの話で、タイトルの核心に迫りそうなヒントがようやく掲示されたけど、またミスリードのような気もする。次回最終回、予告ではめんまですら暗い表情に沈んでますが、笑顔で終われるだろうか?