政治【震災復興特別委】首相、陳謝連発も相変わらず傲慢答弁。ストレステストに耐えきれなくなった海江田氏は…+(1/2ページ)(2011.7.13 00:11

  • [PR]

[政治]ニュース トピック:菅内閣

  • メッセ
  • 印刷

【震災復興特別委】
首相、陳謝連発も相変わらず傲慢答弁。ストレステストに耐えきれなくなった海江田氏は…

2011.7.13 00:11 (1/2ページ)
答弁に立とうとしたものの、細野豪志原発担当相(左)に遮られてしまった海江田万里経済産業相(中央)。菅直人首相(右)の思いつきに振り回される海江田氏のストレスはたまる一方だ=12日、衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)

クリックして拡大する

答弁に立とうとしたものの、細野豪志原発担当相(左)に遮られてしまった海江田万里経済産業相(中央)。菅直人首相(右)の思いつきに振り回される海江田氏のストレスはたまる一方だ=12日、衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)

 菅直人首相が12日の国会審議で、原子力発電所へのストレステスト(耐性検査)導入をめぐる政府内の迷走に関して「おわび」を連発した。反省を印象づけることで野党の追及をかわすとともに、原発立地自治体の理解を得ようという思惑だが、反省直後に自らの正当性を力説するなど持ち前の傲慢さは相変わらず。首相の“ストレステスト”に耐え続けてきた海江田万里経済産業相が、公然と首相を皮肉る一幕もあった。

 「私の不十分さや指示の遅れがあり、混乱を招いたことは申し訳ない」

 12日の衆院東日本大震災復興特別委員会。首相はストレステスト導入で閣内不一致を招いたことを陳謝した。原発再稼働をめぐる海江田氏との意見対立も「議論のプロセスの中で(対立が)あったことは率直に反省したい」と認めた。

 首相は同日付のブログでも「首相という立場を意識し過ぎて、個人的な思いを伝え切れていないことを反省している」と釈明。

 ただ、低姿勢を繰り返しても、その直後に「言い訳」が口をつく。特別委では、11日にまとめた原発の安全性の関する政府の統一見解に関し「結果として国民的な納得をいただける可能性の高い形で物事を進められる。決して思いつきではない」と胸を張った。

 首相は原発国有化の検討も示唆した。フランスやロシアで国有企業が原発事業を運営していることが念頭にあるようだが、唐突感は否めない。

このニュースの写真

答弁に立とうとしたものの、細野豪志原発担当相(左)に遮られてしまった海江田万里経済産業相(中央)。菅直人首相(右)の思いつきに振り回される海江田氏のストレスはたまる一方だ=12日、衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital